
屈指のビーチリゾートとして知られる、アメリカ合衆国フロリダ州のマイアミ。夏を先取る気候の下、5月4日にシーズン第6戦“F1マイアミ グランプリ”決勝が開催された。
[イザック・アジャー]ISACK HADJAR
2004年生まれ。フランス出身。F 1モナコGP決勝では6位でフィニッシュ。キャリア最高位となる結果を収めた。
[リアム・ローソン]LIAM LAWSON
2002年生まれ。ニュージーランド出身。2023年にF 1デビューを飾り、本年はモナコGP決勝で8位入賞を果たす。


マイアミのあるアメリカ・フロリダ州は、ケリー・スレーター、リサ・アンダーソンなどのトップサーファーを輩出した地域ということはサーフィン好きにとってはちょっと有名な話。ホワイトサンドのビーチが延々と続き、ターコイズブルーの海に、カリブ海に面する歴史に彩られたリトルハバナをはじめとするクラシックなアールデコ建築がどこかラテンの香りを感じさせるこの地で、“F1マイアミグランプリ”が5月4日(日)に開催された。
その開催とともに、〈チューダー〉がスポンサードするVCARBとの世界限定コラボモデルであるブラックベイ クロノ “カーボン 25”を発表し、お披露目イベントではF1レーサーであるリアム・ローソンと、イザック・アジャーの両選手が祝福にかけつけた。この限定モデルの詳細は後述するとして、発表後のアフターパーティでは〈チューダー〉CEOのエリック・ピアソンからのプレゼンテーションコメントとともに、両選手とのフォトセッションも行われ、限定モデルを祝った。
翌日に行われた、F1マイアミグランプリの予選では、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)がポールポジションを獲得。同じくレッドブルの角田裕毅は、Q3進出を果たしたものの、10番グリッドからのスタート。イザック・アジャーが11番グリッド、リアム・ローソンが15番グリッドに並んだ。そして、雨が断続的に降る中で迎えた5月4日の決勝では、ローソンは奇しくもジャック・ドゥーハン(アルピーヌ)と接触してリタイア。アジャーは角田選手を猛追したものの、わずかの差で11位でフィニッシュという結果に。
雨期に入ったマイアミの天候の中、シビアなレース展開を迫られた両選手であったが、若きルーキーたちの存在感と今後の活躍には目が離せない!
ビザ・キャッシュアップ・レーシング・ブルズのレーシングカーも
“ピンクカラー”のマイアミ仕様に!

VCARBはブルーがメインカラーであるが、F1マイアミGPではビビッドなピンクをスペシャルマシンカラーに採用。マイアミのトロピカルなバイブスと、レースウィークエンドを表現した配色はレースでも存在感大!グランプリでのVCARBのレース中のカット。マシンのリアウイングにもスポンサードを務める〈チューダー〉のロゴが

ステアリングを握るリアム・ローソン選手は今回のためにカスタマイズされた特別なレーシングスーツを着用

ほんの数秒で行われるピットストップでの作業ではコンマ一秒を争う
ビザ・キャッシュアップ・レーシング・ブルズのチームカラーを宿したカーボン仕様のスペシャルモデル!
[チューダー]
TUDOR
ブラックベイ クロノ “カーボン 25”

カーボン素材でレーシングカーの
疾走感を手元に宿す!
従来よりわずかに薄くなった、新設計のカーボンファイバーケースを採用。今年の車体カラーリングから着想を得たドーム型の“レーシングホワイト”ダイヤルに、チームカラーのブルーが絶妙なアクセントに! 世界限定2025本。ケース径42㎜、自動巻き、カーボンファイバーケース、ハイブリッドレザーストラップ、200m防水。107万9100円(チューダー/日本ロレックス / チューダー)

マシンカラーのホワイトとブルーを
時計に落とし込んだ


そもそも〈チューダー〉とモータースポーツとの関わりは相当深い。1960年代後半のチューダー・ウォッチ・レーシング・チームを皮切りに、2015年のIMSAチューダー・ユナイテッド・スポーツカー選手権に至るまで、レースの勝者の栄光をサポートし続けてきたというのだから納得! そして2024年にVCARBとのオフィシャルパートナー契約を発表し、ブランド哲学である“Born To Dare”(他に迎合することなく、独自の道を切り拓く)のスピリットを体現してきた。
そして今作のブラックベイ クロノ “カーボン 25”は、ケースからベゼル、ふたつのインダイヤルに至るまで軽量で耐久性の高いカーボンファイバーを採用。もともと、カーボン素材はその高い耐久性ゆえに、モータースポーツの世界でもよく使われる重要なマテリアルのひとつだ。レギュラーモデルのブラックベイ クロノのSSモデルとつけ比べてみると、正直な感想、かなり軽くて、腕馴染みが抜群によかった。
また、今回の限定モデルのために、ケースも新たに設計し、従来のモデルよりも薄く収めたという。ホワイトダイヤルにブラックのインダイヤルを配し、レーシングの世界で重要視される高い視認性を約束。文字盤のミニッツトラックやブランドロゴ、ストラップのステッチ部分にVCARBのマシンカラーのブルーを用いて、両者の強固なパートナーシップを示している。ムーブメントはCOSC認定の自社キャリバーを採用し、日差−2から+4秒という実用面で最高峰とも呼べる高い精度を確保している点も見逃せない。
筋金入りのF1好きはもちろんのこと、〈チューダー〉のラインナップの中でも、希少なカーボンファイバーを使った限定クロノグラフモデルなら、きっと特別な1本として活躍してくれるはず!
columnインテル・マイアミCFも“ピンク”一色に!

ブラックベイ クロノ “ピンク”


INFORMATION
●日本ロレックス / チューダー
TEL:0120-929-570
URL:https://www.tudorwatch.com/ja
※『Safari』8月号108~111ページ掲載
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