
開襟シャツにショーツなんて底抜けにハッピーな夏服から一転して、秋はちょっと男らしい服に切り替えると、カラダも雰囲気も引き締まってかっこよさが増す。というのが今回の提案。
ビーチバカンスをともにした彼女との次のデートに、タフなムード満点のラギッドな格好で現れたら、そのギャップに彼女のハートは撃ち抜かれる!? な~んて皮算用はさておき、秋の空気感に似合うタフな見た目の服がずらり揃うこの秋の〈ロンハーマン〉。早速チェックしたところ、どれも武骨な見た目というだけでなく、環境にもしっかり配慮した物作りがなされていた。大人が選ぶなら、〈ロンハーマン〉で間違いない。
[ロンハーマン]RON HERMANチェックシャツジャケット各5万6100円(以上ロンハーマン)時代ごとのアウトローたちが愛した流行りのオンブレチェックシャツ!
トレンドのオンブレチェック柄のシャツは、太番手のオーガニックコットンを採用。古くは1950年代のバイカーやロック好き、また1970年代のサーフ・スケートカルチャー、さらに’90年代のグランジカルチャーを好んだ若者がよく着ていたことから、アメリカのユースカルチャーとの関わりが強く、男らしい印象も醸し出せる。ボックスシルエットに加えて裾はストレートカットで、羽織りものとしても最適。

かつて山岳登山やミリタリーで活用されていたことから、たくましさを感じるサーマルシャツ。こちらは、従来の漂白剤を使った手法に比べて圧倒的に環境に優しい加工方法を用いて、味な表情を演出。毛羽立ちを抑えた糸を使った凹凸の生地感が、軽やかかつ涼しげな着心地を与え、1枚でもレイヤードでも広く活躍してくれる。

アメリカ海兵隊に支給されていたカバーオールタイプP-41の後継モデル、P-44ユーティリティジャケットをベースにした1着。ミリタリーコードレーン生地に製品染め+ロングストーンウォッシュをかけることで、フェード感やアタリ具合、なめらかな肌触りや風合いのよさといった、ヴィンテージっぽさを存分に楽しめるように仕上げた。武骨さをほのかに残したミリ服なのに、スマートに見えるから都会でも着やすい。

コレぞラギッド!な顔つきのチノパンは、縦糸と横糸に番手の違うコットン強撚糸を使って織った生地を採用し、ウォッシュ加工をプラス。ハリよく風合い豊かなで、独特のアタリを堪能できる。また強撚糸特有のさらっとしたタッチも魅力で、残暑厳しい時期でも快適に穿ける。なによりゆとりあるシルエットだから、どんなトップとも相性抜群!

モンキーパンツの愛称で知られるP-44ユーティリティトラウザースをベースに、あえてヒップポケットを省いたデザインに変更。前出のジャケットと同様に、ミリタリーコードレーン生地に製品染め+ロングストーンウォッシュをかけることで、古着屋で見つけた上物のような味な表情に仕上げた。色はもちろんカーゴ付きという点でも、タフな印象マシマシ!
INFORMATION
⚫︎ロンハーマン
TEL:0120-983-781
写真=丸益功紀 スタイリング=田川 匠 文=八木悠太
photo : Kouki Marueki(BOIL) styling : Takumi Tagawa text : Yuta Yagi