常に新たな魅力で注目を集める24人組ガールズグループtripleSが、6人編成の4つのユニットが連動する野心的プロジェクト「msnz(エムエスエヌゼット)」の成果物として、EP『msnz 』を11月24日にリリースした。

【画像】各ユニットの写真

ファン投票で編成が決まる革新的なシステムと、多様なコンセプトを同時に展開する”無限の可能性"を体現した今作について、SeoYeon、YooYeon、Kotone、SoHyunの4人がメールインタビューで語った。
「美少女たちが表現するさまざまな感情や姿」をテーマに、少人数ユニットならではの新たな表現に挑んだ6曲入りEP。

ファンと共に創る旅路を大切にしながら、グローバルに活動を広げる彼女たちが見せる"美を超える"素直な姿とは――。変化を楽しみ、常に進化し続けるtripleSの今を伝える。

ー「無限の可能性(infinite possibilities)」というtripleSの根幹にあるコンセプトを、あらためてご自身の言葉で説明すると? ユニットの組み替えが前提のグループとして、”変わり続けること”をどう受け止めていますか。

SeoYeon:「こんなことが本当に可能なの……?」と思うような、普通のアイドルグループでは見たことのないことが、tripleSでは毎日のように起きています。そこにこそtripleSの無限の可能性があると感じています。

継続的な変化は”面白さ”だと思います。ファンとアーティストの関係の中で、形式的なアルバム発売や活動は時に疲れを与えることもあると思いますが、私たちはいつも新しい方法でアルバムを準備しており、その過程を一緒にするWAV(tripleSのファンネーム)たちと私たち自身が、より一層tripleSというチームに愛着を持てるようになっている気がします。

ー作品を重ねるなかで、「これは新しい自分に出会えた」と感じた瞬間や挑戦した表現があれば教えてください。制作や練習のプロセスで起きた変化もあれば伺いたいです。

YooYeon:tripleS ∞!の「Password」のカムバック活動を準備しながら、これまでの曲とは明らかに違う雰囲気を見せることになったのですが、そのたびに新しい自分を発見するような気持ちになりました。

自分にはこんな一面もあって、こんな雰囲気も出せるんだなと驚きましたし、自分のパフォーマンスで他の人に直接笑顔を届けているような感覚もありました。


ーユニット制の多様なコンセプトの中でも、「これは私の色だ」「これだけは譲れない」と思うこだわりや個性はありますか? 歌・ダンス・演技的表現など、ジャンル問わず。

SoHyun:私は今回のユニットtripleS moonの「Cameo Love」を通して、初めて自分自身を見つけられたように感じました。何かを誇張して見せるのではなく、節度を保ちながらもその中に深い感情が込められている表現こそが、私らしいと思ったんです。

曲が語る孤独や、まるで異邦人のような感情は、私の中にも自然に存在しています。外から見ると落ち着いているように見えても、心の奥には言葉にできない感情がたくさんあり、それを声や表情の演技で表現することこそが、私ならではの表現であり、特徴だと思っています。

だからこの曲では、微妙な緊張感や距離感、 ”本当の自分を見せたくないけれど、どこかで気づいてほしい”という想いを、誰よりもうまく表現できるんです。

『msnz <Beyond Beauty>』で伝えたかったこと

ーEP『msnz <Beyond Beauty>』は、”美を超える”という意味深いタイトルが印象的です。この言葉に込めたグループとしての意志、そして作品全体で描きたかったテーマがあれば教えてください。

SoHyun:msnzは文字通り”美少女たち”という意味です。今回私たちが見せるコンセプトもとても多彩で、少女たちが表現するさまざまな感情や姿をぜひ楽しんでいただきたいです。美しさを超えるものは、いつだって私たちの素直な姿であり、それこそが私たち自身だと思います。

例えば、孤独を感じる瞬間や、時には自信に満ちた姿など――すべてがそうです。
それが、今回のアルバムで皆さんに伝えたい物語です。

tripleSが示す、“可変するアイドル像”の最前線 ユニット再編がもたらす無限の表現

tripleS moon ©MODHAUS

ー今回のEPには6曲が収録されていますが、あなたがとくに好きな曲はどの曲ですか? その理由も合わせて教えてください。

SoHyun:どの曲も一つひとつ大切な音楽ですが、私の場合はFly Upが少し特別にならざるを得ないと思います。ファンの皆さんが投票で選んでくださった曲でもあり、そして初めて”私の曲”としてミュージックビデオが公開され、こうしてメンバーたちが番組でもパフォーマンスしてくれるんです。

その分、曲が発売される前はとても緊張したし、もっと良い形でお届けしたいと思っていました。

tripleSが示す、“可変するアイドル像”の最前線 ユニット再編がもたらす無限の表現
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tripleS neptune ©MODHAUS

ー”msnz”のプロジェクトは4つの6人ユニットが連動するという大規模な構成になっています。この構造が生む”新しいtripleS像”について、どのように感じていますか? また、ファンにどのような楽しみ方をしてほしいと考えていますか?

SeoYeon:4つのユニットを一度に準備するのは今回が初めてでしたが、ひとつのアルバムでありながら、ファンの皆さんに私たちの新しくて多様な魅力を一度にお見せできる時間だったので、とても興味深い経験だと感じました。

そして、これから訪れる冬をもっと温かく過ごしていただけるように、クリスマスソングも準備しました。個人的に冬という季節が本当に好きなので、ファンの皆さんとよりロマンチックに過ごせる気がして、とても楽しみにしています。

YooYeon:4つのチームで活動し、4つのまったく異なるカラーが集まって一つのものを作るのは初めてで、まさにtripleSだからこそお見せできる姿だと思います。さまざまなコンセプトを一度に見せられるので新鮮で、目を離す暇もないほど多彩な魅力が詰まっていると思います。

WAVの皆さんが長く飽きずに聴けるアルバムであり、ステージだと思うので、それぞれのチームをゆっくり楽しんでいただけたら嬉しいです!

tripleSが示す、“可変するアイドル像”の最前線 ユニット再編がもたらす無限の表現

tripleS sun ©MODHAUS

ーRolling Stone IndiaのtripleS ∞!のインタビューでは「孤独も不安も青春の一部」と語っていました。
アイドルとして活動する中で、いま向き合っているプレッシャーや葛藤、逆に”支え”になっているものは何ですか?

SoHyun:今では、孤独や不安というものは、ある意味では当然のことだと思うようになりました。人間だからこそ感じるものですし、誰よりもうまくやりたい、ちゃんと生きたいという気持ちから生まれるものだからです。

今の私は、皆さんに良く見られたいという思いが強い分、悩みもプレッシャーも本当に大きいです。でも、その気持ちこそが私を生かしてくれる一番大きな原動力であり、力になっている気がします。

ー24人という大きなグループならではの”ひとつになる感覚”と”24通りの個性”の共存について、皆さん自身はどう考えていますか?

YooYeon:私は、24人がそれぞれ違う顔をしていて、違う考えを持ち、違う人生を歩んできたからこそ、私たちのチームはいつも”生きて呼吸している”ような存在だと思っています。同時に、その違いを持ちながらも、全員が「tripleS」というひとつの同じ夢を抱いているから、私たちは”ひとつ”と言えるのだと思います。

WAVの鼓動と並走する24人

ーCOSMOアプリなどで、ファンがユニット編成や活動に直接関わる仕組みがtripleSの大きな特徴です。この”共創”の環境で感じる喜びやプレッシャーは、どのようなものでしょうか?

SeoYeon:COSMOアプリの”Gravity”という投票システムで活動の方向が決まるようになって、もう約4年が経ちました。「いい曲が選ばれますように」という気持ちと同時に、これまでファンの皆さんが作り上げてきたtripleSを思い返しながら、ファンへの信頼がより強くなっていく過程でもあったと感じています。

Gravityでは予想外の結果が出ることもありますが、そういうときはむしろ楽しさを感じることもあります。

ーWAVの存在によって「自分が変わった」と感じる瞬間があれば教えてください。日常の小さな気づきでも大歓迎です。


SeoYeon:もともと愛嬌があまりない性格なんですが、最近は少し出てきた気がします。
ファンの皆さんが私のかわいいスタイリングをたくさん褒めてくださるので、私の好みもだいぶ変わりました。

SoHyun:何かをするときに誰かのことを思い浮かべるっていうことです。本当にささいなことなんですが、美味しいご飯を食べたり、良い音楽を聴いたりすると、ファンの皆さんのことが思い出される気がします。一緒に分かち合いたいという気持ちになるんです。そんな時は、まだ自分自身に違和感を感じて少し驚きます。

ー日本ユニットやツアーなど、グローバル活動が増えています。日本、アジア、欧米など、地域ごとのファンに感じる違い・共通点があれば教えてください。

YooYeon:私たちを大切にしてくれて、愛してくれて、私たちの音楽を一緒に楽しんでくれる姿は、世界中どこでも共通していると思います。国ごとにリアクションのコメントが少しずつ違うのが、その国ごとの面白いポイントだと思います。

ーこれから世界に向けて活動を広げるうえで、tripleSとして特に大切にしたい価値観や姿勢は何でしょうか?

SeoYeon:今後グローバル活動を拡大していく中で、tripleSが最も大切にしている価値は「ファンと共に作る旅路」です。CosmoやGravityを基盤としたファン参加型のシステムのように、tripleSはファンと共に歩む過程を何よりも大切に考えています。


単にコンテンツを見せるだけでなく、本当の自分を表現し、人生を探求し、自分自身を理解していく旅路に、ファンが共に存在することこそがtripleSの核心的なアプローチです。

グローバルなファンとの素直なコミュニケーション、そしてそのコミュニケーションを通じて生まれる共通の成長体験が、tripleSがグローバル活動においても最も守りたい価値です。

ー最後に、世界中のファン、そしてRolling Stone Japan読者へ、いま伝えたいメッセージをお願いします。

SeoYeon:tripleSを愛してくださるすべての皆さん、Rolling Stone Japanの読者の皆さん、どうかたくさんたくさん幸せでいてください。tripleSもどうかたくさんたくさん愛してください。ありがとうございます!

YooYeon:Rolling Stone Japanの読者の皆さん!! もうWAVになる準備はできていますか? 多彩な魅力と無限の可能性、tripleSにハマってみてください♡

SoHyun:こんにちは、Rolling Stone Japanの読者の皆さん! もう今年も終わりに近づいていますね。今年は皆さんにとってどんな一年でしたか? いつも良いことばかりではないかもしれませんが、それでも最悪な一年としては記憶されないことを願っています。そして来年は一緒にもっと素敵な思い出を作りましょう。

皆さんが辛いときも、嬉しいときも、私はそばにいますので、ぜひ私に共有してください。待っています!愛しています♡ 今日もお疲れ様でした!

tripleSが示す、“可変するアイドル像”の最前線 ユニット再編がもたらす無限の表現

tripleS
『msnz 』
配信中
https://orcd.co/triples_msnz_beyond_beauty

収録曲
1. Magic Shine New Zone
2. Fly Up
3. Cameo Love
4. Bubble Gum Girl
5. Q&A
6. Christmas Alone
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