1975年8月25日の全米リリースから50周年を迎えたブルース・スプリングスティーン(Bruce Springsteen)の金字塔『明日なき暴走(Born To Run)』の50周年記念盤が、日本独自企画として2025年12月24日に発売されることが決まった。世界初のSACDハイブリッド化に加えて、ボーナス・ディスクには”Born To Run Tour”より、1975年12月12日にNY州ロングアイランド大学C.W.ポスト校で行われたフル・ライヴ・パフォーマンスを収録している。
この公演は「サンタが街にやってくる」がチャリティ・アルバム『In Harmony 2』および「My Hometown」のB面として商品化されたことでも知られ、マルチトラックで録音された高音質ライヴとして名高い。

当日のステージでは、発売直後の『明日なき暴走』から6曲を披露。ピアノ伴奏による「涙のサンダー・ロード」で始まり、「イッツ・マイ・ライフ」の初演、圧巻の「デトロイト・メドレー」や「Quarter to Three」へと続く、若きスプリングスティーンとEストリート・バンドの熱量あふれるパフォーマンスを体感できる。音源は24トラック・アナログ・マスターを最新技術”プランジェント・プロセス”でデジタル変換し、ジョン・アルトシラーが新たにミックスを担当。鮮度と明瞭さにおいて、かつてないレベルのサウンドで再現されている。
さらに、スプリングスティーンのライヴで過去5回しか演奏されていない超レアなカヴァー、シュレルズの「Sha-La-La」もアンコール音源として収録。この曲はBorn To Runツアーで4回披露され、1975年12月12日の公演以降、2019年まで44年間演奏されなかったという貴重なトラックだ。

パッケージでは、アイコニックなジャケットを初の7インチ紙ジャケット仕様で復刻。日本盤初版LPを踏襲した”上から被せる特殊帯”を再現し、さらにクラレンス・クレモンズに手を置くスプリングスティーンのジャケット開き絵柄のポスターを封入する。日本盤ブックレットには、五十嵐正氏の解説、ジョージ・カックル氏による米国サイドからの考察、エリック・フラニガン氏のライヴ盤解説、三浦久氏の「訳者ノート」、1975年のBORN TO RUN TOUR日程や主なセットリスト、ライヴMC訳などを収録する。

50周年イヤーである2025年の締めくくりに届けられる、この日本独自のアニバーサリー・パッケージは、世界中の”ボス”ファン垂涎のアイテムといえるだろう。

【日本独自の快挙】ブルース・スプリングスティーン『明日なき暴走』50周年記念盤が12/24リリース

7インチ紙ジャケット仕様

【日本独自の快挙】ブルース・スプリングスティーン『明日なき暴走』50周年記念盤が12/24リリース

ブルース・スプリングスティーン
『明日なき暴走(50周年記念ジャパン・エディション)』
2025年12月24日発売 税込価格:6,600円
完全生産限定盤/SACD-HYBRID+2CD (3枚組)/7インチ紙ジャケット仕様/高品質Blu-specCD2(Disc2&3)/解説・歌詞・対訳付

●日本独自企画3枚組7インチ紙ジャケット仕様(ここ日本のみ許諾された特別盤)
●世界初!『明日なき暴走』SACD-HYBRID化
●最強ライヴ! ボーナス・ディスクには1975年12月12日公演のフル・パフォーマンスを初正式リリース

◎特典:Born To Runポスター封入
◎全40P日本版ブックレット
■50年間ずっと愛し続けてきた、僕らにとってかけがえのない友人のような名盤――― 五十嵐正
■ブルー・カラーの世界に生きる若者の怒りをパワーに変えた名曲「Born To Run」――― ジョージ・カックル
■Post Dome, C.W. Post College Greenvale, NY 12/12/1975――― エリック・フラニガン
■訳者ノート~アメリカの夢を追い求める『明日なき暴走』―――三浦久
■1975 BORN TO RUN TOUR DATEと主なセットリスト
■英詩対訳
■ライヴMC部分訳
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