【写真】ブランデー戦記、初の海外単独公演(全13枚)
韓国ソウルの初雪翌日、街には雪が積もり-10℃の極寒の中、会場のKT&G Sangsangmadangの前には先行物販を求める観客で長蛇の列が出来ていた。この日の公演は事前の想定を遥かに超える反響を呼び、ほぼ全ての来場者が韓国現地のオーディエンスとのことだ。ブランデー戦記としては今年の8月に開催された韓国最大級のロックフェス「Incheon Pentaport Rock Festival 2025」以来、約4カ月ぶりとなる韓国公演となり、チケット販売開始30分でSOLD OUT。期待値の高さからか、会場は開演前からとてつもない熱気を帯びていた。
おなじみのSE ピクシーズの「Where is my mind」が流れると、観客からの歓迎されるように大きな拍手が。ボリ(Dr)がステージに現れ、会場に向かって両手の拳を振り上げ雄叫びを上げると、それに応えるかのように大きな歓声が響き渡った。続いてみのり(Ba,Cho)がステージ中央で深々と一礼、そして最後に蓮月(Gt,Vo)が登場し、各々セッティングを済ませると、本編はブランデー戦記の始まりの歌ともいえる「Musica」からスタート。<私に足りないのは人生経験とあと何かしら>というフレーズが響き渡った瞬間、会場の熱が急激に上がる。画一的なアクションが多い日本のオーディエンスとは異なり、それぞれが自由なスタイルで、かつ強烈な熱量を持ってライブに参加している印象だ。
「ブランデー戦記です。よろしく」と挨拶を交わすとその後「Kids」「黒い帽子」を立て続けに披露。続くMCでは蓮月が「안녕하세요, 브랜디센키입니다.(こんにちはブランデー戦記です)」「여러분 오늘 와줘서 감사합니다.(皆さん今日は来てくれてありがとう)」「브란데이 센키를 보고 싶었어요?(ブランデー戦記に会いたかったですか?)」とこの日のために準備してきた韓国語で挨拶をすると、客席からは歓声が大きな拍手が。
そして、蓮月が「私にとってすごく大切な曲を歌います」という前置きを挟み、「Fix」を披露。MCでは「저는 오늘을 위해 듀오링고로 한국어를 공부했어요.(私は今日のライブのためにデュオリンゴで韓国語を勉強しました)」「브랜디센키의 한국 첫 단독 공연, 더 즐길 준비됐나요?(ブランデー戦記の、韓国初単独公演、もっと楽しむ準備は出来てますか?)」と語学アプリ「Duolingo」で韓国語を勉強してきたことを伝えると、会場からは笑いと拍手が。初の韓国ワンマンとは思えないほどアットホームな空気感だ。
ラストスパートは「ラストライブ」、「春」、そして「土曜日:高慢」。単に熱い一体感が湧き上がっているだけではない。
洗練されたストイックでロックなパフォーマンスと多彩な楽曲群で、神聖な音楽は国境を越えても通じ合えることを証明したロック史に名を残す”ロックバンド”としての完璧なアピールを魅せた。
メジャーデビュー年となった2025年。1~2月に初のワンマンツアーを成功させ、7月には初のZepp Shinjukuでのワンマン。11月にはZepp DiverCity(TOKYO)となんばHatchの東阪キャリア最大規模のツアーを大成功させるという飛躍的な年になった。そして12月に初の韓国ワンマンを大成功に収め、2025年の締めくくりとなった。韓国のオーディエンスの心に深く刻まれたであろう伝説的な夜を経て、来年の活動も楽しみだ。
Text by Yu Fukushima
Photo by EdoSota
BRANDY SENKI ONE-MAN LIVE in KOREA
KT&G Sangsangmadang
2025年12月5日(金)
セットリスト
1. Musica
2. Kids
3. 黒い帽子
4. Twin Ray
5. The End of the F***ing World
6. 悪夢のような
7. メメント・ワルツ
8. 27:00
9. 水鏡
10. 赤いワインに涙が・・・
11. Coming-of-age Story
12. Fix
13. ラストライブ
14. 春
15. 土曜日:高慢
16. 僕のスウィーティー
17. ストックホルムの箱


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