【写真を見る】CVLTE、音と映像で表現した「光」と「恐怖」の深層
初のアニメタイアップや海外フェス出演を経て影響力を拡大させている彼ら(ちなみに、アジア諸国のラウドロックシーンや国内ロックシーンでフォロワーと思しきバンドを発見することもあり、その存在はボーダーレスに受容されているようだ)。楽曲制作を担うavielの頭の中を覗き込み、エモやポスト・ハードコアへの共鳴、ゲームカルチャーへの愛を紐解きながら、今作の深層に迫った。
『ドラッグオンドラグーン』とエモ、ポスト・ハードコアのシンクロ
―3rdアルバム『PHOBIA SYNDROME』完成おめでとうございます。最高傑作と呼ぶのにふさわしい作品なのではないかと感じます。
そうですね。もう、全部を注ぎました。
―『DIGITAL PARANOIA 2052』から約1年10カ月ぶりのニューアルバムとなりますが、CVLTEとしてどのような期間を過ごしましたか?
とにかく制作、制作でしたね。過去の自分のスタイルの模倣は絶対にしたくないので、「次はどうしようか?」っていうのを探りながらシングルを出して、その中で見つけた方向でアルバムを書き進めていきました。
―本作にも収録されている「realitYhurts.」は初のアニメタイアップ曲(『シャングリラ・フロンティア』Season 2 第2クールEDテーマ)となりましたが、新たなリスナーにリーチできた実感は?
ありました。SNSのフォロワーにアニメアイコンのアカウントが増えたりとか。『シャングリラ・フロンティア』はゲームを題材にしてるアニメなんですけど、僕自身もゲームオタクなんですよ。
―CVLTEはラウドロックの文脈で語られることが多いバンドですが、その裾野を広げたかったと。
僕自身「ラウドをやりたいんだ!」っていうわけではなく、あくまでラウドは影響を受けた音楽の一つなので。色んな影響を絞り込みきれなかった結果がCVLTEなんです。だから、あらゆるカルチャーに刺していきたいとずっと思ってる。それが少しずつ実現していて嬉しいです。
―今年はCHASE ATLANTICやI SEE STARSとも共演しました。CVLTEの結成時、大きなインスピレーション源になったバンドだそうですね。
僕が大事にしている自由さを最も持ち合わせているバンドがCHASE ATLANTICとI SEE STARSで。CHASE ATLANTICは音源を聴いてると「本当にバンド?」っていうぐらいトラップだけど、生でライブを観たらドラムをしっかり鳴らしてる。I SEE STARSはアルバムごとに作風が違うけど、常に最新が最強で。
―そういった充実した活動の中で制作された今作ですが、恐怖やトラウマとの対峙というシリアスなテーマが据えられています。
元々、曲を作ることが唯一得意だと思えたことで、そこに自分の居場所を見つけて突き詰めた結果ここまで来れたんですけど、ある時からそれがタスクになってしまって。何を書けばいいのか、何を歌えばいいのかわからない状況に陥ることが増えたんですよ。いわばスランプのような状態で、曲を書くのが怖くなった時期もありました。「これしかできないのに、どうしよう」みたいな。そうやって色々考えるうちに、生きていて恐怖するもの自体が曲になるかもしれないと思って。そのまんま「歌えない」っていう曲が入ってるんですけど、そういう自分の職業ならではの大きな恐怖から、寝られないこととか、生活の身近にある小さい恐怖まで、色んなことを曲の題材にすることで向き合うことができました。
―avielさんにとっての最大の恐怖は、やはり音楽ができなくなることなのでしょうか?
そうなんですけど、やっぱり対人の恐怖も大きくて。会話の中で「さっき言ったこと、良くなかったんじゃないか?」とか考えすぎてしまうところがあるんですけど、そういう小さな恐怖が積み上がって、デカいものに見えてるっていう状況でした。自分と同じような人はいっぱいいると思うので、このアルバムを聴いて、デカい悪魔が実は小さい恐怖の集合体だってことに気付いてくれればいいなと思います。
―楽曲制作やステージに立つことが、恐怖を和らげる役割を果たすことはありますか?
むしろ、人前に出ることにはいつも恐怖を感じてるんですよね。だんだん慣れてきて自分を表現することができるようになってきたけど、やっぱり音が鳴り始めるまではずっと緊張してる。で、そこから逃げられるのが音楽を作ることだったんです。けど、それすら怖くなってきて、逃げ場がなくなってしまって。
―アルバムの制作を通して、その対処法を見つけられた?
悩みは口に出せないと心の中で肥大化してしまうけど、それを音や言葉に変換することができたので、僕にとってはある種のセラピー的な効果がある制作だったと思います。
―前作『DIGITAL PARANOIA 2052』がネット上のコミュニティについての作品だったのに対して、今作はより個人的、内省的な内容になりましたね。
そうですね。前作は「現実世界が怖いからネットに逃げ込んだのに、その中ですら傷付け合う人間ってヤバ……」ってところから始まってるんですけど、そこから現実に引き戻された時に、元々あった恐怖がまだ残ってるよねっていう。
―そんな今作の中で示唆的に機能しているのが、収録曲「shinjuku syndrome.」におけるゲーム『ドラッグオンドラグーン』へのオマージュです(救いのないバッドエンドで知られる『ドラッグオンドラグーン』の中でもとりわけ虚無的な通称「新宿エンド」に至るボス戦の音声を想起させる)。
元々、あの鐘の音以外のパートが出来てたんですよ。ギターリフから作り始めて、ビートやバンドのサウンドが完成したタイミングで、『ドラッグオンドラグーン』のドラゴンと巨人の話を思い出して、「これだ!」って。
―楽曲のイメージがゲームの世界観にハマったということですか?
はい。「新宿」を曲名に入れることは先に決まってて。今作には「shinjuku syndrome.」「shibuya phobia.」、あと過去には「tokyo insomnia.」って曲があるんですけど、僕は新宿と渋谷がこの世で一番嫌いな場所なんですよ(笑)。人混みに長時間居ると次の日に熱が出ちゃう。だけど仕事の都合で行かなきゃいけないことが多いから、愛着を無理矢理湧かせるためにタイトルに入れることにしたんです。で、『ドラッグオンドラグーン』のエンディングの舞台も新宿だから、運命的だなと思って。あの物語の影響で人類が病気になった世界が『NieR』なんですけど、じゃあ「syndrome.」だなって。
―様々なアイデアが繋がっていった。
渋谷は怖い場所だから「shibuya phobia.」。その二つを合わせて『PHOBIA SYNDROME』になったって感じですね。
―『ドラッグオンドラグーン』はいわゆる「鬱ゲー」として有名だし、『PHOBIA SYNDROME』も鬱屈としてるアルバムだから非常にマッチしてるなと。avielさんはバッドエンドな作品に惹かれるタイプですか?
主人公には最終的に不幸でいてほしいんですよね(笑)。最近はポップで可愛い作品にも触れるようになりましたけど、やっぱり「こんなことになるの!?」みたいなものに惹かれちゃいます。
―avielさんが先日Xに投稿していた「最近今まで以上に歌詞に気持ちが投影されているような気がする。聴いてて可愛くないし楽しくないと思うけど、誰かの救いになるといいな」というポストが印象に残っていて。というのも、不思議なことだと思うんですよ。「鬱」な作品が人を惹きつけるばかりか、あまつさえ救いすらすることって。
僕は中学生の時にエモやポスト・ハードコアといったジャンルに触れて、さっき名前が出たI SEE STARSやSleeping With Sirensに影響を受けたんですけど、エモって内面の痛みを歌うような楽曲が多いんですよ。それで、当時落ち込んだ生活をしてた僕も救われたところがあって。やっぱり音楽でも映画でもゲームでも、暗い作品は鬱な状況にある人たちが自己を投影しやすくて、それを克服するプロセスを歩むきっかけになるから好きになるのかなと思います。
―確かに。深い傷が剥き出しにされているからこそ、深く共感することができる。
もし私生活の中で自分の暗い部分を全部曝け出してたら、言い方は悪いけどキモいじゃないですか(笑)。そんなもの、大体な人は見せられないし見たくない。けど、アートという形にすると少しマイルドに感じられて、オブラートに包んだ薬みたいに摂取しやすくなるから。
―エモって、まさにそういう音楽ですよね。メロディもサウンドもキャッチーだけど、じっくり聴いてみると悲痛で。だけど、「助けてくれ!」って叫んでる曲を聴いてる内になぜかこっちが助けられてる。
今作の曲でその体験をしてくれる人が一人でもいたら、アルバムを出した意味があったと思えます。自分の身を削って作ったからには、誰かが救われてほしいな。
CVLTE:左から、aviel kaei(Vo)、HAL(Dr)、Takuya(Gt)(Photo by Leo Kosaka)
「10年後にはゲームを作ってるかも」
―ゲームからのインスピレーションは以前からCVLTEの作品に欠かせないエッセンスですが、avielさん自身はどのようにゲームに触れてきたのでしょうか?
父親がアルゼンチン出身で、住んでいた札幌に南米出身の人たちのコミュニティがあったんですよ。そこで、父親の友達の息子が「難しくてできなかったからあげる」って言って渡してきたのが『ソニック』で。それ以来、主にアクションゲームをやってました。少ないお小遣いを全部使ってGEOで『キングダム ハーツ』を買って、グロいから親に見つからないようにこっそり『デビルメイクライ』を買って、難しい話が理解できるようになってからは『ファイナルファンタジー』のメインラインにハマって。『NieR』『ドラッグオンドラグーン』に夢中になったのは20歳を超えてからでした。『キングダム ハーツ』『ファイナルファンタジー』で野村哲也さんが作り上げた世界観によって僕の美的センスは構築されたんですけど、『NieR』『ドラッグオンドラグーン』の横尾太郎さんによってそれが歪まされて台無しにされた(笑)。
―『キングダム ハーツII』の主題歌である宇多田ヒカルさんの「Passion」をCVLTEでカバーした経験もありますが、ゲームから学んだ音楽的な知識やセンスも多いですか?
一番最初に音楽を作ることに興味を持ったのは『キングダム ハーツ』のサウンドトラックがきっかけなんですよね。下村陽子さんをずっと尊敬していて、一番好きな作曲者を訊かれたら真っ先に名前を挙げるくらい影響を受けてます。あとは『ファイナルファンタジーXIII』の浜渦正志さんも。生活の中でも、ゲームのサウンドトラックやピアノインストを聴くことが多くて、歌がなくても美しいメロディが奏でられていると音楽的欲求が満たされるんです。それが直接的にCVLTEの楽曲に反映されて、ピアノ打ち込みが増えてきましたし。ずっと好きだったけどできなかったことが、技術の向上によって取り入れられるようになって、最近やっとCVLTEが本当のCVLTEになってきた感じです。
―DTMやDAWで曲を作るのって、それ自体にちょっとゲームっぽい感覚がありますもんね。経験値を積んで、スキルを習得したら前にクリアできなかったステージを突破できたり。
ありますあります。ボスバトルで死んで一回諦めるみたいな(笑)。他の曲を作り進めて、「そういえばあのボスまだ倒してなかったな」って思い出して完成させて。
―単なる作編曲やサウンド面でのインスパイアだけではなく、ライブ演出やアルバム全体の構成にもゲーム的意匠が凝らされているのは、CVLTEのユニークなポイントです。
CVLTEを始めた当初は形式的にバンドらしいことをやってましたけど、2021年に『praystation 2』というアルバムを出した時から、趣味に正直に、取り入れたいものを取り入れるようになって、どんどん自由になっていきましたね。音楽、ゲーム、マンガ、ドラマっていう別物のアートフォームが、活動を進めていく中で少しずつ結び付いて。表現方法は違うけどアートという意味ではやってることが同じだから、全然簡単に混ぜれるじゃんっていうのが感覚としてわかってきた。最初はジャケにしか取り入れてなかったものが、ライブの演出に入り込んで、楽曲の中に操作音も混ざってきて。徐々に境目がなくなってきてるから、10年後には本当にゲームを作ってるかもしれない。
―面白いです。
今は、音楽を作る時に参照するものすら音楽じゃなくなってきてる。最近は絵を鑑賞するのが好きなんですけど、それを音に変換するっていうプロセスで制作するようになってるんですよ。ゲームの世界やキャラデザイン、武器デザインなんかもそうですけど、視覚情報の方が音に変換しやすくて。
―では、今作の視覚的リファレンスになった作品にはどんなものが?
一番は『NieR Replicant』『NieR:Automata』。あとは今回ジャケットのキャラクターデザインをしてくれたANZUちゃんの絵が今まで見てきた画家の中で三本指に入るくらい大好きで、見ながら曲を書いたりしていたので、連絡して実際にジャケットを描いてもらうことになりました。
―CVLTEの持ち味であるバンドとエレクトロのサウンドの融合は、今作でさらに洗練された印象です。両者のバランスについて、どのような意識がありましたか?
それこそ、境目がなくなってきてます。「ギターに歪みをかけよう」「ディレイをかけよう」みたいなことが楽曲全体で起きてるっていうか。全部が一個の楽器で、その中でプリセットを選んでるみたいな感覚で。ドラム、ギター、ベースに関しては、ライブではライブ用にアレンジできるから、音源ではなんでもいいやって。なんでもよくはないですけど(笑)、こだわらないことにこだわってます。なんなら自分が歌わずにボカロが歌うパートもあるし。音楽的な縛りがまったくない、今までで一番自由な作品になりましたね。
―使える手札が全部並列に並んでるみたいな感じ?
そうそう。手札の中にポケモンカードもワンピースカードもトランプも入ってるし。ルールのないゲームを一人でやってるような感じです。どうやって選んでるかっていうのを細かく説明できたらいいんですけど、そういう理屈がないんですよね。
―音使いという点では、リード曲の「I hear a sound.」が面白かったです。EDMっぽいカットアップのメロディと、オーガニックなバンドサウンドが融合されていて。CVLTEの新しい扉を開く一曲だなと思いました。
僕の長年の友達の……まだ実際に会ったことはないんですけど、Brody McKeeganっていうオハイオのアーティストがいて、彼と一緒にトラックを作りました。2日ぐらいZoomでセッションしたんですけど、画面の中の彼の部屋にアコギが映ってたから「ちょっと使ってみたいんだけど」って言って。そこから自然にドラムの音も柔らかく、インディーロック的なサウンドになっていきました。で、その上でただインディーロックっぽい歌を歌うのは、他の人でもできることだなと。だからめっちゃ切り貼りしてみました。そんな感じでラフに作った曲なんですけど、この間ライブでやってみたら、Takuyaのアコギを構える姿がカッコよかったんですよね。作って良かったなと思いました。
―今作ではBrody McKeeganの他にもTSS、iRis.EXE、demxntiaらが参加しています。コラボレーターはどのように決めるんですか?
これまでオンライン上でたくさん友達を作ってきたから、楽曲を作っている時に「ここにこの人の声が欲しいな」っていうのが浮かんできますね。TSSもdemxntiaも、僕が高校生の時から繋がってたので。
―彼らとはどうやって出会ったんですか?
Instagramです。SpotifyやYouTubeで楽曲を見つけて、連絡してみたら向こうも同じ方法でCVLTEを聴いてくれてて、仲良くなるみたいな。今では「最近こんなことあったんだけどヤバくね?」っていう世間話も全然するし、友達だから曲をやるにも話が超早い。
―その波長の一致が大事ということですね。
そうですね。今作の中ではiRis.EXEが一番新しい友達で、去年仲良くなったんですけど、すぐにバイブスが合って。今回も「こんな曲作ったんだけど」「そのトラック、私には合わないと思うよ」とか言い合いながら(笑)。超ラフに会話できる友達です。TSSに関しては、彼らがフランス版のCVLTEで、僕らが日本版のTSSだと思ってるくらいシンパシーを感じてるし。結果的に、重宝すべき関係の大事な仲間と作り上げられて、恐怖について歌ってる割に幸せなアルバムになりましたね。
Photo by Leo Kosaka
「shibuya phobia.」のジブリ感とアイデンティティ
―「shinjuku syndrome.」に並んで本作の軸となっている「shibuya phobia.」についても聞かせてください。今までのCVLTEの楽曲とは異なるムードのメロディやアレンジが新鮮でしたが、どのように生まれた楽曲なのでしょう?
「CVLTEってもはや完全に洋楽だよね」って言われることもあるし、僕自身も日本生まれ日本育ちだけどきっとそうは見えなくて、何人として振る舞えばいいかわからないっていう気持ちがあったんです。だけど、海外のアーティストが日本文化を取り入れた曲を聴いて、それはそれでカッコいいんだけど「嘘っぽいな」って思うタイミングがあって。その時に、結局自分は自分を日本人だと思っていて、それに誇りを抱いてるってことに気付いた。そこで自分の日本人としてアイデンティティを入れ込もうという意気込みで作ったのが「shibuya phobia.」と「h2o.wav (feat. TSS)」でした。たとえば、「shibuya phobia.」の冒頭のメロディラインはジブリの雰囲気を思い浮かべたりとか。
―なるほど。
英語を使える人間として、日本人が日本人として日本の要素を入れ込んだ曲をいま海外に向けて発信しないといけないっていう使命感というか。そこで育ってない人が作るもので文化が知れ渡るんじゃなくて、リアルな文化で育った人が作るものが聴かれてほしい。だから自分がそれを作るんだっていう、プライドみたいなものが含まれています。
―それは和楽器や伝統文化というよりも、実際に自分が人生の中で触れて親しんできたカルチャーということですよね。
そうそう。「shibuya phobia.」は今回のアルバムの中で一番気に入ってる曲で、色んな意味での信念が詰まってるので、ぜひ聴いてほしいです。
―最終的に、16曲約47分というボリュームの作品になりました。これまではコンパクトなリリースが多かったですが。
元々Yシリーズ(本作には既発曲「greedY.」「eepY.EXE (feat. iRis.EXE)」「realitYhurts.」「bloodYhell.」「the voYd.」「whY. (feat. demxntia)」が収録)以外でアルバムを構成してたんですよ。だけど完成したタイミングで、それらの曲を加えて初めてフルパッケージになるんじゃないかと考え直して。ほぼ倍の曲数になりましたけど、収録する意味を見出せたので、このボリューム感になりました。
―今後ライブでどのようなリアクションが起こるかも楽しみです。既に『PHOBIA SYNDROME TOUR』で披露されている楽曲もありますが、バンドアレンジはどのように行っているのでしょう?
バンドに関しては……そんなに深く考えてないというか。ドラムのHALに「ちょっとこれ、上手いこと叩いて」って言うと難なくそれをやってのけるので、「そういうことそういうこと、ありがとう」みたいな。信頼関係の下に成り立ってることではあるんですけど、音源では自分が好きにやってる分、二人にはライブでしっかり輝いてほしい。だから、精度を上げるためにいっぱい練習を重ねますけど、本番でテンションが上がって違うフレーズを演奏したくなったら、それをやっちゃいなさいって感じです。
―ある程度はその場の快楽に身を任せるんですね。
そうそう。鳴っちゃった音は鳴っちゃった音だよねっていう。歴史には詳しくないですけど、きっと音楽って、どこかの誰かが何かの音を鳴らした時に「すごい!」って言って始まったものじゃないですか。そこに理論がどうとか、別にいいし。これは生のバンドでライブをやるっていうスタイルを取っていることの特権ですね。
―我の詰まった楽曲を制作しながら、楽曲が変化していくことを許すそのバランス感覚は見事だと思います。オーディエンスの反応についても考え方は同じですか?
それも本当に自由としか言ってないです。「手を上げて!」とか言うけど、別に腕を組んでてもいいし、疲れたらしゃがんでもいいし、動画を撮りたかったら撮ればいいし。ただあなたはあなたでいればいいっていう感じですね。その結果、ワーッと盛り上がる人もいれば静かに聴いてくれる人もいるので、自由な空間を作れてるんじゃないかと思います。
―いずれ海外でのツアーをやりたいという構想はありますか?
もちろん。それこそ、僕の身体の中には日本だけでなくイタリア、スペイン、モロッコの血が流れているのでそのルーツの場所にもいきたいし、ヨーロッパやアメリカにも友達がたくさんいるから行きたいし。自分の音楽を求めてくれる人がいるなら、どこにでも行きたいです。
―最後に、アルバムリリース後の活動の展望を聞かせてください。
同じことを繰り返すようですけど、これからも自由にやっていきます。それしかないですね。
3rd AL『PHOBIA SYNDROME』
配信中
https://fcls.lnk.to/P_S
[CD]
発売中
KSCL-3641
価格:3,500円(税込み)
[収録楽曲]
01. the voYd.
02. realitYhurts.
(TVアニメ シャングリラ・フロンティア Season 2 第2クールEDテーマ)
03. 症状(main menu)
04. shinjuku syndrome.
05. h2o.wav (feat. TSS)
06. greedY.
07. 歌えない
08. I hear a sound.
09. eepY.EXE (iRis.EXE)
10. bloodYhell.
11. whY. (feat. demxntia)
12. 恐れ (savepoint)
13. shibuya phobia.
14. allium. (1111)
15. eoe.
16. 空虚
【ライブ情報】
CVLTE ONE MAN TOUR 2025 ”PHOBIA SYNDROME”
【愛知公演】
2025年12月6日(土) @ BOTTOM LINE
17:30開場/18:00開演
お問合せ:サンデーフォークプロモーション
https://www.sundayfolk.com/
052-320-9100 (全日12:00~18:00)
【チケット料金】
オールスタンディング
前売り /¥5,000(税込み)
※1ドリンク代別途必要
※未就学児童入場不可


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