スマホを落としただけなのに」は、2017年に発表され、2018年、2020年とシリーズで刊行され累計97万部の発行部数を誇るミステリー推理小説。映画は2018年、2020年と大ヒット。
さらに朗読劇、演劇舞台にもなった超人気作品。 その作者・志駕晃が、江戸川乱歩の「人間椅子」を現代版に翻案した未発表短編「令和 人間椅子」を、伊東健人、佐藤聡美、南早紀の三人が朗読しそれを生配信。江戸川乱歩の不朽の名作を、令和の今、志駕晃がどう描き、それを声優たちがどのようにパフォーマンスするのか。100%配信に限定したコンテンツならではの、新しい演出方法も取り入れる。 この朗読劇の模様は、10月14日(水)午後7時からイープラスの配信システム「Streaming+」により生配信され、朗読劇の後には出演者や原作者の志駕晃も交えたトークショーも行なう。また翌日の15日(木)には、江戸川乱歩の「人間椅子」を中島ヨシキ、大空直美が朗読し、同じようにトークショーも実施。演出は、朗読劇「スマホを落としただけなのに」「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」を演出した菅沼尚宏が、引き続き担当 『人間椅子』(にんげんいす)は、1925年(大正14年)に発表された江戸川乱歩の短編小説。ある日、女性作家のもとに一通の手紙が届く。ある貧しい椅子職人が、自身で作った椅子の中に住み、座る者の温もりを感じる毎日を送っているという罪悪の告白だった。映画やドラマでも何度も取り上げられている江戸川乱歩の代表作。 「令和 人間椅子」原作者 志駕晃コメント 私がミステリーを書こうと思い様々な作品を読み漁りましたが、最も感銘を受けさらに参考となったのは推理小説界の巨匠・江戸川乱歩の作品でした。普通の生活のすぐ近くで、猟奇的でグロテスクな事件が進行する。
そんな日常と狂気の紙一重のところが、スマホ一つで恐怖のどん底に落ちる現代社会にも相通じると思いました。令和の今、「人間椅子」を翻案したらどうなるだろうと思い本作を書きましたが、楽しんでいただけたら望外の幸せです。 出 菅沼尚宏 コメント 思考は生命あるものの特権だと思います。しかし科学は未知の世界へ突入しました。リアル知能と人工知能の戦い。それは、100年前に日常の中の狂気を描いた江戸川乱歩と、スマホから狂気を描いた志駕晃との戦いに似ていると思います。「志駕版人間椅子」対「乱歩版人間椅子」あなたを迷宮の世界にいざないます。あなたはどのツールでこの作品をご覧になりますか? スマホですか? タブレットですか? バソコンですか? そのツールは、あなたをどう見ているでしょうか。 出演者 伊東健人 コメント この度「令和 人間椅子」の朗読劇に出演することになりました。「人間椅子」といえば、日本を代表する短編スリラー。その作品が見事に現代・・・または少し未来のバージョンとしてアレンジされています。これからの時代、令和のうちにこんな事が起こらないとも限らないのではないか??と思わされる様な、不思議な生々しさがあって、シナリオを読み進める手が止まりませんでした。
音声劇になることで、より物語に奥行きを持たせる事が出来ればと思います。
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