マッシヴ・アタックの中心的メンバーであり、ワイルド・バンチ・サウンド・システムの創始者としても知られるダディ・Gと、ロンドンでパンクとレゲエを繋げた重要人物で、現在もDJ/ミュージシャンとして最前線で活動を続け、数々のドキュメンタリー映画を手がけてグラミー賞も受賞しているドン・レッツが揃って来日する。

UKブリストル・サウンドの先駆者として世界の音楽シーンの歴史にその名を刻むダディ・Gは、マッシヴ・アタックとして2026年に新作発表と大規模なツアーを控えるタイミングでの来日となる。
さらに、ザ・クラッシュの現場からレイヴ黎明期まで、ロンドンのストリート・カルチャーの象徴とも言えるドン・レッツとの”マッシブコンビネーション”による日本ツアーは、まさに奇跡といえる。レゲエ、ダブ、パンク、UKカルチャーを横断してきた二人のレジェンドを迎える来日公演に注目したい。

マッシヴ・アタックのDaddy Gとドン・レッツ、UK音楽カルチャーを横断してきたレジェンドが来日

DADDY G (MASSIVE ATTACK) & DON LETTS JAPAN TOUR 26
~DISCIPLES OF BASS~
2026年4月10日(金)東京・恵比寿LIQUIDROOM
24:00 OPEN/STRAT - 5:00 CLOSE

■出演者 (lineup)
DJ:
DADDY G (MASSIVE ATTACK)
DON LETTS (REBEL DREAD HARDWARE)
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SOUND OPERATOR:
NAOYUKI UCHIDA (*TOKYO ONLY)

■料金 (price)
・ADVANCE:6,500yen / DOOR:7,500yen

■チケット (ticket)
e-plus:https://eplus.jp/rebeldreadhardware/
ZAIKO:https://6926.zaiko.io/e/bassmasters26

※本公演は深夜公演につき20歳未満の方のご入場はお断り致します。
本人及び年齢確認のため、ご入場時に顔写真付きの身分証明書(免許書/パスポート/住民基本台帳カード/マイナンバーカード/在留カード/特別永住者証明書/社員証/学生証)をご提示いただきます。ご提示いただけない場合はいかなる理由でもご入場いただけませんのであらかじめご了承ください。

■ツアー全日程 (tour schedule)
10th APRIL:TOKYO…LIQUIDROOM
11th APRIL:KYOTO…METRO
15th APRIL:HAKATA…KIETH FLACK
17th APRIL:NAGOYA…VIO
18th APRIL:OSAKA…SOCORE FACTORY
19th APRIL:HIROSHIMA…CLUB QUATTRO
25th APRIL : MATSUYAMA...CLUB BIBROS(*DON LETTS ONLY)
26th APRIL:MAEBASHI... SPORT BAR UNIT TWO(*DON LETTS ONLY)

英国から、すばらしい2トップがやって来る(野田努)

 かしこまって言うことでもないが、いま、我々は救いようのない混乱のなかにいる。雷鳴轟く闇夜に放り出され、立っていることさえ困難な船に乗っている気分だ。何をよすがとすればいい? いまも音楽は灯台の役割を担うことができるのだろうか。危険な場所を指し示し、時代における道標(みちしるべ)たり得るだろうか。
 およそ半世紀前、「パンキー・レゲエ・パーティ」が英国で暮らす白人の若者たちの耳と精神を拡張したことは周知の通りだ。そのきっかけを作ったのがロンドンのドン・レッツというDJであったことも、歴史の教科書を引くまでもなく明らかだ。パンクとレゲエの合流によって促された精神的な連帯は、人種差別や人びとを抑圧するシステムに立ち向かった。
そうして、かつてない文化の扉が開いた。ベースが響き、言葉が舞う。ブリストルではダディ・GというDJがその後に続いた。「ワイルド・バンチ」が誕生し、それはやがてダブの重低音を纏った漆黒のグループ、マッシヴ・アタックへと展開する。
 ドン・レッツとダディ・Gがやって来る。2026年は、ちょうどパンク誕生50周年にあたるわけだが、いまなおドン・レッツが第一線で活躍していることは驚異である。50年前、パンクにレゲエを教えたこのDJは、自ら開けた扉から広がるフロア上で、そのプレイリストを更新し続けている。ヒップホップからジャングル、ダブ、インディ・ロック、ダンスホール……腹の底に響く低周波の音……。しかし重要なのはジャンルではない。その音楽が人びとにとってどんな意味があるか、だ。必要とされている夢か、あるいは特効薬か。リズムという底流のなかに出口を見つけるかもしれない。
ドン・レッツとダディ・Gは、いまも音楽が前向きなパワーを持っていることを熟知している、その筋の達人たちである。同士たちよ、フロアで会おう。
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