米ライブ・エンターテインメント大手のLive Nationが、15カ国・4万人を対象にした大規模調査「Living for Live」レポートを発表し、ライブ音楽が世界で最も人気のあるエンターテインメントであることが分かった。スポーツや映画、さらにはセックスをも上回る結果で、ライブ体験が人々のアイデンティティや経済にまで影響を与えている実態が浮き彫りになった。


■「一生ひとつだけ選ぶなら音楽ライブ」世界の4割が回答

調査では、39%の人が「人生でひとつだけエンタメを選ぶならライブ音楽」と回答。映画やスポーツを押さえトップに立った。さらに極端な選択肢では、70%が”セックスより推しのライブを観たい”と答えている。

Live Nationのラッセル・ウォラック(グローバル・メディア&スポンサーシップ部門プレジデント)はこう述べる。

「ライブ音楽は単に成長しているだけでなく、経済を動かし、ブランドを変え、文化をリアルタイムで形作っている。ファンがライブを世界のエンタメの中心に押し上げた」

■ライブは「自分を示す場所」

85%が「音楽は自分を定義する」と答え、84%が「ライブ体験は人生を最も豊かにする」と回答。
コンサートで着る服や、SNSでシェアする写真・動画が、いまや自己表現の一部になっている。

■”人生の節目”としてライブを記念

ライブは特別な記憶として残される傾向も強い。

75%がライブに合わせて早めにスケジュールを調整

4人に1人がライブの思い出としてタトゥーを入れた経験あり

約8割が「ライブが家族の絆を深める」と回答

■国境を越えて広がるファンダム

2024年、ファンはライブのために累計400億マイル移動。これは月まで8万3千往復する距離に相当する。
さらに、

世界の71%が「母語以外のアーティスト」を聴いている

84%が「ライブ音楽は国境を越えて人々をつなぐ」と回答

音楽が世界的な共通言語になっていることがうかがえる。

■ライブが地域経済を押し上げる

毎年約6割のファンが「ライブのために旅行する」と回答。
スタジアム公演やフェスが観光需要を喚起し、ホテル・飲食業・小売など地域経済に波及効果をもたらしている。

■”モノより体験”の時代に

デジタル疲れが広がるなか、

93%が「リアルな体験のためにライブへ行く」

80%が「モノより体験にお金を使いたい」

と回答。

コンサートは依然として”最も感情を共有できる場”として強い存在感を放っている。

■ライブ音楽は「社会インフラ」に

レポートは、ライブ音楽が文化・経済・コミュニティの中心的存在へと進化していると指摘する。ウォラックは「次の10年の文化はライブの現場から生まれる」と語る。

調査結果の詳細はlivingforlive.comで公開されている。

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