
柄シャツは、夏気分を盛り上げるには効果テキメンの一方で、いい大人にとってはヤンチャに見える恐れもある。どうにかあの明るくハッピーな雰囲気をコーデに生かせないものか……。
どんな柄でもベースが黒なら、よく焼けた小麦色の肌ともマッチする。精悍な佇まいもあって、色の効果から引き締まって見えるのも魅力。それでいて柄の雰囲気でハッピーな印象も醸し出せるというわけ。さらには過度なオリエンタル感も抑えられるとなれば、大人が夏の街で着ていても浮かない。ほら、メリットだらけでしょ? そんな黒ベースの柄シャツ、選ぶなら次の5着がオススメ!
【柄シャツコーデ例】開襟シャツ3万3000円(オロウ/カヴァレリア)、タンクトップ7700円(ロンハーマン、)、デニムパンツ4万5100円(デンハム/デンハム・ジャパン)、サングラス4万1800円(サタデーズ ニューヨークシティ×アヤメ/サタデーズ ニューヨークシティ)、グルカサンダル13万9700円(ジェイエムウエストン/ジェイエムウエストン 青山店)モダン見えするモノトーン姿でヤンチャっぽさを回避!
大人の柄シャツコーデの好例がコチラ。夏の柄シャツといえばボタニカル柄が人気だが、黒ベースにブラウンで描かれたこんな1枚なら、渋くてすっきり&ヤンチャ見えはしっかり回避。合わせるアイテムも気にせず選べるし、街でヘタに浮くこともないはず。パンツはシャツ生地の黒に合わせて淡グレーで色リンクを狙い、ちょうどいいヌケ感を作りつつモダンに仕上げると大人っぽさは急上昇!
コーデで着用した柄シャツ[オロウ]OLOW

吸湿性と軽さに優れるテンセルで仕立てたオープンカラーシャツは、黒ベースだからコーデもグッと引き締まる。異国情緒を感じるイラストは、英国人画家フレイヤ・クラークの作品を転写。オリエンタルな鉢植えという珍しい柄で、個性的な夏らしさをアピールできる。
まだある黒ベース柄シャツ[サタデーズ ニューヨークシティ]SATURDAYS NYC

ブランド定番のオープンカラーモデル“キャンティ”は、コットンレーヨン素材を採用。
[デウス エクス マキナ]DEUS EX MACHINA

ビスコース+レーヨン生地が織りなす、とろみのある肌触りとドレープによる艶やかな表情が魅力。小花柄とも、細胞柄とも見てとれる、ブランドオリジナルのユニークな柄をプリントし、夜の街でもスタイルの華やかさを後押し。海辺のリゾートが似合いそうだが、それでいて黒ベースゆえに都会にだってよく馴染む。
[タウンクラフト]TOWN CRAFT

米国最大級のアパレルストアから派生し、1927年にはじまった老舗を現代に復刻。この1着は、大量生産時代の古きよきアメリカの雰囲気をムンムンに感じさせるデザインで、それもそのはず、当時のアイテムをイチから研究して再現しつつ現代的にアップデイトした。レーヨン特有のテロッとしたなめらかな触感は、一度着たらヤミツキ!
[リーバイス]LEVI’S

夏らしい華やかさをうかがえるボタニカル総柄のキャンプシャツ。コットンとリヨセルを絶妙なバランスで混紡したさらさらタッチの生地が魅力で、汗ばむ夏の夕暮れに着れば爽快なうえにムードも満点。ボックスシルエットでリラックス度も満点ながら、どこかきちんと感も得られる、稀有な開襟シャツだ。
INFORMATION
⚫︎カヴァレリア
TEL:06-6258-7577
⚫︎サタデーズ ニューヨークシティ
TEL:03-5459-5033
⚫︎ジェイエムウエストン 青山店
TEL:03-6805-1691
⚫︎ジャック・オブ・オール・トレーズ プレスルーム
TEL:03-3401-5001
⚫︎セル ストア
TEL:03-6459-3932
⚫︎デンハム・ジャパン
TEL:03-3496-1086
⚫︎リーバイ・ストラウス ジャパン
TEL:0120-099-501
⚫︎ロンハーマン
TEL:0120-008-752
写真=丸益功紀 スタイリング=田川 匠 文=八木悠太
photo : Kouki Marueki(BOIL) styling : Takumi Tagawa text : Yuta Yagi