ニッポン放送で毎週月曜~金曜の朝6時からお送りしている『飯田浩司のOK! Cozy up!』。“あなたと一緒に作る”をテーマに、メールやTwitterでリスナーからご意見(リスナーズオピニオン)を募集し、紹介している朝 のニュース番組。
今日の放送では、8月4日にレバノン・ベイルートで発生した大規模爆発事故に関して、中東の専門家である国際政治学者の高橋和夫が電話で出演し状況を分析した。 冒頭でテロか事故かについて聞かれた高橋は「私も一瞬テロだろうと思いました。ただ、 町一つを吹き飛ばすのは規模があまりにも大きすぎて、これは事故だろうと思いました」 と分析。事故の原因については「最初におそらく花火工場だと伝えられましたから、 花火が燃えはじめて、そのそばに置かれていた爆発物が発火したということなんですね。 爆発物は、もう6年前から置いてあって、担当の人は危ないから、なんとかしようと、 当局に何回も訴えていたのに、なんにもしてくれなかったそうです。国民の怒りは今、政治指導層に向いてますね」と話し、 レバノンの情勢について解説。 さらに、「そもそも経済が悪い。そこへきて新型コロナウイルスの問題がきてますます悪くなって、その中でこの事件。 さらに宗教的にもキリスト教やイスラム教など18の宗教・宗派が混在していてそれぞれのコミュニティーが力を持っている。 力の強い中央国家というよりは、幕末の江戸幕府みたいなもので、薩摩藩も、長州藩もいるようなイメージ。さらに、 それぞれが、イスラエルやシリア、 トルコなど外国と結びついて入ってきて、草刈場になっているという印象」と話し、 レバノンの政情がますます悪くなるのではとの見方を示した。 最後にレバノン・ベイルートに逃亡中のカルロス・ゴーン容疑者については「家に被害はあったようですが、いいところに住んでいたので負傷などはしていないようです。
レバノンは貧富の差が激しいので」
と結んだ。 この番組は、radikoのタイムフリー機能で、放送1週間後まで聴くことができる。

ニッポン放送 『飯田浩司のOK! Cozy up!』

毎週月曜~金曜 朝6時~8時 生放送 飯田浩司 (ニッポン放送アナウンサー) 新行市佳 (ニッポン放送アナウンサー) https://www.1242.com/cozy/
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