Koko(Vo.Ba)とKana(Gt)によるロックバンドYURERUKOが1st EP『ケンカしようぜ!』を2026年1月7日に配信リリースした。2024年に結成以降、「揺れる恋心」をテーマとして活動してきた彼女たちの楽曲は、TikTokでの”恋バナ”がモチーフになっているという。
今作の表題曲「ケンカしようぜ!」(元東京カランコロン・いちろーが編曲)をはじめ、恋心を包み隠さず真っすぐ表現した6曲はどこまでもピュアで、内に秘めた面倒くさい気持ちすらも音楽に昇華させている。なぜ、ひたすら恋愛をテーマにした活動にこだわっているのか? 2人にたっぷり語ってもらった。

―1st EP『ケンカしようぜ!』が配信リリースされましたが、反響はいかがですか?

Kana:DMで、「最後の曲「またね」がすごく自分に刺さりました」なんてコメントを読んで、「ああ、共感してもらえてうれしいな」ってグッときました。

Koko:同世代の人からの声もあるんですけど、高校生や成人しましたっていう人たちからの反響もあります。EPには、今までライブでしかやったことない曲が入っているので、「音源で聴けてうれしい」っていう声は、TikTok配信で届いたりしていますね。

―作詞作曲は”KokoToKana”という、お2人の連名になっていますね。曲はどうやって作っていくんですか?

Kana:TikTokで話した恋バナがもとになっていることが多いので、まず歌詞をしっかり伝えたいっていう気持ちがありますね。Kokoちゃんは結構まっすぐストレートな表現でグッと伝えるのが得意で、私はちょっとフワッとした表現をすることが多いので、そこをカチッと合わせて、2人で納得いくものを一緒に作ってる感じです。テーマを提示し合ってから「これを作っていこうか」って決めて、そこからベースになるメロディとかをKokoちゃんが作って、それに私がクセをつけたりとか(笑)、フワッとする表現に変えたりして、キャッチボールを2人でして納得いくものを作っていく感じでやっています。

―TikTokで活動を始めて現在に至るそうですが、お2人はどこで出会ったんですか。

Koko:私はボーカル、Kanaはギターの音楽スクールにそれぞれ通っていて、いまの事務所で出会ったんですけど、めちゃくちゃ気が合ったので、「一緒に音楽やってみようよ」ってバンドを組んだのが今に至るきっかけです。それが2024年頃です。


―初期のTikTokではファッションの話をしたりしていたみたいですけど。

Koko:そうですね。お互いファッションももちろん好きですけど、恋バナがめちゃめちゃ好きで、2人でいるときはほぼ恋バナしかしないです。ずっと恋バナ(笑)。

Kana:2人で話してるだけじゃなくて、いろんな人と恋バナしたいなって思ったのがきっかけで、恋バナの動画を撮ってTikTokにあげようってなったんです。そのとき、MBTI診断が流行り始めたときだったんですけど、それをコメントにつけて投稿したら、「MBTI一緒やけど、考え方が全然違う、恋愛観全然違う」とか、「やっぱり恋愛観も一緒や」みたいなコメントも結構来るようになって。そこから、恋バナを上げてくのがもっと楽しくなっていった感じですね。

―MBTIって冒険者とかエンターテイナーとか性格を診断するやつですよね。それぞれどういうタイプなんですか?

Kana:私は、ENFP(広報運動家)で、ポジティブでフレンドリーでみんなに広めていくっていうタイプでした。”THE 広報”っていうか(笑)。

Koko:MBTIって何回かやる人がいると思うんですけど、Kanaは何回やっても広報運動家なんですよ(笑)。

YURERUKOが語る、“恋バナ”が音楽に変わるまで、『ケンカしようぜ!』に込めた想い

Kana

―ではKokoさんは?

Koko:私はISTP、「巨匠」です。
名前だけ聞いたらちょっと強めなんですけど(笑)。

Kana:一匹オオカミみたいな感じ?

Koko:そういう感じ。でも、この広報運動家と巨匠の相性はめちゃめちゃ一番いいらしいんです。なので、うまく噛み合ってるのかなって。

YURERUKOが語る、“恋バナ”が音楽に変わるまで、『ケンカしようぜ!』に込めた想い

Koko

―なるほど。そういう、それぞれタイプの違いからくる恋愛傾向みたいなものも、共感されたりしているわけですか。

Kana:私はもうめちゃくちゃ重くて、どメンヘラくらい重いんですよ(笑)。でもENFPの人はそういう人がやっぱり多くて、「わかるわかる!」みたいなコメントもついて、「ああ、私だけじゃないんや」って思いながら、仲間はいっぱいいると思って強くなれました(笑)。

―お話していると、そんなメンヘラ感は全然感じないですけど。

Kana:本当ですか?

Koko:TikTokにすべてがあります(笑)。

―改めて見てみます(笑)。恋愛においては重たくなっちゃうということですよね。


Kana:はい。恋愛だけ急にネガティブみたいな。他はめっちゃポジティブなのに、恋愛になるとダメです。それでいうとKokoちゃんは真逆で、恋愛でもめっちゃ強い女。女の子が憧れるメンタル。

―そこに巨匠感がある?

Kana:ありますね。「追いかけられる女の子ってこうやろうな」みたいな感じがします。

―追うタイプと追われるタイプの2人なんですね。

Koko:そうですね。そんな気がします。

Kana:いいなあ。うらやましい(笑)。


―そういう自分たちのことだけじゃなくて、TikTokで話した恋バナを音楽に結びつけているのがYURERUKOというバンド?

Koko:そうですね。もう全部TikTokの恋バナから作っているので。バンドを始めたときに、もともとラブソングをやりたいねっていう話はずっとあったんですけど、TikTokをやり始めてから、共感してくれる声も結構あったので、「あ、これって曲にしたら女の子に共感してもらえるんじゃないかな」と思ったんです。EPの曲は全部、TikTokから来てます。

―自分たちの実体験だけじゃなくて、TikTokからもらったコメントの内容も含めてということですよね。

Koko:それもあるし、妄想とかもありますね。実際に起きてはないですけど、心の中では思ってるっていうのだと、「可愛いが足りない」は妄想、願望みたいなものが曲になってます。

Kana:「可愛いが足りない」は、私の心の中を全部詰め込みましたっていう感じになってますね。もう私の恋愛観バレバレなので。この曲はベースをKokoが書いて、私も歌詞を見ながらいろいろ調整しつつ作りました。私は毎日毎秒、「可愛い」って溺愛されたいんやけど、でもなかなかそういう人っておらんくて。「でもやっぱ可愛いが足りんよー!もっと可愛いって言ってよー!」っていう、めんどくさ~い女の子の気持ちを全部詰め込みました。
自分でも「めんどくさいよな」って思いつつ、でも可愛いってずっと言ってほしいっていう気持ちを全部書きました。

―EPを聴かせてもらうと、こんなに恋愛のことをまっすぐに歌ってる人たちっていないなって思いました。歌の題材って他にも見つけられると思うんですけど、そこは「恋愛のことを歌うんだ」っていう縛りを作ってるってことなんでしょうか。

Koko:YURERUKOというバンド名は「揺れる恋心を叫びたい」っていうところから来ているんです。私たちの曲を聴いて、「本当はこう思ってたけど言えなかった」みたいなことも、代わりに私たちが歌うことで、1人じゃないんだとか共感できるって思ってほしくて、そういうことをEPにも全部詰め込んでいます。

Kana:だから、縛りがあるっていうよりは、もう「恋心をひたすら歌いたい」、「この気持ちを聴いてほしい」という思いが強いです。

―それはやっぱり、ご自分たちが好きな音楽もそうだったということなんでしょうか。

Koko:そうですね。私はSHISHAMOが好きなんですけど、SHISHAMOって女の子の気持ちをめちゃくちゃ代弁してくれる曲があって、私もそれを聴いて、「うわー、そうそう、これが言いたかったの!」って思うことがいっぱいあったので。今度は自分たちがそういう気持ち、そういう曲を届けたいなって思っています。

Kana:やっぱり女の子の気持ちを代弁してくれるっていうのが、Kokoと同じ気持ちであって。「そういう歌を歌いたいよね、恋の歌でキュンキュンしたいよね」っていう話から、バンドをやり始めた感じでした。


Koko:ライブに来てくれる人も、恋バナを見て来てくれる人が本当に多いんです。路上ライブをしていても、絶対みんなと恋バナしてるんですよ。路上ライブって普通歌うと思うんですけど、絶対恋バナしてる時間の方が長い(笑)。

YURERUKOが語る、“恋バナ”が音楽に変わるまで、『ケンカしようぜ!』に込めた想い


―それって見に来たお客さんに相談されたりするってことですか?

Koko:相談もされるし、好きなタイプとか聞いたりして、「その人に好かれるにはどうしたらいいか」みたいな。みんなで作戦会議を結構やってます、路上で。男性からも相談されたりしますよ。「今こういう女の子を追いかけてるんだけど、どうしたらいいかな?」とか。

Kana:「振り向いてもらえるにはどうしたらいいんやろ?どうやって動こう?」みたいな話を一緒に考えてっていう、恋バナをずーっとしてます。

Koko:たぶん、路上ライブに来てくれる人たちも、恋バナが好きな2人だなっていう印象で来てくれている人が多いなって感じています。

―今回のEPについては、どんなことを話して1枚の作品にしましたか。

Kana:お話しているように、私たちは恋心が揺れまくっているので、「シングルだけじゃ足りんね」ってなって。いろんな気持ちをギュッと詰めたいと思ってEPにしました。

―表題曲「ケンカしようぜ!」は、〈ケンカしようぜ! ケンカ ケンカ ケンカ ケンカしようぜ!〉って、すごく耳に残るクセになる曲ですけど、どんな発想からできた曲なんですか?

Koko:「ケンカするほど仲がいい」っていう言葉がありますけど、そこから生まれた曲です。

Kana:彼が優しすぎてケンカにもならんけど、もっと仲良くなりたいのでケンカしようって伝えてる、タイトルからは想像できないキュンキュンなラブソングになっています。

Koko:これは私の元カレとの実体験なんです。優しすぎてケンカをしたことがなかったんですけど、長続きしてる友だちのカップルの話を聞くと、やっぱり絶対ケンカしたことがあるんですよ。「ケンカするほど仲がいい」ってこういうことなのかなって思ったので、「ちょっとケンカしてみたいんだよね」って言ったんですけど(笑)。でもそのときも全然ケンカできなくて。

Kana:ただのじゃれ合い(笑)。

Koko:やっぱり女の子といると、恋バナしてる時間って結構多いんですよ。友だちといても「今こういう人と付き合ってて」っていう会話をよくするので、私もうらやましくなってケンカしてみたくなったんです(笑)。

―それをそのまま音楽に昇華したという(笑)。こういうテーマがハッキリしている曲は、歌詞が先にできて、メロディが後からつくんですか?

Kana:「ケンカしようぜ!」っていうテーマから連想して歌詞を書いて、後からメロディがつきました。私もケンカしたいって言ったことが実際にあって共感したし絶対曲にしたいと思ったので、めちゃくちゃ気に入ってます。Dメロの〈ビショ濡れの左肩も ケーキのイチゴをくれるところも 反則だよ、もっともっと自己中でいてよ〉とかもすごく共感できて好きですね。

―1枚通して聴いたら、最後の「またね」で別れちゃったのかな?って思いました。ストーリー仕立ての作品になってるのかなと思ったんですけど、そこはどうですか?

Koko:ストーリーにしたという意図はないんですけど……。

Kana:ライブの最後はいつも「またね」で終わるんです。だから、アルバムも「またね」で締めたいっていう感じで、この形になりました。ストーリーについては、ちょっともう一回聴いてみます(笑)。

―いや、あくまでもこちら側の感じ方なので(笑)。2曲目の「君の理想の彼女になりたい」では、いきなり〈予想外のケンカで台無し〉という、1曲目と対照的な歌詞が出てきますね。

Kana:これはもう、私の気持ちがグッと入ってる曲です。毎回恋愛するたびに、やっぱり理想の彼女になりたいって思うんやけど、でもどう頑張ってもなれなくて。そんな私も好きでおってくれ、頼むー!っていうもどかしいこの願いを、曲にグッと入れ込んだ曲になってます。

Koko:私は、理想の彼女になりたいと思って誰かと付き合うことはないんですけど、やっぱり「私だけを見ててほしい」とか、「私だけを好きって思っててほしい」っていう気持ちは私も持っていて。絶対女の子ってみんな、そういう気持ちを持っているし、それはみんな一緒だなって思っていて。それって結局、理想の彼女になりたいってことなのかな?と思って、めちゃめちゃ共感できた曲です。

―「hitomebole」は、ひときわ荒っぽい感じというか、初期衝動みたいな感じも受けました。



Koko:ひと目惚れしたときって、本当は可愛い状態でその相手と会いたいじゃないですか? でもタイミングがあんまり良くないことが多くて、だいたい可愛くないんですよ。リップ塗ってなかったりとか、髪がちょっとボサボサだったりとか、ビジュが悪い(笑)。でも、ひと目惚れした瞬間のビビビッとくる衝動的な気持ちを表現したいと思って、歌詞も比較的まっすぐに、メロディもまっすぐに表現した曲ですね。

―これも、ひと目惚れした実体験があるということですか?

Koko:みんなありますよね?

Kana:あります、本当にビビビビッと。私は惚れっぽいので、結構な頻度でひと目惚れしてます。今日もしてきました(笑)。でもひと目惚れって、見た目だけにはなっちゃうので、ひと目惚れした人とはうまくいかないです。やっぱり、中身が大事なので。

Koko:私は、「友だちか恋愛対象か」っていうのがもう会った瞬間に分かれるタイプなので。「あ、この人は友だちだ」とか、「何か起こりそう」みたいに分かれるので、それも私的には一種のひと目惚れなのかなって思いますね。

―でも、友だちだった人が恋愛対象になることもありませんか。

Koko:ないです。

Kana:信じられないですよね?おかしい。

Koko:私は友だちとして接してたとしても、相手がそうじゃなかった場合とかはありますけど、付き合うとか好きになるってことはないです。

―じゃあ、友だちだった男の人は失恋することになりますよね。

Koko:そうですよね。そうすると、「せっかく友だちだったのに」ってつらいじゃないですか。だから、「この人ちょっと私のこと好きかもな」って思ったら、告白されないぐらいに避けていきます。ちょっとずつ来るジャブをかわしつつ、あんまり興味がない感じを出して、でも友だちではいるっていう。

Kana:友だちのままでおれるんや?

Koko:告白されなければ、友だちでいられます。

Kana:私は友だちからもOKなタイプだし、それで付き合って別れちゃっても友だちに戻れるタイプなので。めちゃめちゃ親友みたいな感じになれるんですよね。

―話してるとだんだん、恋バナになっていくのがさすがですね(笑)。

Kana・Koko:あはははは(笑)。

YURERUKOが語る、“恋バナ”が音楽に変わるまで、『ケンカしようぜ!』に込めた想い


―思いっきり音楽の話に切り替えます。演奏している映像を見るとKokoさんは歌いながらベースを指弾きしていますけど、ベースはいつからやってるんですか?

Koko:バンドを始めることになってからベースの演奏を始めたので、まだそんなに長くはないんですけど、ベース弾いてるのが楽しいんですよね。ギターもちょっとは通ったんですけど、やっぱりベースを弾いてみたらしっくりくる感じが強くて。Kanaと偶然会ってバンドをやろうってなったとき、Kanaがギターを弾いて私はボーカルをやることになって、でもバンドやるにはベースがいるなと思って。そこからやり始めたんです。

―この人を参考にしたとか、目標にしてるみたいなベーシストはいますか?

Koko:やっぱりSHISHAMOと、あとback numberが好きなので、曲を聴いてベースラインを参考にしながら作っていますね。

―Kanaさんはご自分のギターについてどう考えて弾いていますか?

Kana:私は、自分がふわっとしてるって言われることが多くて、それを一番表現できるのがアルペジオやなと思っていて、そこを今頑張ってやっているんです。それでいうと、indigo la Endの長田カーティスさんがめちゃくちゃ綺麗なアルペジオを鳴らしていて、よくライブを観に行ったりしながら、「私もこうなりたいな」っていう目標にしてやっています。

―YURERUKOが目指してる理想のサウンドってどんなものでしょうか。

Kana:Kokoちゃんの真っ直ぐな声をまずしっかり出して届けたいっていうのは、2人の中ではすごくあります。それでいて、ベース・ボーカルなので、ベースの音もガツンと真っ直ぐ出していきたいなって思っています。そこに私がふわっとアルペジオで乗っかるのがYURERUKOっぽいサウンドかなって思いながら作ってはいます。

―最初の方でもお話しした「可愛いが足りない」はライブで盛り上がりそうな演奏ですよね。

Kana:この曲は、重くなりすぎない軽いメロディ、バランスで作ってますね。

―これで暗いメロディと演奏だったら重くなってしまうという。

Kana:そうなんですよ。それこそ、本当どどどどメンヘラになっちゃうから(笑)。そこはポップに聴いてもらいたいなって思っております。

―Kokoさんはどんな気持ちで歌っていますか?

Koko:私はこの曲もめちゃめちゃ共感します。可愛いって何回言われてもうれしいし。例えば一日中仕事して疲れてボロボロな顔でも、「可愛い」っていう一言があるだけで、結構メンタル回復するし、「こんな姿でも愛してくれるんだ」っていううれしい気持ちになるので、やっぱりこれは女の子の共通の気持ちかなって思いながら歌っています。

―「hinataぼっこ」はメロウなミディアム曲ですね。〈日向を歩くのが好き 私はいるって 影だけは分からせてくれるから〉という歌い出しの歌詞がとても印象的です。これはどんな状況を歌った曲なんですか。



Kana:私のことをもう好きじゃないのは分かってはおるけど、私はまだ好きやから離れられんっていう状態の時の曲です。日なたを歩いてるとき、横に並んでなくても、影で並んで見えたりする。その影があるおかげで、まだ一緒に彼といられているんだっていう気持ちになれるので、やっぱり日なたを歩くのが好きやなっていう気持ちをこの曲に乗せた感じです。

Koko:これも私の実体験なんですけど、昔付き合ってた人が自分のこと好きじゃないなって思ってたけど、好きのやめ方とかもわからなくて、もどかしいなって思っていたときがあって。そんなとき2人で歩いてるときに影が見えて、「ああ、なんか切ないな、一緒にいるんだろうけど、なんか一人な気もするなぁ」とかっていう、自分の中にあったやるせない気持ちを曲にしました。私自身も今はあの恋をしてよかったなって思えているので、もし今つらい恋をしてるとか、過去にそういう恋をして引きずってるみたいな人がいたら、この曲を聴いて、「1人じゃないんだよ」って伝えたいですね。

YURERUKOが語る、“恋バナ”が音楽に変わるまで、『ケンカしようぜ!』に込めた想い


ー「またね」はストレートなロックチューンですが、歌詞はちょっと切ないですよね。そういう内容だからこそ、強めに歌ってるのでしょうか。

Koko:これは恋人と別れた瞬間の歌なんですけど、恋人と追いかけてる夢で揺れて、夢を取ったけど、本当に選んだ道が正解だったのかな?とか思いながらも、でもやっぱりいつかまたその付き合ってた人に会いたいなとかっていう心の中にある気持ちを「またね」っていう一言に全部込めた曲です。「またね」っていうことで、本当に会えるようにっていう心の中の願いを全部詰めてるので、心の内を叫んでるみたいなサウンドにしたくて、結構強めに叫ぶ感じの曲にしました。タイトルの通り、ライブでもまたみんなにも会いたいな、また聴きたくなってほしいなっていう思いもあります。

Kana:この曲はライブでも結構弾いてるんですけど、弾きながらやっぱりKokoちゃんの恋愛を想像して思い出して、「はぁ、切ないな」って思いながらも、私も叫んでいる気持ちでギターの音を鳴らしています。それが聴いてる人にも伝わったらいいなって思いながら、「届け!」って思いながら弾いていますね。

―対照的な面もあるお2人だと思いますが、YURERUKOとして音楽を表現する上で大事にしていることってなんですか?

Koko:共感できたことしか曲にしていないっていうことですね。私はあんまり人に話さない分、素直に言えないこととかもあるんですけど、そういう話をKanaから聞くと、「あ、私もそう思ってるんだよね」とかっていうことが多いので、やっぱり、そう思ってる女の子もきっと多いし、それを曲にしたら私みたいな素直になれない子も、「あ、一緒だ」って思ってくれるんじゃないかなって思います。

Kana:私は気持ちを隠していられないので、ほんとは隠しといた方がいいんやろなと思いつつ、伝えるとやっぱり共感してくれるんですよね。そうすると、「女の子はみんなそうなんや、よかった」っていう気持ちが出てくるし、女の子の味方でいたいってすごく思うので、「自分の気持ちをガンガン出してもいいんやな」って、バンドを始めて思えるようになりました。

―ちなみに今、恋愛のこと以外に興味があることや、ハマってることってありますか?

Koko:私はパズルと塗り絵にハマってて(笑)。無心でいつの間にか時間が過ぎてるみたいなことをするのが好きなんです。最近は塗り絵も、女の子の絵とかを選んで、「デートのときにこういう色の服着たら可愛いな」とか思いながら。

―結局、恋愛のことを考えてるじゃないですか(笑)。

Koko:そうですね、全然考えてました(笑)。

Kana:私は、絵を描くことにハマりまして。今回のEPのジャケットイラストも私が描いています。今まで絵が得意とか思ったことなかったんですけど、描いてみたら「いいじゃん!」って言ってもらってハマりました。

―この絵は実在のモデルの人とかいるんですか?

Kana:いや、いないです。”YURERUKOちゃん”がケンカしようとしているときの顔です。

Koko:「hinataぼっこ」を配信リリースしたときのジャケ写もKanaが描いてるんですけど、それもYURERUKOちゃんです。

―これから活動していく上で、目標や夢があれば聞かせてください。

Koko:私自身が、歌でなら素直に言えると思って、心の中に持ってることを表現しているので、私と同じような、心では思っているけど自分では抱えきれなくなったときとか、今恋してるけど話し相手がいないと思ったときには、YURERUKOの曲を聴いて、「ああ、私と同じ気持ちだ」とか、「キュンキュンするな」って思ってもらえるバンドになりたいなって思っています。

Kana:「キュンキュンしたい、恋したい」ってなったら、「YURERUKOを聴こう」ってなれるように、バンバン私たちの恋心を書いて出していきたいし、ライブもしていきたいなって思っています。KYUN KYUNしようぜ!

<リリース情報>

YURERUKOが語る、“恋バナ”が音楽に変わるまで、『ケンカしようぜ!』に込めた想い


YURERUKO
1stEP『ケンカしようぜ!』
2026年1月7日配信リリース
https://yureruko.lnk.to/kenkasiyouze

<ライブ情報>

YURERUKO vs LIVE
揺れる恋ってやつだ!vol.1
2026年4月4日(土)下北沢MOSAiC
時間:open 18:00 / start 18:30
チケット https://livepocket.jp/e/2e4uj
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