1980年代、めんたいロック全盛期の博多で絶大な人気を誇り、伝説と呼ばれたバンド、FULL NOISE〈フルノイズ〉がリユニオン後初の東京でのライブを12月8日(日)に渋谷のLOFT HEAVENで開催する。
フルノイズは1978年にボーカルの井上マサルとギターのルーク寺島を中心に結成、その多種多様な楽曲と自由奔放な活動スタイルで、博多を中心に精力的に活動した骨太なロック・バンド。
ライブハウス兼貸しスタジオ〈ダークサイドムーン〉を拠点にし、福岡市親不孝通りにあったライブハウス〈80'sファクトリー〉でも常連であり、モッズやロッカーズ、ルースターズなどビート系のバンドにも多大な影響を与えたが、自主制作盤一枚を出したきりで1985年に解散した。

彼らと同郷である山口洋(HEATWAVE)は、フルノイズについてこう語っている。
「最初のローカルヒーロー。群れないところが途方もなく格好良かった…特別に好きなのは『OK』。今でもソラで唄える」


また、山口洋(HEATWAVE)、百々和宏 with 有江嘉典といった福岡出身のミュージシャン揃いの共演もあり、サンハウスから脈々と受け継がれてきた福岡のビート・ロックの系譜を存分に堪能できるまたとない一夜となりそうだ。
なお、フルノイズはこのLOFT HEAVEN公演の前、12月6日(金)に下北沢251でもライブを行なう。こちらは花田裕之と近藤智洋をゲストに迎える。