ゲストにはこれまでの活動で交流を深めたミュージシャンが多数参加し、海外からはCovetのイヴェット・ヤング、マーシン、Unprocessedのマニュエル・ガードナー・フェルナンデスといった、現代のギターミュージックを代表する顔ぶれが並ぶ。日本からはSEKAI NO OWARIのNakajin、さらにアレンジャーとして、TAKU INOUEやFeryquitousらを迎え、ゲームミュージック~アートコアの文脈に接近することによって、「日本発の新たなギターミュージック」を提示している。アニメのテーマ曲でも、TikTokのダンス動画でもなく、ギター一本で世界のリスナーの魂を震わせてきたIchika Nitoの音世界に、じっくりと浸ってみてほしい。
THE FIRST TAKEの新シリーズ「HIGHLIGHT」に登場、1000万回再生超えの自作曲「i miss you」を一発撮りギターパフォーマンス(2月10日公開)
「今の自分を受け入れるまで」の物語
ーSNSで活動を始めてから約10年を経て、ついに1stアルバムが完成しました。まずは現在の率直な心境を聞かせてください。
Ichika:正直ホッとしているのと、少し怖いのが半分ずつあるような感じです。SNSから始めて10年近くやってきた中で、短い動画や断片的な曲、そこからのシングル、EPという形ではたくさん出してきたと思うんですけど、一枚の作品として自分を表現する行為は想像以上に逃げ道がないなと、作りながら思っていて。でも今回ようやく腹を括れて、一番自信のある部分を小出しにしていくのではなく、必ずしも綺麗なだけではない、そういう感情も含めて、ちゃんと一個の形にできた感覚があって。なので「少し怖い」と言いましたけど、それ以上に「これが今の自分です」と言えるようなアルバムになったと思っています。
ーアルバムの方向性や青写真についてはどんな考えがありましたか?
Ichika:自分の思う理想の音楽を詰め込んだというよりは、今の自分を受け入れるまでの一連の物語を描こうと、何年も前からずっと思っていて。僕はクリーントーンでギター一本で演奏する、いわゆるギターソリストというスタイルでやってきたんですけど、そのスタイルで表現するためには、細かな取捨選択が必要で、捨てる部分も多かったんです。でもその捨てた部分にこそ大事なものもあったんじゃないかと思って。
ー「i miss you」をはじめとした過去の代表曲を収録する手もあったと思うけど、最初からアルバムとして何を表現するかを考えて、それに沿って曲を作っていったと。
Ichika:そうですね。そういう意味ではかなりコンセプチュアルなアルバムになったと思います。今回は曲を作るときに、まず物語を書いたんです。それを歌詞の代わりにブックレットに載せようと思ってるんですけど、一曲あたり1000字ぐらいの物語を書いていて。例えば、ある曲は「HUNTER×HUNTER」のメルエムとコムギからインスパイアを受けて、王と貧民の対話からお互いが何か気づきを得る物語だったり、ある曲は他人の影を織る「影織り」っていう架空の職業を仕事にしている人の物語だったり。オムニバス形式で、一曲一曲独立した童話みたいな感じの物語があって、それに合わせて楽曲を作っていったんです。
ーもともとIchikaくんは「ハリー・ポッター」とか「マーリン」とか、海外のファンタジー小説がお好きなんですよね。
Ichika:そもそもの自分のルーツとして、音楽よりも先にそういった物語があったので、そこは表現としてマストで通らなきゃいけない、自分がやらなきゃいけないところだと感じていたんです。
ーアルバムの1曲目「Where I Begin」と最後の曲「Where I Return」にはどのような意味合いが込められているのでしょうか?
Ichika :「Where I Begin」はソロギターの曲なんですけど、やっぱりそこから自分のギタリストとしての物語が始まったので、1曲目にはソロギターの曲を置こうと決めていました。ここから物語が始まって、いろんな楽曲、いろんな物語が直線上にあるというよりは、円状に、時計が進むように回っていって、最後の「Where I Return」で同じところに戻ってくるので、1曲目のアレンジバージョンみたいな感じになってるんです。でも「Where I Return」はあえてギター一本じゃなくて、三本重ねてレイヤーして、三つの旋律が動いてるようなアレンジにしていて。同じ場所に帰ってきたけど、一周回って、見える世界は変わっている。そういうことを描きたかったんです。
ー「Where I Begin」では7弦ギターを使っていますね。
Ichika:アイバニーズと契約して、初めてカスタムで作ってもらったのがあの青いギターなんですけど、あのギターの音は唯一無二で。ギターの音はどのピックアップを使っても、ある種の野暮ったさというか、いなたさを感じるんですけど、あのギターのセンターとブリッジの間のピックアップの音が、唯一それを感じないんです。透き通るガラスのような、生々しい冷たさ。でも特定の属性に寄ってるわけじゃなく、ニュートラルだから、優しい音にもできるし、切ない音にもできる。自分の求めるソロギターにとってのベストな音を出せるのがあのギターなので、自分の声みたいな感じだと思いますね。
この投稿をInstagramで見るIchika Nito(@ichika_mo)がシェアした投稿「Where I Begin」プレイ動画
アルバムで提示したギターとコラボの可能性
ーアルバム全体の音楽的な方向性はどんなイメージがありましたか?
Ichika:まず「エレキギターはロックギターの象徴」みたいなイメージがいまだに根強いと思っていて。なので、それだけじゃないギターの可能性や魅力をいろんな人に知ってもらえたらなっていうのが、一個のテーマとしてありました。なので、「これってエレキギターの音なの?」みたいな音は意識的に使っています。僕の音楽を聴き慣れてない人が聴いたら、「これシンセサイザー?」とか思うかもしれないけど、「ギターでこういう音楽が作れるんだよ」っていうのを、ソロギターだけでなく、いろんな形で表現したくて。例えば、2曲目の「Lost Stars」はエレキのナイロンギターを使ってるんです。一般的なクラシックギター、スパニッシュギターのサウンドよりもう少し平面的で、悪い言い方をすると、チープな音ではあるんですけど、旋律によってはその音がすごい美しさを生み出すこともあると思っていて、より無機質な美しさを表現するのに適してるんですよね。普通のエレキギターよりももう少し生々しいけど、普通のガットギターとは違う、独特な音なんです。
ー「Lost Stars」のアレンジはTAKU INOUEさんですね。
Ichika:TAKUさんはDiosのアレンジでお世話になったところから知り合って、その後にTAKUさんと星街すいせいさんがやってるMidnight Grand Orchestraのライブに呼んでいただいて、ゲストでギターを弾かせてもらったりして。そのときに「僕の曲もアレンジしてください」と言っていて、今回実際にお願いしました。最初はワンコーラスまるまる僕の方で一回作って、それをTAKUさんに投げたんですけど、はじめは打ち込みのドラムンベースを軸とした、もう少し軽めの、サクサクしたビートで展開していくアイデアだったんです。でもTAKUさんから「あえて生ドラムを使って、ドラムンベースみたいに配置してやってみたら面白いんじゃない?」というアイデアをもらって、ドロップもハイパワーな感じで作ってくださって、めちゃくちゃかっこよくなりました。
ーTAKUさんはゲームミュージック~アートコア文脈の出身で、Ichikaくんはもともとそういう音楽のファンだったんですよね。「日本から発信する新しいギターミュージック」のようなイメージもありましたか?
Ichika:ありましたね。2024年に出した『Metaphor』で自分の新しい表現としてやりたかったのが、まさにおっしゃる通り、日本のゲームだったり、ナードカルチャーから生まれた音楽であるアートコアと、自分のギターを掛け合わせた音楽で、「Lost Stars」もその流れにあります。このハイスピードなBPMにかっこいいリフを乗っけるとか、エモい旋律を乗っけるみたいな音楽は他にあまりないと思うので、自分が聴きたくて作ったところもありますね。Spotifyとかでこのジャンルを探しても、だいたい聴くアーティストが限られてくるんですよ。海外にもアートコアのクリエイターは探せばたくさんいるんですけど、自分にドンピシャな感じの曲がなかなかなくて、じゃあもう自分で作ろうと思って、それでFeryquitousに連絡をしたのが『Metaphor』を作るそもそものきっかけだったんです。
ー3曲目の「Echo」にはSEKAI NO OWARIのNakajinさんが参加しています。
Ichika:Nakajinさんは僕の2回目のソロライブ、それこそ10年近く前ですけど、そのときに(川谷)絵音さんと一緒に見に来てくれて。そこからNakajinさんともご縁ができて、何度か一緒にご飯に行ったり、Nakajinさんの曲に参加したり、動画も一緒に作ったり、プライベートな相談もさせてもらったり、お世話になっている先輩です。で、今回のアルバムに一曲ダンスミュージックが欲しいと思っていたので、誰とやるのがいいかを考えたときに、海外のクリエイターの方も候補にはなってたんですけど、これまでのストーリーも含めて、Nakajinさんにお願いしたいと思ったんです。
ーNakajinさんはギターも弾いてるんですか?
Ichika:いや、弾いてはいないんですけど、冒頭のギターは僕の送ったデータをNakajinさんがエディットして、エフェクティブな感じに、カットアップして作ってくれました。あの冒頭のフレーズも大好きなんですよね。
ーこの曲はエフェクトのかかり具合が面白くて、それこそ「これエレキギター?」という感じですよね。独特な音色はこれまでもIchikaくんのギターの特徴で、プラグインでかなり細かくパラメーターを調整しながら作ってるんですよね。
Ichika:はい、今回もかなりこだわりました。Neural DSPのQuad Cortexっていうアンプシミュレーターを使ったり、Line 6のHelixも引っ張り出して使ったり、Axeも使ったり、実機はいろんなアンプシミュレーターを試して、あとはプラグインもいろいろ試してみて。ギター用だけじゃない、ボーカル用やシンセ用のプラグインを足したり、そういうことはみんなやってると思うんですけど、僕もいろいろ試して、試行錯誤しながら作りました。
この投稿をInstagramで見るIchika Nito(@ichika_mo)がシェアした投稿「Echo (feat. Nakajin)」プレイ動画
ーこれまでに交流してきた海外のギタリストも参加していて、「The Itch」にはさっき話に出たFeryquitousとともに、ドイツ出身のギタリストであるマニュエル・ガードナー・フェルナンデスが参加しています。Ichikaくんに影響を受けた世代のギタリストで、アルバムの中で言うと、メタル要素が一番強いのがこの曲かもしれないですね。
Ichika:マニュエルとはコラボ動画を出したことはあるんですけど、楽曲を一緒にリリースしたことはなかったので、アルバムのタイミングで何かやりたいとずっと思っていて。さっきのアートコアの話に戻るんですけど、もともとマニュエルと誰か日本のアレンジャーを掛け合わせたら絶対合うと思っていて、はじめはTAKUさんも考えたんですけど、でもFeryquitousのあの感じを混ぜたらより面白いんじゃないかと思って。
Ichikaとマニュエル・ガードナー・フェルナンデスのコラボ動画(2022年)
ーFeryquitousは『Metaphor』に続いての参加になりますね。
Ichika:Feryquitousももともとギターミュージックをすごく聴いていて、マニュエルのことも知ってたし、彼のバンドのUnprocessedもよく聴いてたみたいで。もともと凛として時雨がルーツだったり、ポストロック、残響record世代のオタクで、そういう意味では僕とすごく似てるので、そこで仲良くなったっていうのもあります。
ー曲自体はどんなイメージで作ったのでしょうか?
Ichika:そもそもマニュエルと日本のプロデューサーを混ぜたかった理由として、マニュエルのギターフレーズや旋律には日本人好みの情緒的な感じがあって、ナードカルチャーからの影響がありそうだと思ってたんです。Unprocessedに「Deadrose」という曲があって、あの曲とか完全にオタクが好きなタイプの曲だし、これをアートコアの文脈に乗っけたら絶対かっこいいやんって。ただまた疾走感のある曲にしちゃうと「Metaphor」みたいになるし、「Lost Stars」にも近い感じになりかねないと思って、それでハイBPMではなく、もう少し乗れる感じのミドルBPMにしたんです。これはFeryquitous発信の曲なんですけど、僕がギターを乗っけた後で、マニュエルに残りの部分を、ギターバトルみたいなイメージで入れてもらって。ゲームのステージが変わっていく感じで、各セクションごとに全然違うことをしてもいいし、むしろ変えていこう、みたいな話をしました。イントロは水のエリア、 Aメロはフィールド、 Bメロが嵐で、サビは炎みたいな、セクションごとにどんどん変わっていく、多様性のある曲にしたかったんです。
ータイトルトラックの「The Moons Elbow」にはポーランド出身のマーシンが参加。彼もIchikaくんより下の世代ですね。
Ichika:マーシンは今回のアルバムの曲を作るにあたって、真っ先に浮かんだアーティストの一人です。「Just The Two Of Us」だったり、彼のアルバム曲にゲストで参加したことはあるけど、自分の曲に参加してもらったことはなかったので、常々呼びたいと思っていて。もともと仲がいいっていうのもあるんですけど、それ以上に彼のギターに乗っける自分のギターが僕はめちゃめちゃ好きなんですよ。彼のギターフレーズの上に乗せると、いろいろなメロが浮かびやすい。アーティストとしての、ミュージシャンとしての親和性はマーシンとが一番あると思ってて。自分の欠けた部分を埋めてくれるピースみたいな感じなので、この曲にはマーシンがピッタリだと思いました。
ー曲自体はどんなイメージでしたか?
Ichika:この曲はカテゴライズとかジャンル分けはしにくいと思うんですけど、オーケストラっぽい音楽をあえてオケに乗っける、みたいなイメージで。ストリングスも大本のアレンジは打ち込みで自分が考えてます。曲の下書きはできてる状態で、マーシンに後からギターを入れてもらって、それに対してまた自分がメロディーを乗っけたり、リレーで作っていって。自分の中での月の満ち欠けのイメージを曲にした感じですね。
ー以前Rolling Stone Japanでマーシンと対談をしてもらったときに、マーシンが「Ichikaはハイピッチで日本スタイル、僕はローピッチでヨーロッパスタイル」と話していましたが、この曲でもその対比が生かされていますね。
Ichika:それはまさにその通りで。自分はハイノートでメロディー部分を、主旋律を担って、もちろんマーシンもある程度旋律を弾いてるところはあるんですけど、割と低いところをベースに、お互い空間のすみ分けがあって、でもサビで急に一緒になって絡み合う、そんなイメージがありました。あとは地上にいる自分たちが美しい夜空を見上げている、そこの距離感を表現したくて、星と地上を自分とマーシンに置き換えて、高低差を表したんです。
ー最初に物語を書いて、それを元に曲を作ったそうですが、映像的なイメージがあって、それをサウンドに落とし込んでいくことも多いですか?
Ichika:結構ありますね。「The Moons Elbow」は物語でいうと、旅人が主人公で、山の高台に立って月を見ていると、その月が歪に、奇妙に動いて、旅人は月から目が離せなくなる、みたいなお話で。その天体と地面を表現しようと思ったときに、地面の方は大地とか生命みたいなイメージがあって、これは生楽器の方がいいから、それでマーシンにお願いしました。他の曲も物語と楽器やアレンジにいろいろ関連性があったりするので、そこは考察してもらえたら嬉しいですね。
集大成を経て、新たなスタートラインへ
ーギターの演奏に関して、新しいアプローチを試みた曲はありますか?
Ichika:自分にとっての「新しい」で言うと、4曲目の「LA NUIT」はこれまでやってこなかったスタンダードナンバーのイメージです。ジャズギターを使って、ローファイビートに乗せてジャズをプレイする……正確に言うとジャズではないんですけど、こういった曲をやるのは初めて。世間的にはそんなに珍しくないけど、自分にとっては新しかったです。テクニックで言うと…今までやってきたことを詰め込んだ感じではあるので、これまでとそこまで変わりはしないと思うんですけど、ただジャンルだったり、曲としてのあり方が変わってる感じですね。
ーギターインストのみではなく、ボーカル曲も最初から入れたいと思っていた?
Ichika:思ってました。普通の歌があるアルバムは、インタールードがインストだったりすると思うんですけど、自分のアルバムはその逆というか、インストが基本なので、語り部的なインタールードとして、要所要所で本当の声を配置しようという意図です。
ー「LA NUIT」にはセネガルのラッパー、NIXが参加していますね。
Ichika:NIXとはシャネルのコレクションで自分が音楽監督を務めたときに共演していて。この曲はさっきも言ったようにジャズギターを使って、今までにやってこなかったアプローチでやりたいと思ったんですけど、他の曲に比べて、オケもギターも音数が少ないので、これだけだと語りきれてないなと思って、言葉で補完してもらいました。NIXの歌詞が入って、後から物語を書き直したりもしてます。
ー7曲目の「Im Your Ghost」にはタイのシンガーであるFlower.farが参加しています。Ichikaくんが歌モノを作るときはどんな影響源があるのでしょうか?
Ichika:歌の影響……ディズニーですかね。ディズニーのミュージカルが好きなんです。だからこの曲もイヴェットの曲も、その色がすごい出てる気がする。ボーカルのラインも僕が書いたんですけど、「I'm Your Ghost」は特にその感じが強いかもしれない。ミュージカル音楽はすごく好きで、クラシックじゃないオーケストレーションが好きなんですかね。クラシックをめっちゃ聴くわけではないんですけど、ゲーム音楽のオーケストレーションだったり、ディズニー音楽のオーケストレーションはめちゃめちゃ聴くので、そういうのが好きなのかな。
ー「I'm Your Ghost」も、イヴェット・ヤングが参加した「in your quiet」もストリングスが使われていますもんね。イヴェットは歌だけじゃなくてギターも弾いてる?
Ichika:実は今回は歌だけなんです。彼女にお願いしたのが、CovetがLITEと一緒にアメリカツアーを回ってる時期で、スケジュールはパツパツだって聞いてたけど、でもイヴェットにはなんとか参加してもらいたいと思って。で、ギターでお願いするか、歌でお願いするか、どっちかだなってなって、今回はあえて歌でお願いしました。最初は歌とギターとヴァイオリンと、三点セットでお願いしようと思ってたんですけど(笑)。
ーこの曲のメロディーは本当に美しくて、久石譲的なメランコリーも感じました。
Ichika:そこは僕とイヴェットと共通の原風景があると思います。お互いジブリが好きなので、そこも彼女に歌ってもらいたかった理由の一つですね。 この曲は夜の海を渡る旅人に鳥を使って進む方向を知らせる鳥使いの物語を書いたんですけど、静けさに耳を澄ませながら、進むべき道を見つける、みたいな話で。大本の歌詞はこっちで作って、それを彼女に書き直してもらいました。
ーアルバム後半のクライマックスになっていると思います。
Ichika:「Where I Return」を除けば、最後の曲みたいな立ち位置ですからね。自分としてはこのアルバムで本当に出し尽くしたと思っていて、出来にも納得しているので、あとは本当にどう聴いてもらえるのかっていう感じですね。
ーこのアルバムはこれまでの集大成であり、新たな始まりの作品でもあると思います。今後の活動についてはどのように考えていますか?
Ichika:今年は時間をかけて、この1stアルバムを定着させたいと思っていて。なので、リリース後は海外を回るプランを検討しているところで、多分去年より色んなところに行くんじゃないかと思います。これまでステージで一人椅子に座ってエレキを弾く、ギターソリストという形でいろんなライブをやってきたけど、まだ自分の中でもはっきりとはつかめていなくて。なので、今年はギターソリストの形を完成させたいです。「オーケストレーションが好き」という話をしたように、ライブでもそういうことをやりたいんですよ。真ん中に自分のギターがあって、オーケストラを構築していく。もちろん最初は小規模編成になると思うけど、今年はそういうことも試したいです。日本でも春にはライブをする予定なので、ぜひ見に来てほしいですね。
Ichika Nito
『The Moons Elbow』
発売中
再生・購入:https://linkco.re/NP4t1gM5


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