株式会社KADOKAWAは、 2020年8月24日(月)に、 河野裕氏の最新小説『昨日星を探した言い訳』を発売する。 河野氏はTVアニメ化、 実写映画化もされた「サクラダリセット」シリーズにて角川スニーカー文庫よりデビュー。
その後『いなくなれ、 群青』(新潮文庫nex)に始まる「階段島」シリーズが累計100万部突破のヒット。 今最も注目を集める作家のひとり。最新作『昨日星を探した言い訳』は、 著者初の単行本作品となる。作家生活10年の集大成として書かれた本作は、 平等な社会を創るため総理大臣になりたい少女と、 すべてに公平かつ潔癖でありたい少年が、 出会って恋に落ちて共に戦う青春小説。 発売を前にして、 全国の書店員さん、 そして出版社の垣根を超えた編集者からの熱い声が続々と集まっている。また、 文芸WEBマガジン「カドブン」では、 河野裕氏のインタビューを公開中。河野裕氏が辿り着いた「愛と倫理の物語」にぜひご注目を。 私にとってベースとなる小説を書こうと思った 『昨日星を探した言い訳』発売直前!
河野裕書面インタビュー
https://kadobun.jp/feature/interview/7xt0yklzkt0c.html

書店員さんからの熱い声

人と分かり合うということは、 なんと難しいことだろう。平等、 倫理、 理屈、 幸福、 愛――人が信じる正しさには種類があって、 それぞれが重なるとは限らない。 『昨日星を探した言い訳』は人と人がぶつかり合い、 話し合い、 それでも分かり合えないことを徹底的に描く。「相手のことを、 本当はわからないって知ってるから、 少しだけわかったことをとても大事にする」。 読み終えたとき、 この一文が希望のように胸に広がる。 間違いなく河野裕最高傑作です。
――紀伊國屋書店新宿本店・久宗寛和さん 総理大臣になりたいと凛として行動する少女に圧倒されながらも、 真っ直ぐに純粋に立ち向かう姿が良かった。 そこに少しずつ少しずつの優しい恋愛感がせつない。 立場や肩書き、 差別……いろんなことが混ざりながら、 でもとらわれることなく向き合うことの難しさを感じながら真っ直ぐさの大切さを教えてもらった気がします。 トランシーバーのドキドキ感にハイクラウン。 最近ハイクラウンってもう見たことないなぁ。 でも大好きなチョコレートでした(笑) ――コメリ書房鈴鹿店・森田洋子さん とても難しい問題に正面からぶち当たって行った本作。 素晴らしい作品だと感じました。 自分の信じる道を突き進みたい少女とその少女を守りたい少年。 守りたいがために結果、 傷付けてしまうという。 年齢問わず人間関係の難しさ。 恋愛小説なんだけど、 好きだの嫌いだのという物語ではなく本質を問う恋愛小説!! ――文真堂書店ビバモール本庄店・山本智子さん ただの恋愛小説ではありません。 最強の2人の究極の恋愛。
「今、 私はどう生きてる?」と自分自身と向き合わずにはいられない。 私も彼女たちのように誠実でありたい。 本気で生きたい。 凄い作品に出合えて嬉しい... ――BOOKSえみたすピアゴ植田店 村上絵理奈さん

編集者からの熱い声

この原稿を自分の手でとりたかった…! 青春と創作と差別。 河野裕の本気の作品です。 ――新潮社 新潮文庫編集部 高橋裕介さん 勝手に相手の前提を決めつけることなく、 相手の肩書きや背景にとらわれることなく、 目の前にいる一人の人間として、 しっかり向き合えているのだろうか。 そう考えると、 悪意はないけれど、 相手を無自覚に傷つけてきた可能性に気づくかもしれません。 でもその気づきが、 自分の価値観や正しさの幅を広げて、 大切な人を理解する入口になることを教えてくれる、 優しくて誠実な物語 です。 ――ポプラ社 文芸編集部 三枝美保さん 河野裕にしか書けない 魂のクロニクル をぜひ堪能してください!! ――KADOKAWA 文芸統括部統括編集長 金子亜規子
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