
1839年創業のウォッチブランド、〈パテック フィリップ〉。この長い歴史を誇り、愛され続けるブランドを運営するうえで、大変なこととはどんなことだろうか? 〈パテック フィリップ ブティック 東京 銀座〉のオープンに合わせて来日した社長のティエリー・スターンに聞いてみた。
Thierry Stern[ティエリー・スターン]
「〈パテック フィリップ〉は創業からずっと、自社のすべての時計を時計師たちがリペアできる体制を整えています。現行のコレクションはもちろん、180年前の時計であっても修復できる。このノウハウを受け継いで、維持していくことが、難しいと感じる点です。それはチャレンジでもありますが、我々の持っている美しい伝統でもあります。もうひとつ、どなたにも好んでいただける時計を作ることは難しいチャレンジだと思います。年間生産数が7万2000本ほどと、そんなにたくさんの数を作っていない中で、誰もが好む時計をいかに見出していけるか、それは大変なことなのです」
そういえば、昨年登場した新しいコレクション、“キュビタス”は、スーツにもカジュアルにも合い、誰の腕にも合う時計のひとつではなかろうか。実際にはどんなスタイルが似合うのだろうか?
「家族とカリブ海に旅行に行ったのですが、そのとき、息子たちはTシャツに水着でいることが多かった。腕には“キュビタス”をつけていました。防水性がしっかりとあるし、リゾートスタイルでもすごくマッチしていると感じました。
5822Pモデル

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INFORMATION
●パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター
TEL:03-3255-8109
雑誌『Safari』5月号 P240掲載

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写真=池村隆司 photo : Takashi Ikemura