結成5周年を迎えたBillyrromは、昨年から海外での活動を広げている。今年3月に行った、台北でのワンマンライブ(キャパ500人)は即完。
さらに今年はソウル、廈門、バリでのフェスに出演し、そのたび大勢のオーディエンスをステージ前に集めた。台湾のバンド・Wendy Wander、マレーシア出身のシンガーソングライター・Nigel Tayらと、国境を越えたコラボレーション楽曲も発表し、現在SpotifyやYouTubeの海外リスナーの割合は3~4割を占めている。

SNSやストリーミングから世界的ヒットが生まれ、音楽業界内では会社間の壁を超えて連帯する動きが始まるなど、いよいよ2020年代は「J-POPの世界展開」が活発になってきた。そんな中で、実際に海外を行き来しているバンドマンにリアルな声を聞いたのが、このインタビューだ。

Billyrromは、11月5日に最新EP『Jupiter=』をリリースした。その中では、自分たちの気持ちに素直なまま、前進しようとする意志が歌われている。「迷ったとき、答えは昔の自分が知っている」というのは音楽に限らず何事においてもよくあることだが、今のBillyrromは結成当初よりも圧倒的な技術を身につけた上で、原点の心意気を取り戻している。つまり、今のBillyrromは最強だ。なお、取材は11月中旬に行ったが、Yuta Hara(DJ/MPC)は体調不良により欠席。どんどん寒くなり、風邪が流行する季節、どうかこれを読んでいるあなたもご自愛ください。

―この1年、Billyrromの海外での活躍が目覚ましいですよね。Rolling Stoneはグローバルメディアであり、なおかつ「J-POPの世界展開」というのは今重要なトピックだと思うので、Billyrromの世界に対する実感を率直に聞かせていただきたいなと思っています。
そもそもバンド名には「自分たちの音楽をさまざまな場所から発信していく”流動性”」という意味があって、結成当初から世界で自分たちの音楽を鳴らすことを視野に入れていたと思うんですけど、結成5周年を迎えた今、世界各地で音楽を届けられている手応えはありますか?

Leno(Key/Syn):初めて海外でライブをやったのは去年の台中で、当時は国内でやるのとは心持ちがまったく違ったんですけど、今はいい意味で「海外だから特別だよね」みたいな感覚がなくなりましたね。国内でライブ遠征に行くのと同じノリになってきたというか。海外だろうが日本だろうがやることは変わらないですし、海外でも奇をてらわずにできるようになってきました。俺らの音楽を「日本だけに届けたい」とも「海外だけに届けたい」とも考えてなくて、ただみんなに届けたいなと思っています。

Billyrromが語る、J-POPの海外進出のリアル キーワードは「ミクスチャー感」

(上段左から)Rin(Gt)、Taiseiwatabiki(Ba)、Shunsuke(Dr)(下段左から)Mol(Vo)、Leno(Key/Syn)、Yuta Hara(DJ/MPC)(Photo by Hayato Niiya)

―これまで音楽業界において「J-POPの世界展開」というと、「まずは日本で売れて、そのあとに世界へ出て勝負する」という順番が定石だったけど、ストリーミングとSNSが全盛期の2020年代に入ってからはそれが崩れ始めていて。実際に10~20代のアーティストと話していると「別にそんな順番でやらなくてもよくないですか」という感覚を持っていることを実感するんですよね。Billyrromも、そういった感覚を持っていますか?

Leno:そうですね。誰でも海外の音楽を聴ける状況になっているから、それに伴って、俺らも発信の仕方を考えていかなきゃいけないなとは常に思っています。

Taiseiwatabiki(Ba):台湾とかに行って思うのは――日本はマスの影響が強いのか、「今旬のアーティストをみんなが聴く」という傾向があると思うんですけど、台湾とかはその感じがあまりなくて。マジで各々違うものが好き、みたいな。だからこそ自分たちがポップスにコミットした曲じゃなくても届いているなって感じますね。アルバムのニッチな曲でもライブでやったらレスポンスがすごくて。
お客さんの顔を見ていたら、めっちゃ聴いてくれていることがわかるんですよね。

Rin(Gt):海外でライブをし始めたのも、自分たち的にはビジネス的な観点を持っていたわけではなくて。そもそもバンド名のマインドにもあるように、海外でライブをするのは自然なことだと自分たちでは思っていて。場所によってお客さんの反応は違うからこそ、自分たちがライブでやることは変わらないなって思います。自分たちの中に「フロム・ジャパン」というアイデンティティは絶対にあるし、だから「海外で広まってほしいから英語の曲を出そう」「海外でたくさんやっていきたいから海外に向けた曲を作ろう」みたいなマインドも特にないし。今後、英詞のほうが合うだろうなと思う曲があったら英詞をやるだろうけど、今は日本語が好きだから日本語でやっている。そういう意味で「自分たちのやっていくことは変わらない」っていうのが、今の俺らの精神性なのかなって思います。

Shunsuke(Dr):日本の中でも地域によって聴かれ方もライブの反応も違うし、アジアと言っても国や地域によって違うので、とりあえず好きなようにアウトプットして、聴いてくれる人がいるところに行くのが大事なのかなと思ってやってますね。

―最新EP『Jupiter=』は、前へ進んでいきたいという意志とどういうスタンスを大事にしたいのかが歌われている作品で、まさに「こうやったらウケる」とかではなく「自分たちがやりたいことを素直に表現する」というのは、そこでも言っていることだと思います。と言いつつも、自分たちのどういった要素が海外リスナーと親和性を生んでいるのか、何が自分たちの「フロム・ジャパン」的な個性になっているのか、見えているものはあったりしますか?

Taiseiwatabiki:日本の音楽は、歌というものに重きを置く文化だなっていうのは思います。あと聞くところによると、いわゆるミクスチャー感がウケるらしくて。俺らは意識してそうしているわけではなく、6人の好きな音楽が違うので自然とそうなっていて。
ディスコをポップスとして昇華するということもやってきて、それがアジアの人からしたら受け入れやすかったり、新鮮なものとして面白がってもらえたりするのかなと思います。

Mol(Vo):僕が勝手に思っている海外で聴かれている理由は、Billyrromの楽曲って、いわゆる日本らしいメロディを取っていることがあまりなくて。J-POPで聴いたことがないようなメロディに日本語が乗っているという構図が多いんですよ。そこが「ミクスチャー感」なのかなと。耳馴染みのいいものに新しいエッセンスを取り入れて「気づいたら新たなポップスになっている」ということにフォーカスしてやってきて、それが形になってきているのかなって思います。

Billyrromが語る、J-POPの海外進出のリアル キーワードは「ミクスチャー感」

2025年3月22日、台北THE WALL Live Houseにて『Billyrrom Oneman Tour 2025 ”WiND”』追加公演。初海外ワンマンライブ(Photo by Hayato Niiya)

中国本土・杭州でのライティングキャンプにて学んだこと

―「ディスコをポップスに昇華」という視点でいうと、日本のシティポップが好きなアジア人たちがBillyrromを聴いてくれている、という実感ですか? そういうことでもない?

Leno:シティポップという文脈で俺らが語られている印象はない気がする。

Taiseiwatabiki:ないですね。

Leno:シティポップファンにウケているイメージはない……ウケていてくれたら嬉しいんですけど。

Shunsuke:最初の頃は山下達郎さん、ブルーノ・マーズ、マイケル・ジャクソンとかを聴いていて、そこらへんの音楽を共有しながら作っていたからシティポップやR&Bの色が強かったんですけど、去年1stアルバム『WiND』を作ったくらいからは各々がどんどん違う音楽の方向性に行ったり、自分の色をアウトプットできるようになっていったりして。そこからだんだんミクスチャー感が強くなって、アジアの人にも聴かれるようになっていったのかなと思います。

―もともと日本は、いろんな文化を折衷して独自のものを作ることをやってきた国で、音楽においても雑多なミクスチャー感が日本発の音楽の個性になっているという見立てを私も持っているんですけど、それをBillyrromが立証してくれているのが面白いなと思います。
昨年12月には、中国・杭州にて、Molさん、Rinさん、Lenoさんで世界各国のミュージシャンが集まるソングライティングキャンプに参加してきたそうですけど、そこではどんな発見がありました?

Mol:アジア、アメリカ、イギリス、フランスとかからアーティストやプロデューサーが集まって、無作為にグループ分けして、ボックスから引いたクジで楽曲のテーマを決めてチームで1曲作る、というやり方で。僕らは「フレンドシップ」と書かれた紙を引いて、そこから「Ill be With You」を作っていったんですけど、一番面白い発見だったのは、その場で一緒のチームだった人たちが感覚的に作曲すること。頭で考える前に、感じたことを優先してまずは弾いてみる、みたいな。僕らにもその感覚はあるはずなんですけど、5年間やっていると、自然と除外されていく選択肢があったりもするなということを再認識するきっかけになりました。あとは具体的な違いでいうと、明らかに音数が少ないですよね。余計なことをしないというか。最小限で最大のパフォーマンスを発揮するというのは、日本と海外の音楽の一番大きな違いだなって僕は思いました。

Rin:すげえ自由だなっていう感じはありましたね。Nigel Tayはマレーシア出身なんですけど、めちゃくちゃハッピーでピースなんですよ。

―そういった海外での制作の経験が、「Stained Glass」や「Unknown Island」で歌っている「考えるより感じたい」「素直な気持ちを大事にしたい」というマインドにつながっていそうですね。Rinさんのラップ曲「Stained Glass」では、芸術において「壊す」ことの大切さについて歌われていますけど、それはどういった考えからですか? これも「ミクスチャー感」につながってくる話なのかなと。

Rin:杭州で作曲したときもそうだし、台湾のWendy Wanderと一緒にやったときも、自分たちだけで日本で音楽をやっていると、定型化されてしまう部分が少なからずあるなという感覚があって。
たとえば「A→B→サビ」みたいな典型的な構成も、Wendy Wanderにはその感覚がなくて、「俺らじゃ絶対にやらないよな」みたいな構成を持ってきたりもするんですよ。そういうのが、定型化されたものが一個壊される瞬間というか。「そうだ、自由だったよね」って再確認することがたくさんあって。EP『Jupiter=』は全曲「前進」ということについて書いているんですけど、「Stained Glass」は、海外とか違う土地でやったときの経験から「破壊、そして新しく作っていく」ということの重要性を書いていますね。

キラキラしたイメージとはほど遠い、バンドの泥臭い現実

―『Jupiter=』では全体的に、素直なマインドを今一度取り戻して前進していきたい、ということが歌われていると思ったんですけど、逆に言うと……この1年、Billyrromはどういう状態にあったんですか?

Leno:この1年で活動の幅も広がって、ステージもデカくなって、出会う人も増えて……「こいつら素直じゃねえな」って思う人たちがめちゃくちゃいて。でも「素直じゃねえな」って思った人がめっちゃ上手くいっていたりするんですよ。そうは言いつつも、「素直じゃねえな」って思っているやつにすら俺たちは足元にも及ばない悔しさもあって。逆に素直で頂点に上り詰めるのが俺らのかっこよさだよね、という話をして、そういう雰囲気がEPに反映されているのかなって個人的には思います。

Mol:アルバムが終わって、「2025年は重要な年になりそうだよね」みたいなプレッシャーもどこか感じている中で、みんな作曲が低迷しがちというか、あまりいいアイデアが出てこない時期があったんですよ。目標はあるけど、具体的にどう行動に移していくかをみんなですり合わせなきゃね、みたいな時期があって。

Leno:みんなやけくそになったんですよ。休みもないし、金もないし……。


Mol:ははははは(笑)。

―でもそれは、これくらいの時期のバンドマンのリアルですよね。ライブも制作も忙しくなってきて時間はないけど、入ってくるお金はメンバーで6分割しなきゃいけないし……。

Leno:「もう航海するっしょ」みたいな感じで、「Bon Voyage」という言葉が出てきた気がします。

Leno:お客さんとか友達が思う俺らの印象と、俺ら自身の印象も180度違って。「めっちゃいい感じじゃん」「贅沢してんの?」とか言われるけど、逆です、みたいな。

Rin:「Billyrromっていい感じだね」っていう見られ方をされるようになってきて、世間からの印象と自分たちのいる場所が乖離していることを感じて。「みんなが求めるBillyrromらしさ」「世間から見られるBillyrromっぽさ」とか、「自分たちの曲をポップミュージックにしたい」ということを考えすぎたときに、なかなか作曲が上手く進まない停滞期があって。でも結局、曲ができあがってみると、6人がちゃんと自信を持って「これがいいよね」「今の俺ら、こういう感じだよね」っていう音を鳴らせている曲が一番Billyrromっぽいよなということに気づいたというか。それがEPの「素直」というテーマにつながったんじゃないかなと思います。そこに気づいたときから作曲の歯車が回りだした感じがありましたね。

Mol:世間からの見られ方に自分を合わせるというスタンスもあると思うんですよ。キラキラ振る舞うとか、そういう状態であることを自分たちから発信するスタンスってあると思うんですけど、それは全然肌に合わなくて。もっとリアルでいたい。自分たちは偽れない集団なんだっていう自己認識が6人に芽生えたから、それを表現しようというマインドですね。

Leno:それに気づいてなかったら、「Bon Voyage」みたいな曲は絶対に生まれてなかったんですよ。こんな破天荒で無茶苦茶なオケに、しっかり歌が乗っているものは生まれなかった。素直でいいんだって気づけていなかったら、もっと型にハマったつまらない曲ができていたのかなと思いますね。

―セクションごとに音を変えて、日本、アフリカ、ヨーロッパ、アメリカ、なんなら宇宙まで、まさに旅をするような曲ですもんね。「Unknown Island」には〈コンパスや地図じゃなくて 愛で〉という歌詞があって、これは大事なフレーズになっていると思うんですけど、ここにはバンドとしてのどういった想いが込められていると言えるでしょう。

Rin:そこで言う「コンパス」とか「地図」って、たとえばビジネス的な観点や決まったルートだったりするんですけど、それこそ冒頭で話した通り、そういう観点で俺らは海外に行ったり新しいことをやったりしているのではなくて。自分たちがやりたいことをやりたいと思ったタイミングでやるのって、元を辿ったら、何かに対する愛だし、Billyrromというバンドに対しての愛でもあるし、メンバーへの愛でもあるし、自分たちの未来に対しての愛でもあるし。自分たちが旅をしていく中で、指針になるのはコンパスとか地図みたいな決まったものではないということを、EPの最後の曲でちゃんと書いておきたいなと思って書きました。

Mol:僕自身も、EPの中で一番素直に歌える曲だなって思います。僕は人が書いた詞を歌うのが好きで、そこに込められた思いをちゃんと感じながら歌いたいんですけど、この曲が自分自身との距離が一番近いという印象はあって。ボーカルレックのとき、3回くらい歌ったあとにRinから「もうちょっと素直に歌っていいよ」みたいなことを言われて、その次のテイクからすごくよくなったというか、あからさまにある種の感動みたいなものを覚えました。

―最初のテイクは、もうちょっと上手く歌おう、かっこよく歌おう、みたいな意識があった?

Mol:本当にそうですね。気持ちにフォーカスしながら歌うと、やっぱりいいテイクになりましたね。この歌詞で書かれていること自体が、僕のポリシーにも通ずるところがあって。矢島さんもピックアップした〈コンパスや地図じゃなくて 愛で〉っていうところとか、〈この目に正直でいたいから迷わないさ〉とか、自分の心の声を聞いて進んでいくのが結果的に一番いいんだろうなと僕も思っていて、それが曲に出ているなと思います。

「死ぬときに『この人生でよかった』って思う気はする」

―あと最新EPは、今日欠席になってしまったYuta HaraさんのDJもすごく重要な役目を果たしていると思っていて。曲のどこにどういうサンプリングを入れるのか、というクリエイティブが今まで以上にアップデートされているのではと思いました。他のメンバーから見てどうですか?

Leno:Yuta自身もそう思っていると思うんですけど、ようやくバンドでのDJの立ち位置とか、スパイスの付け方をみんなが理解できるようになってきたというか。YutaがDJを入れるにあたって、あいつ自身もわかってないことが多かったし、俺らもわからないから、「あいつはこうしたいけど、ここにDJを入れるのが正解なのかどうか俺らもわかってない」みたいな時期が長くあったんです。でももう完全に見えましたね。DJが入っているバンドってそもそも母数が少ないから参考にできるものがそんなに多くなくて、そこが長年悩んでいた部分ではあったんですけど、『WiND』で「こうすれば行けそうだな」みたいな部分まではきて、それが今回爆発した感じです。DJだけに限らないですけど、全員が「ここはこいつのこれが聴こえる」っていうセクションを綺麗に作れるようになってきたなと思います。

Mol:少し前にYutaが言っていて印象的だったセリフがあって。必要以上に入れなくていいと思っているんですって。僕もわりとそうなんですけど、あいつも超ミニマム主義で、音数なんて少なけりゃ少ないほどいい、少ないからこそ旨味が引き立つと思っていて。たとえば「Stained Glass」とか、曲の始まりに女性の声のサンプリングが入っているんですけど、本当にイントロでしか出てこないから、そこの部分を繰り返し聴きたくなるっていう。もしそこが曲の中にたくさん出てきてしまうと普通にずっとあるものとして耳が認識してしまうから、頭にしか入れてない、というのが彼なりのこだわりらしいです。

Shunsuke:サンプルが、ボーカルの立ち位置もできるし、バッキングっぽくもなるし、スクラッチでリズムもいけるし、言葉も使えるし。自分がドラムをプレイしていて、「俺はこういうリズムで、こういうフレーズを入れたいけど、これだとものたりなくなる」というときに、一緒にDJという楽器とアンサンブルできる新しい形を見つけた気がします。

Mol:僕が体感しているのは、作曲するときに自然とDJが入る余地がある曲が生まれるようになったこと。それこそ僕らが引き算を覚えてきて、やりすぎず、ちゃんと全員が鳴らす音を認識できるような作曲スタイルになってきたんだと思います。そういうのもこの5年を過ごす中で芽生えたもので、お互いの共通認識の感覚が養われたなって感じますね。

Rin:DJがこのバンドの中でどういうポジションを取るかっていうのは、多分あいつ自身もすごく考えて悩んでいた部分でもあっただろうし。それは本当に難しかっただろうなと思う。たくさん曲を作って一緒に時間を共にしていく中で合致した部分があって、だからこそそれがちゃんとできたときに、Billyrromのサウンドを決定付けるものになっているなと思います。このEPでめっちゃ活躍してくれたなっていう感覚ですね。

Leno:冗談抜きで、このEPはDJが一番かっこいいんじゃないかって俺は思ってます。俺はDJを一番聴いてほしいですね。

―最後に今後について聞くと――EPをリリースして半月ほど経っていますが、次はどういうものを作りたいか、何か考えていることはありますか?

Mol:やっぱり「素直」じゃないですかね。そこは永遠に変わらないテーマな気がします。

Rin:5年前からしたら今のことはまったく想像もしていなかったので、このEPでも書いているけど、より未知のものを見たいという感覚があります。自分たちがどこに行くのかは自分たちにもわからないですけど、絶対に進んでいって、みんなで新しい景色を見たいなっていう気持ちですね。

Taiseiwatabiki:純粋に、次のアルバムを作るのがめっちゃ楽しみですね。

―制作中ですか?

Taiseiwatabiki:マジでちょっとずつなんですけど。デモがちょいちょい出てきた感じです。このEPで自分たち的にも新しいタームに入って、今まで以上に各々の好きな音楽が反映されるんじゃないかなと思います。自分たちが聴いていて調子いい音楽を突き詰めつつ、好きなものを探求していくことも「素直」だと思うし、それが楽しみです。

―あっという間に2026年になって、ソウル、香港、上海、北京、台北を回るアジアツアーが始まりますね。

Mol:あと3カ月後?

Rin:はっや。

Leno:時の流れが早すぎる。最近、時空が歪んでいるんじゃないかって思う。

Mol:毎年濃いから、毎年そう言ってるんですけど。

Leno:贅沢なんですかね、これは?

―退屈な人生より、素晴らしいじゃないですか?

Mol:死ぬときに「この人生でよかった」って思う気はするよね。

Edited by Yukako Yajima

Billyrromが語る、J-POPの海外進出のリアル キーワードは「ミクスチャー感」

Billyrrom
EP『Jupiter=』
配信中
https://nex-tone.lnk.to/jupiter

『Billyrrom Asia Tour 2026 ”Jupiter=”』
2026年2月21日(土)大阪 BIG CAT
2026年2月27日(金)東京 Zepp Diver City (TOKYO) 
2026年3月14日(土)ソウル KT&G Sangsangmadang
2026年3月17日(火)香港 PORTAL
2026年3月20日(金)上海 ※後日発表
2026年3月21日(土)北京 ※後日発表
2026年4月18日(土)台北 Legacy Taipei
https://eplus.jp/billyrrom/
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