レッチリの創設メンバーでベーシストのフリーはこの発表にあわせて、アルバム収録曲「Traffic Lights」を先行公開。同曲はトム・ヨークとジョシュ・ジョンソンとの共作だ。「僕とディアントニ・パークスで、『Traffic Lights』の原型になるものを最初の日に演奏した。どこかアトムズ・フォー・ピースを思い出させるものがあったから、トムに送ったんだ。彼のことを知っているだけに、彼が共感できるリズムと感覚だと思ったし、実際その通りだった」とフリーは声明で述べている。「美しいメロディと言葉、”逆さまの世界(upside down)”で生きることとか、フェイクなクソもリアルなクソも浴びせられるなかで、どうやって物事の筋を通していくのか、みたいなことについて。みんなそれぞれに世界と折り合いをつけるやり方がある。でも彼は、いちばん温かくて、自由に流れるようにジャムる、とんでもないヤツなんだ」。
『Honora』で作曲・編曲を手がけたフリーは、家族の名前に由来するこのアルバムにおいて、ベースだけでなくトランペットの演奏も担当している。プロデューサー兼サックス奏者のジョシュ・ジョンソンをはじめ、ギタリストのジェフ・パーカー、ベーシストのアンナ・バターズ、ドラマーのディアントニ・パークスが参加。さらに、トム・ヨークとニック・ケイヴがボーカルで加わり、マウロ・レフォスコ(デヴィッド・バーン、アトムズ・フォー・ピース)やネイト・ウォルコット(ブライト・アイズ)も、その才能をこのデビュー作に注いでいる。
『Honora』には全6曲のオリジナル楽曲が収録されており、その中にはフリー、ジョンソン、ヨークの共作曲も含まれる。
本作がどのようにして生まれたのかを語った声明の中で、フリーは次のように振り返っている。レッチリが金字塔的アルバム『Blood Sugar Sex Magik』をリリースした1991年のある夜、フリーはガス・ヴァン・サント監督の映画『マイ・プライベート・アイダホ』に出演しており、その現場で友人にこう語ったという。「深く催眠的なグルーヴがあって、その上にトリッピーなメロディが重なり、グルーヴそのものを瞑想するようなインストゥルメンタル作品を作りたいんだ」。
60歳の誕生日が近づくなかで、フリーはこの2年間、毎日トランペットを練習し続け、その到達点がどこであれ、必ずアルバムを完成させると決意した。当初は、このプロジェクトのために集めたバンドのメンバーから「楽器もろくに弾けないヤツ、いんちき、ロックかぶれのポーザー」だと思われるのではないかと不安だったという。しかし実際には、「彼らはみな、心から支えてくれる最高の人たちで、その惜しみない精神に、日々深く心を打たれていた」と語っている。
「彼らと同じ部屋に座り、音楽を演奏していると、まるでドラッグをやっているかのような感覚になった」とフリーは語る。「スタジオの中を飛び回るように、ハイになり、トリップし、ふわふわと漂っていた。彼らが大好きだし、本当に身を捧げてくれたと思っている。心から頭が下がるよ」。
From Rolling Stone US.
フリー
『Honora』
2026年3月27日リリース
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