伊豆シャボテン動物公園は、2021年4月3日(土)まで第5温室メキシコ館にて、サボテンおひなさまの段飾り「しゃぼてんひなまつり」を展示する。
今回で第8回となる本イベントでは、サボテンにひな祭りのアレンジをして、お内裏さまとおひなさま、三人官女、五人囃子の三段飾りを展示。
お内裏さまは“サボテンの王様”「金鯱(きんしゃち)」。
おひなさまは頂点にピンク色の可憐な花が咲く「銀翁玉(ぎんおうぎょく)」のペアが、すまし顔で金屏風の前に座っている。
三人官女には「玉翁(たまおきな)」、五人囃子には「新天地(しんてんち)」「赤鳳(せきほう)」「鸞鳳玉(らんぽうぎょく)」「雪晃(せっこう)」を配し、それぞれの役に扮したサボテンの個性も楽しめるようになっている。
ひな祭りは、女の子の健やかな成長と幸せを祈る年中行事で、その起源は不明だが、平安時代には川に形代を流して厄払いをする「流し雛」などの風習が行われていた。江戸時代初期には、形代の名残をとどめる「立ち雛」「座り雛」といった男女一対の簡素な人形が作られるようになり、幕末までには官女・随身などの人形や小道具が添えられ段飾りになるなど、豪華になっていった。
一つ一つの個性が光るサボテンたち。“サボテン雛”は非売品だが、伊豆シャボテン動物公園の名物スタッフが丹精込めたサボテンを公式オンラインショップで購入することができる。
公式オンラインショップ「伊豆シャボテン本舗」:https://shaboten.co.jp/honpo/