
春の行楽シーズン、いろんな名所を巡るなら、快適で動きやすいスニーカーで? いやいや、できれば脱ぎ履きしやすいもっと楽ちんなスリッポンスニーカーで出かけたい。とはいえ、大人が履くのに若造と同じようなものだと、大人としての格が足りない場合がある!? だったらラグジュアリーなシューメーカーのものに頼ってみるのが正解!
ここに並ぶ6足は、独自に靴作りの技法を確立している伝統的なブランドのものばかり。
[ジョンロブ]JOHN LOBB19万300円(ジョンロブ/ジョン ロブ ジャパン)レザーシューズの製法を生かしたエレガントで快適なスニーカー!
英国ノーザンプトンの老舗が作るスウェード製のスリッポンスニーカーは、革靴と同様にブランドのクラフトマンシップを駆使しているから、その仕上がりはまさに極上。シューレースの代わりに適度な伸縮性のエラスティックバンドを採用したことで、脱ぎ履きの用意さと足のホールド感のバランスも秀逸。なにより流麗なフォルムとスウェードレザーのマリアージュで、スニーカーでも上品で大人っぽい足元を作れる。
[チャーチ]CHURCH’S

ローファーデザインで仕立てたサンドカラーのアッパーに、同系色のラバーソールを組み合わせたスリッポンスニーカー“ポーツマス”。手縫いで仕上げたモカ縫いの丁寧さと美しさには、誰もが魅了されるはず。またマッケイ製法による返りのよさも魅力で、この手の靴にありがちな足の痛みもなく快適に履けるはず。色といい形といい、ビーチリゾートでのバカンススタイルの仕上げに最高じゃない?
[トッズ]TOD’S

なめらかなカーフスウェードであつらえたローファーは、ビジブルハンドステッチやホットスタンプによるモノグラムロゴなどを用いて、上品かつ個性的な仕上がりに。もちろんラバー製のアウトソールにはお馴染みのペブルをあしらって、個性の打ち出しとグリップ力の強化を同時に図っている。ネイビー×ホワイトのカラーコンビも爽やかで、夏にいい!
[ジェイエムウエストン]J.M. WESTON

クラシカルなテニスシューズをベースに、随所にエッジを効かせてモダンな印象に仕上げたスリッポン“オンタイム スリッポン #965”。
[セルジオ ロッシ]SERGIO ROSSI

アッパー全体をデニムで飾った、爽やかなスリッポンスニーカー。プレートの飾りも迫力あって、独特の個性を足元から宿らせることができる。ラバー製のフラットソールは5cmを誇り、白という色も手伝って美脚効果に期待大。女性の脚を美しく見せることに重点を置きデザインしてきたブランドだけに、シルエットの美しさや履き姿の仕上がりは文句なし。
[サントーニ]SANTONI

適度なシボ感がシックな印象を引き立てる、タンブルレザー製のアッパーを擁する1足は、イタリアの老舗が誇る製靴技法を余すことなく注ぎ込んだ上質なスリッポン。屈曲性に優れるカップラバーソールのおかげで足取りも軽く快適に履ける。ヒールに付属するプルストラップのおかげで、いっそう履きやすい仕様に。
INFORMATION
●ジェイエムウエストン 青山店
TEL:03-6805-1691
●ジョン ロブ ジャパン
TEL:03-6267-6010
●ストラスブルゴ カスタマーセンター
TEL:0120-383-563
●セルジオ ロッシ カスタマーサービス
TEL:0570-016600
●チャーチ クライアントサービス
TEL:0120-80-1873
●トッズ・ジャパン
TEL:0120-102-578
写真=丸益功紀 スタイリング=田川 匠 文=八木悠太
photo : Kouki Marueki(BOIL) styling : Takumi Tagawa text : Yuta Yagi