韓国発!楽しみながら消費社会・SDGsについて考える絵本『ダ...の画像はこちら >>

2021年6月に設立した株式会社TOY Publishingは、 出版第1作目として韓国の絵本『ダンボール』を販売開始。 本作は、 韓国で2020年11月に刊行、 発売からわずか半年で15,000部超のヒット、 また国立子ども青少年図書館司書推薦図書、 韓国学校司書協会推薦、 「今年の環境本」(子供部門)、 韓国最大インターネット書店アラジンの「今年の本」に選定されるなど話題作の日本語版。
毎日多くの物品の運送に、 保管に大活躍のダンボール。 新型コロナウィルス感染拡大の影響で、 通信販売がより身近になり、 私達のまわりにもダンボールがあることが当たり前になっている。 でも使い終わったダンボールはいったいどのようになっているのだろうか。本作『ダンボール』は、 使い終わったダンボールたちがわたしたちの世界を食べ尽くしてしまうおそろしいお話し。 そもそもダンボールは何でできていて、 その元は何でできていたのだろう。 リサイクルする以外に何ができるだろう。 SDGsを推進し、 未来にきれいな環境を残すために何をすることができるのだろう。本作ではその答えまでは描いていない。この絵本を楽しみながら読み、 消費社会・SDGs・環境問題について考えるきっかけになってほしい。
韓国発!楽しみながら消費社会・SDGsについて考える絵本『ダンボール』発売!
文:ユン・ヨリムコメント ある日、 宅配の箱を捨てようとゴミ箱を開けてみたら、 中はもうダンボールでいっぱいになっていました。 それをみた瞬間、 ダンボールたちが世界を食べつくすイメージがわいてきたのです。 そのダンボールたちのあとを追いかけるうちに、 この話がうまれました。
これは終わりのないお話です。 エンディングはみなさんが考えてくれませんか? 絵:イ・ミョンハコメント 幼い頃に『トマト攻撃隊』という映画をみました。 この世のトマトたちが「これ以上人間たちに食べられてたまるか!」と言って人を攻撃するお話でした。 『ダンボール』の絵を描きながら、 その映画のことを思い出していました。 おもしろいけれど、 恐ろしくもある映画だったのです。 翻訳:わたなべなおこ コメント ものをたくさん買ってはたくさん捨てる消費スタイルはもう終わりにしたいと考えていたところに、 タイミングよくこの絵本がやってきてくれました。 ダンボールたちが月を見ながら木だったころを思う場面がわたしのお気に入りです。 これからは、 愛着をもって長く使えるものを選んで生活していこうと思っています。
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