写真左から「三木きよ子審査員長賞」(富山県 津幡 美香さんの作品「鉄壁」)
「セントレア賞」(愛知県 田中 志奈さんの作品「水面と睡蓮」)
「LIXIL賞」(東京都 木村 美咲子さんの作品「かおかおかお」) 株式会社LIXILは、 参加者がご自宅で制作した「光るどろだんご」の作品画像をオンライン上で募集し、 優秀な作品を決定するイベント『光るどろだんごオンラインコンテスト2020』を開催し、 入賞作品10点を決定。 「光るどろだんごづくり」の全国大会は、 昨年まで全12回開催され、 全国のLIXILショールームや営業拠点で開催される地区大会を勝ち抜いた代表者が、 INAXライブミュージアムのある常滑に集い、 腕と技を競い合った。
今年は新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策をふまえ、 どなたでもご自宅から参加できるオンライン形式で実施し、 「光るどろだんごキット」をご購入の上、 自慢の作品にストーリーを添えて投稿いただくコンテストとして開催。
『光るどろだんごオンラインコンテスト2020』入賞作品決定!
『光るどろだんごオンラインコンテスト2020』入賞作品決定!
『光るどろだんごオンラインコンテスト2020』入賞作品決定!
応募総数158点の中から、 一次審査で30点に絞り、 10点の入賞作品を選出。 初の試みとなるオンラインでのコンテストでしたが、 18都府県、 2歳から79歳まで幅広い地域・年代の方からの応募があった。 三木きよ子審査員長賞は、 富山県の津幡 美香(つばた みか)さんの作品「鉄壁」、 セントレア賞は愛知県の田中 志奈(たなか ゆきな)さんの「水面と睡蓮」、 LIXIL賞は東京都の木村 美咲子(きむら みさこ)さんの「かおかおかお」、 そのほかストーリー賞、 タイトル賞、 特別賞など、 計10作品を決定。 三木きよ子審査員長賞の津幡さんは、 「完成に至るまで1ヶ月かかりました。 少しの凹みも許さず丁寧に丁寧に磨き込み、 漆黒になるまで赤、 青、 緑、 白を薄く薄く塗り込んでは磨いてを繰り返しました」と、 作品にまつわるエピソードを語っている。 審査員長を務めた、 土絵作家の三木きよ子氏は、 「作り出す工程を見る事のできないコンテストですが、 『時間制限なし』の応募ルールにそって、 1ヶ月かけて丁寧に削り出した、 その努力を仕上がったどろだんごが静かに物語っています」と講評。 今年は、 応募者が納得いくまで作品と向かい合い、 じっくり時間をかけた分だけ、 素晴らしい作品が多く集まった。 作品に添えられたコメントから、 自宅で家族と楽しく制作された様子もうかがえ、 例年の全国大会とは異なるルールの元開催された、 オンラインコンテストならではの発見も。 コンテスト期間は終了していますが、 自宅でも楽しめる「光るどろだんごキット」は、 LIXILオンラインショップにてご購入いただける。 (在庫なくなり次第販売終了) ※LIXIL公式オンラインショップはこちら 審査結果は、 2020年10月8日(木) 「光るどろだんごオンラインコンテスト2020」特設サイト上でも公開。 ■「光るどろだんご」について INAXブランド発祥の地、 愛知県常滑市にLIXILが運営する「INAXライブミュージアム」で開催する人気のものづくり体験。
やきもの用の粘土をまるめた球(タネ)の表面を、 金属の道具を使って凹凸がなくなるまで丸く削り、 平滑になった表面に‘化粧泥’と呼ばれる、 赤、 青、 緑などの色をつけた土を塗る。 そして、 ガラスびんの口を使って表面を押さえつけるように磨き、 光沢のある「光るどろだんご」に仕上げる。 2ミクロン以下の細かさ、 扁平な形状、 という粘土粒子の特性を利用し、 粘土の球の表面を押さえつけて粒子の向きをきれいに整えることで、 球の表面に光沢を出す。 コツを掴めば誰でも簡単につくることができるので、 子供から大人まで楽しんで制作できるだけでなく、 化粧泥の色の組み合わせや色の付け方などで様々な表情が生まれ、 完成品の美しさに感動を味わうことができる。 また、 やきものの原点で、 古来、 暮らしに欠かせない「土」に直接触れることで、 自然素材の持つ魅力や不思議、 ものづくりの楽しさを体感できる。
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