
大人はシンプルが一番。なんて豪語していたって、いざ無地のトップに愛用のデニムあたりで外出してみたら、なんだかまわりも似たようなスタイルの人ばかり。
もちろん個性出しなら柄シャツやプリントTなどでもいいけれど、その優しい雰囲気のおかげで、派手めなデザインでもワル目立ちしにくいのはニット。1枚で温かみのある季節感も出せるし、スタイリングに悩む朝も、ここぞというデートの日にも、簡単に特別感のあるスタイリングが完成する。ここで紹介するのも、そんな脱・無難な着こなしに最適なニットばかりだからお見逃しなく!
[ルイ・ヴィトン]LOUIS VUITTON44万6600円(ルイ・ヴィトン/ルイ・ヴィトン クライアントサービス)メゾンのシグネチャーを編み込んだリッチな個性漂うジャカードニット
クリエイティブ・ディレクターのファレル・ウィリアムスと、親交の深いデザイナーNIGOのコラボによる2025秋冬コレクションの1着。ハーフジップのジャカードニットは、2000年代初期のストリートスタイルにオマージュを捧げたデザイン。賑やかな色使いのニット生地の中には、モノグラムやダミエなどメゾンの様々なシグネチャーが編み込まれており、リッチで奥行きのある表情を見せてくれる。
[ロエベ]LOEWE

アクティブなイメージの強いストライプ柄を、境界線をぼかしたようなスタイルで、ぐっとニュアンスのある優しげな表情に仕上げた1着。ダークトーンでありながら、全体に施したブラッシュ仕上げでエアリーな質感に仕上げているのが特徴。デニム合わせのカジュアルにはもちろん、品のあるトラウザーやジャケットと合わせた、シックな着こなしにもおすすめ。
[フェンディ]FENDI

カシミア×ウールの混紡糸を使用した、リッチな肌触りのクルーネックニット。渋色のシンプルシックなデザインだからこそ、首元や袖口、さらには裾にまであしらったバゲットクリスタルの、贅沢なプレミアム感が際立つ。ニット自体の上質な素材感とクリスタルのきらめきで、普段のカジュアルにアクセいらずの華やかさを添えてくれる。
[ヴァレンティノ]VALENTINO

ネイビーとオフホワイトの切り替えパターンや、そこにあしらったストライプなどプレッピーなデザインが光る1着。胸元にはブランドを象徴する〈シェ ヴァレンティノ〉のグラフィックを、まるで手描きのような細いラインのジャカードパターンで取り入れ、大人の遊び心をプラス。スポーティなVネックラインに合わせ、ポロシャツやシャツなど襟元で奥行きを出せるレイヤードスタイルを楽しみたい。
[セリーヌ]CELINE

スコットランドの伝統的なフェアアイル柄をジャカード織りで仕立てた、クルーネックセーター。素材には100%ウールニットを使い、暖かさと快適な着心地を実現。カラフルでどこかノスタルジックな幾何学柄は、スキーリゾートなど冬のバカンススタイルにもうってつけ。いつもよりリラックスムードな装いを楽しむにはぴったりのアイテムだ。
INFORMATION
⚫︎ヴァレンティノ インフォメーションデスク
TEL:03-6384-3512
⚫︎セリーヌ ジャパン
TEL:03-5414-1401
⚫︎フェンディ ジャパン
TEL:0120-001-829
⚫︎ルイ・ヴィトン クライアントサービス
TEL:0120-00-1854
⚫︎ロエベ ジャパン クライアントサービス
TEL:03-6215-6116
写真=丸益功紀 スタイリング=田川 匠 文=前田聡美
photo : Kouki Marueki(BOIL) styling : Takumi Tagawa text : Satomi Maeda