ザ・クロマニヨンズが、2025年11月20日(木)神奈川県CLUB CITTA'にて、全国ツアー「ザ・クロマニヨンズ ツアー JAMBO JAPAN 2025-2026」の神奈川公演を開催。疾風怒濤のロックン・ロールを大炸裂させて、集まったオーディエンスと共に最高の瞬間を分かち合った。


【画像】ザ・クロマニヨンズ、ライブ写真(全6枚)

10月29日に発売された18枚目のオリジナル・アルバム『JAMBO JAPAN』を引っ提げて11月13日(木)の鹿児島県・鹿児島CAPARVO HALLを皮切りにスタートしたツアーは、この日で4公演目となる。開場時間にはCLUB CITTA'の前にものすごい人だかりの入場列ができていた。ルールを守ってきっちり整列している人々の姿は、ライブでの爆発を前にした、嵐の前の静けさといった感じだ。

開演前、スタッフによる「ここ神奈川にロックンロールの爪痕を残すべく、俺たちの爆音戦士、ザ・クロマニヨンズがやってきたぜ!」との前口上に沸き立つ大観衆。会場が暗転すると、真島昌利(Gt)、桐田勝治(Dr)、小林勝(Ba)、甲本ヒロト(Vo. Harp)の順にステージにメンバーが登場。ものすごい歓声で迎えられて、甲本の「オーライ!ロックンロール!」を合図にライブがスタートした。

ザ・クロマニヨンズ、ロックンロールの爪痕を刻んだCLUB CITTA'の夜

甲本ヒロト(Vo. Harp)(Photo by 柴田恵理)

ザ・クロマニヨンズのツアーはいつも、ニューアルバムの楽曲が中心になったセットリストで行われている。ニューアルバムをリリースして、新曲たちをライブで披露する。ファンはアルバムを買い、ライブにやってきてそれを体感する。当たり前のようで、今や希少なほど、ロックバンドの正しい活動を真っすぐやり続けているのが、ザ・クロマニヨンズだ。だからこそこの日も、甲本のハープが興奮に誘うド迫力のハードブルース「キャブレターにひとしずく」、重低音のキメが会場を震撼させる「グルグル」、〈這う 這う 這う 這う〉と古のブルースマンのごとく繰り返す「這う Part3」等、『JAMBO JAPAN』の収録曲が披露されると、合いの手を入れたり合唱が起こったりと、バンドとオーディエンスの息がピッタリだった。

ザ・クロマニヨンズ、ロックンロールの爪痕を刻んだCLUB CITTA'の夜

桐田勝治(Dr)(Photo by 柴田恵理)

「ありがとう! よく来てくれました。
最高の夜が始まったと思っています! 気分最高だぜ~! 誰が何と言おうと『JAMBO JAPAN』が素晴らしいアルバムだということは、ここにいるみんな、そして俺たちが一番感じているところです。最高に楽しいアルバムです!」と自画自賛する甲本の言葉に、フロアから完全同意の声援と拍手が返ってきた。

『JAMBO JAPAN』では、真島がザ・クロマニヨンズの作品で初めてのリード・ボーカルを2曲担当していることも話題となっている。そのうちの1曲「チャンバラ」が披露される前には、甲本が「マーシーが歌います!」と紹介して大歓声で沸き返り、ギターを弾きながら歌う真島の横で、甲本は楽しそうに踊りコーラスを取る姿も。新鮮さと共に、長年並んでステージに立っている2人の姿にグッと来たファンも多いはず。ライブ中、曲間で観客から「マーシー!!」と声援が飛ぶと、甲本が「マーシー、ここおるよ。ずっとここにおるよ。40 何年間ここにおるよ」と呟いて、「うぉ~!」と会場中が湧きかえる場面もあった。

ザ・クロマニヨンズ、ロックンロールの爪痕を刻んだCLUB CITTA'の夜

真島昌利(Gt)(Photo by 柴田恵理)

序盤で早くも甲本がTシャツを脱ぎ捨てるほど熱いライブは、小林のベースが牽引してパンキッシュに加速する「顔ネズミ」、桐田が叩くリズムに合わせて掛け声が飛んだ「フルスイング」といった、重低音と疾走感が心地良く体に響く。ミディアムテンポでストーンズタイプのルーズなロックンロールを聴かせる「シカト100万%」、〈腹へった!〉〈Oi Oi Oi!!〉とコール&レスポンスで一体となった「空腹と俺」(『劇映画 孤独のグルメ』主題歌)等、絶好調ぶりが伺えるバンドサウンドとそれに応えるオーディエンスが生み出すエネルギーで、さらに熱が上がって行った。

ザ・クロマニヨンズ、ロックンロールの爪痕を刻んだCLUB CITTA'の夜

小林勝(Ba)(Photo by 柴田恵理)

アルバム曲を中心に、それ以外の曲もところどころで披露された。真島が弾く水色のフェンダー・ストラトキャスターの鮮やかな音色が際立つ「グリセリン・クイーン」は軽やかな演奏。
一方、「暴動チャイル(BO CHILE)」では甲本の吹くハープの導入部から、バンドがジャングルビートで曲に突入して、轟音で圧倒するなど、音圧の押し引き、緩急をつけた構成で楽しませた。「エルビス」の間奏で、甲本が左を指さすと真島がステージ上手に、右を差すと小林がステージ下手に、それぞれ前に出て演奏したのは名シーンだった。

アンコールも含めた約1時間半ほどのライブ中、「エイトビート」も演奏された。甲本が拳を握り、腕を突き上げながら〈ただ生きる 生きてやる 呼吸をとめてなるものか〉と歌うと、ステージに向けて会場中から一斉に拳が上がり歌声が飛ぶ。これまで何度も観たはずの光景だが、この日はなんだかものすごく感動的で、思わずウルっときた。今しかない”最高な瞬間”が永遠に記憶に残るであろう、ザ・クロマニヨンズのライブを象徴する1曲だったと思う。ツアーは今後、年を跨いで約6カ月に渡り全56公演、2026年5月10日(日)の沖縄県ミュージックタウン音市場まで続いていく。

<ライブ情報>

全国ツアー「ザ・クロマニヨンズ ツアー JAMBO JAPAN 2025-2026」
11月13日(木)鹿児島県 鹿児島CAPARVO HALL
11月15日(土)熊本県 熊本B.9 V1
11月16日(日)福岡県 Zepp Fukuoka
11月20日(木) 神奈川県 CLUB CITTA'
11月23日(日・祝)秋田県 秋田Club SWINDLE
11月24日(月・振)青森県 青森Quarter
11月26日(水)北海道 小樽 GOLDSTONE
11月27日(木)北海道 旭川 CASINO DRIVE
12月03日(水)島根県 出雲APOLLO
12月05日(金)広島県 広島LIVE VANQUISH
12月06日(土)山口県 周南RISING HALL
12月08日(月)奈良県 奈良EVANS CASTLE HALL
12月09日(火)和歌山県 和歌山SHELTER
12月12日(金)山梨県 甲府CONVICTION
12月16日(火)東京都 Spotify O-EAST
12月18日(木)石川県 金沢EIGHT HALL
12月20日(土)長野県 長野CLUB JUNK BOX
12月21日(日)長野県 長野CLUB JUNK BOX
12月25日(木)大阪府 GORILLA HALL OSAKA
12月27日(土)岐阜県 岐阜club-G
12月28日(日)愛知県 ダイアモンドホール
1月09日(金)福島県 郡山 HIPSHOT JAPAN
1月10日(土)宮城県 仙台GIGS
1月13日(火)静岡県 Live House浜松 窓枠
1月17日(土)愛媛県 松山WstudioRED
1月18日(日)高知県 高知X-pt.
1月22日(木)茨城県 水戸LIGHT HOUSE
1月28日(水)千葉県 千葉市民会館 大ホール
2月01日(日)群馬県 昌賢学園まえばしホール(前橋市民会館) 大ホール
2月07日(土)三重県 シンフォニアテクノロジー響ホール伊勢
2月08日(日)愛知県 岡谷鋼機名古屋公会堂 大ホール
2月14日(土)埼玉県 さいたま市文化センター 大ホール
2月15日(日)栃木県 栃木県教育会館
2月21日(土)大分県 中津文化会館 大ホール
2月23日(月・祝)宮崎県 都城市総合文化ホール 大ホール
3月01日(日)静岡県 静岡市清水文化会館マリナート 大ホール
3月07日(土)徳島県 あわぎんホール 徳島県郷土文化会館
3月08日(日)香川県 丸亀市綾歌総合文化会館アイレックス
3月10日(火)神奈川県 茅ヶ崎市民文化会館 大ホール
3月14日(土)富山県 高周波文化ホール(新湊中央文化会館)
3月15日(日)福井県 鯖江市文化センター
3月17日(火)東京都 LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)
3月20日(金・祝)岡山県 岡山芸術創造劇場 ハレノワ 大劇場
3月22日(日)鳥取県 鳥取市民会館 大ホール
3月27日(金)京都府 ロームシアター京都 メインホール
3月29日(日)兵庫県 神戸国際会館 こくさいホール
4月01日(水)東京都 府中の森芸術劇場 どりーむホール
4月04日(土)山形県 天童市市民文化会館
4月05日(日)岩手県 花巻市文化会館 大ホール
4月11日(土)佐賀県 佐賀市文化会館 中ホール
4月12日(日)長崎県 諫早文化会館 大ホール
4月18日(土)北海道 カナモトホール(札幌市民ホール)
4月24日(金)大阪府 フェスティバルホール
4月25日(土)滋賀県 大津市民会館 大ホール
4月29日(水・祝)新潟県 長岡市立劇場 大ホール
5月10日(日)沖縄県 ミュージックタウン音市場

ザ・クロマニヨンズ オフィシャルサイト http://www.cro-magnons.net
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