東急リゾートサービスが運営するスキー場「マウントジーンズ那須」にて、1月19日、コスプレスキーイベント「コスプレ祭りinマウントジーンズ那須」が開催された。
コスプレイヤーたちが雪山を滑りまくり
全国から総勢32名のコスプレイヤーが集合。Fate/stay nightのアーチャーやセーラームーンの月野うさぎ、ポケットモンスターのイーブイやカビゴン、暗殺教室の殺せんせーまで色んなコスプレを楽しむ人たちが居た。

ゲレンデに向かうコスプレイヤー一行。背中の防御力ゼロなのは、ファイナルファンタジーXのユウナに扮するMELLさん。「寒くないんですか」と聞くと、「慣れてますから」とにっこり笑顔。これがキャラ愛の為せる技。しかし、鳥肌がすごかったような。
今回参加した中でも、刀剣乱舞の大和守安定に扮するコノミアキラさんと、NARUTOのうずまきナルトに扮するももきさんはスキーガチ勢。撮影陣から「え、今の撮れた!?」と驚きの声が上がるほどの雪の上の疾走パフォーマンスを魅せてくれた。コスプレしながら滑れるものなのか。
コノミアキラさんは国体2位、ももきさんはスキー一級の実力だという。納得。
展望できる絶景をバックにコスプレで写真を撮れば、最高の思い出。
リフトに乗っていく大和守安定とうずまきナルト。こういう珍しく、そして映えるシチュエーションも撮り放題。コスプレを撮るのが好きな人も充分楽しめる。
DB系芸人たちが盛り上げる授賞式
集まったコスプレイヤーたちに対して、ベストコプレイヤー賞の授与式も行われた。指揮を盛り上げるのは、DB系芸人のBANBANBAN山本やR藤本、アイデンティティ田島と見浦だ。この4人は栃木をぶら歩きする番組に出演中で、今回はそのロケも兼ねるという。
一番手の山本は、場を盛り上げる前説的な動きを見せる。DBで人気の悪のカリスマに似た声色で、キャラクターあるあるのセリフを会場の全員でコールをさせてみたり、ショートコントをしてみせた。
コスプレイヤーたちはアニメネタに通じる人も多い。「クリリンのことかーは私のではありません」「きええーいッ」とセリフ真似の連続。マニアックなネタだが会場からは笑いや拍手が生まれる。
R藤本は、主人公のライバル役である星の王子様でありエリートのキャラの声色で歌う。
「汚え拍手だ」や「俺はコスプレじゃない、正装だ」の名台詞のパロや設定に忠実なネタをやっていく。「DBがわからないやつにとって、これからは本当の地獄だ」とはじまったネタは、郷ひろみの2億4000万の瞳に合わせて、次々と違うDB系のキャラクターの声色を真似て歌っていく。

しっかり盛り上がる会場。DBは国民アニメだと感じる。会場のコスプレイヤーにもDB系の姿があった。
アイデンティティはDB漫才。田島がもはや安定の大御所声優の声色を使い、見浦は人造人間姉弟の弟を真似する。「おめぇ似てねぇな」と田島の辛辣なツッコミも冴え渡る。
ネタの時間が終わると、授賞式が始まる。ベストコスプレイヤー王子賞は、『メリーポピンズ』のバートに扮するバートさん。衣装は恋人が制作してくれたとのコメント。
ベストコスプレイヤー女王賞は、『ラブライブ!』の小泉花陽に扮する会田さん。おっかなびっくりな動きが、本来のキャラクターの動きそっくりで可愛さMAXだった。ぱなよは可愛い。正義。
DB賞として、獣神サンダーライガーに扮するりんざいさん。DB系芸人の現場によく現れるコスプレイヤーで、魔人ブーの姿をしていることもあるそうだ。

受賞者たちにはそれぞれスキーに関する賞品などが贈られ、イベントは大いに盛り上がる。
那須塩原で「コスプレ祭り」をする狙いとは
那須塩原は、観光地として夏はたっぷり人が来るが、冬はあまり人が来ない傾向がある。現在は、スキーやスノーボードを利用する客も減少。ならばと、今回のコスプレイベントを企画した。
コスプレでスキーを楽しんでもらうのもひとつだが、イベント開催者としては雪山というシチュエーションを利用した撮影ロケ地としての利用も推奨する。自然な雪山と違い、リフトやゴンドラを使って移動できるのも有り難い。
コスプレ祭りのようなイベントはこれからもどんどん開催していく予定。コスプレイヤーの認知が広まれば、それを眺めるのが好きな人やカメラマンがやって来ることへの期待もあるという。今後の盛り上がりが楽しみである。
●マウントジーンズ那須概要
・営業期間
2018年12月22日(土)~2019年3月24日(日)
・営業時間
9時~16時
・アクセス
車:
那須高原インターから約20分
電車:
東北新幹線那須塩原駅から送迎バスで約60分
・ゲレンデ
[標高]950~1,410m [標高差]460m [コース数]7本
[総滑走距離]5,901m [斜度]最大25度 平均12度
[構成]初級20% 中級50% 上級30% [最大滑走距離]1,507m
[ゲスト比率]スキー50% ボード50%
リフト 5本