
現在開幕中の大阪・関西万博。みなさんはもうお出かけの予定を立てていますか? 今回の万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに160を超える国・国際機関が結集。
LVMHがフランスパビリオンで展開するメゾンは5つ。〈ルイ・ヴィトン〉と〈ディオール〉は常設展示、〈セリーヌ〉〈ショーメ〉は期間限定の特別展示を実施。加えて〈モエ ヘネシー〉はホスピタリティパートナーとして参加。それぞれのメゾンは世界に向けて、フランスの卓越したクラフトマンシップに光を当てた展開をしている。
■〈ルイ・ヴィトン〉
パビリオンに入ってまず驚くのが、日本人建築家の重松象平(OMA)設計による没入型インスタレーション。天井高く積み上げられたワードローブトランクに圧倒されるが、その数なんと84個。ロダンの作品“カテドラル”を囲むように配置され、フランス国立音響音楽研究所(IRCAM)との共同制作によるオリジナルのサウンドトラックが臨場感を高めてくれる。2つめの空間では、“トランクのスフィア”が幻想的な五感の旅へと誘う。スフィアとそれを囲む壁に、真鍋大度が制作した映像作品が投影されるが、それは〈ルイ・ヴィトン〉が掲げる旅物語でありファンタジーそのもの。それが大胆に映し出されるさまにきっと足が止まるはず!


■〈ディオール〉
真っ白な部屋が見えたら、そこは〈ディオール〉の世界。


■〈セリーヌ〉
5月11日まで、エキシビション「CELINE MAKI-E」を開催する〈セリーヌ〉。展示室に入ると彦十蒔絵によって特別に制作された、メゾンのエンブレム“トリオンフ”がお出迎え。漆のアートピースシリーズのほかメゾンの特別なバッグも展示され、比類なきサヴォアフェール(匠の技)と、55年にわたる〈セリーヌ〉と日本の関係性も窺い知ることができる。現代美術家の中村壮志とのビデオ『Hands at Work』やビデオインスタレーション『Ten Landscapes of Dreams』などの取り組みも見どころ。金沢にある漆職人とイタリアにあるメゾンのアトリエで撮影された映像作品は、様々な仕事に携わる職人の技と強い絆を描いたもので、熟練の技にも引き込まれる。


■〈ショーメ〉※2025年9月1日~10月13日開催
〈ショーメ〉はこの秋、「Chaumet, an ode to living nature(ショーメ、自然美への讃歌)」をテーマにインスタレーション形式のエキシビションを開催。空間自体を眩い煌めきで演出し、自然主義の世界への圧倒的な没入体験を提供する。麦の穂、ミツバチ、そしてミツバチの巣(ハニカム)をグラフィカルに解釈した「Bee de Chaumet(ビー ドゥ ショーメ)」コレクションのエンブレムを発見する旅を、お楽しみに!
■〈モエ ヘネシー〉
〈モエ ヘネシー〉は、フランスパビリオンのホスピタリティパートナーとして、「ビストロ」のメニューや特別イベントで提供されるシャンパンとロゼワインのセレクションを手掛ける。
伝統と革新を融合しながら、類稀な職人技を、時代を超えて継承するLVMHグループ。
INFORMATION
●LVMH
URL:https://www.lvmh.co.jp/