株式会社KADOKAWAは、 『産めないけれど育てたい。 不妊からの特別養子縁組へ』(著:池田 麻里奈、 池田 紀行)を 2020年9月9日(水)に発売。
10年以上もの不妊治療を経て、 持病のため子宮全摘となった手術後の病室で、 「それでも育てたい。 養子縁組をしたい」と綴った手紙を、 妻が夫に渡し、 夫も決意。 研修を受け「待機」に入ったある日、 委託の電話を受け、 6日後に赤ちゃんがやってきた。「養子縁組」を決意するまでの葛藤と、 0歳の養子を迎え1歳になるまでの、 ドタバタだけれど幸せな子育てを、 夫婦の視点から素直に綴ったエッセイ。 養育期間を経て審判が認められると、 戸籍上も実子として認められる「特別養子縁組」は、 「新しい家族のかたち」として注目されている。 本書はその体験を実名を公表して夫婦が語った貴重な実例。 夫婦が幸せを模索しながら、 それでもあきらめず歩んでいく姿が静かな感動を呼ぶ。 女性の自己実現とは? 家族とは? 夫婦の絆とは? さまざまな観点から考えさせられる1冊。 巻末に、 特別養子縁組の基礎知識を掲載。 <妻> ・妊活マラソンに終止符を打つ ・赤ちゃんがやってきた! ・お母さんと呼ばれて胸が躍る ・養子をどこまで知らせるか ・裁判のための家庭訪問 ・名実ともに親子になった日 ・子育てと不妊の大変さの違い ・パートナー(パパ)への願い ……など <夫> ・血のつながらない子を愛せるのかという不安と実際 ・赤ちゃんと対面したとき ・パパになったと実感したとき ・初めて1人でお世話したとき ・養子を伝えたときの周囲の反応 ……など

参考データ

5.5組のカップルの1組が不妊、 もしくは不妊検査や治療を受けており、 年々増加傾向。 ------------第15回出生動向基本調査/国立社会保障・人口問題研究所2015年) 社会的養護が必要な子どもは、 約4万5000人。 そのうち、 施設養育は約85%。
里親委託などの家庭養育は約15% -------------社会的養護の現状について(平成29年3月/福祉行政報告例) <里親と特別養子縁組の違い>
2度の流産、死産、それでも「育てる」ことをあきらめなかった夫婦のエッセイ『産めないけれど育てたい。不妊からの特別養子縁組へ』発売!
<特別養子縁組について> 養子の年齢 /申し立て時点で原則として15歳未満 養親の条件 /婚姻している夫婦で、 ひとりが25歳、 もうひとりが20歳以上であること 縁組の手続き /家庭裁判所に申立て審判を受けなければならない 成立までの期間 /6か月の試験養育期間後に審判 相談窓口/民間の養子縁組あっせん事業者または、 行政機関である児童相談所。 成立までのプロセス/研修→審査→登録→マッチング→委託→家庭裁判所への申立て→成立
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