
大人らしいスタイルに格上げをしてくれる魔法のようなアイテムのひとつが、そう、ニット。柔らかく優しい印象で、余裕ある大人にも見せてくれるから着ない手はない。
■なぜジョン スメドレーのニットは上質に見えるのか■理由1:希少なメリノウールを使用理由2:30ゲージというハイゲージ編み理由3:飽きのこないシンプル&ベーシックなデザイン
派手なロゴやタグがないのに、ぱっと見で〈ジョン スメドレー〉のニットとわかる。それは、上質な素材と美しい編みへのこだわりによるものだ。創業は1784年。100年ブランドなどザラにあるイギリスだが、〈ジョン スメドレー〉はその中でも屈指の老舗であり名門。なにせ、同ブランドが創業当時から稼働し続けているファクトリーは世界遺産に登録。もちろん、英国王室号王達の証であるロイヤルワラントも取得している。
そもそもは綿糸の紡績と生地作りに端を発する〈ジョン スメドレー〉。素材へのこだわりは確かだ。
〈ジョン スメドレー〉のハイゲージニットは、30ゲージというかなり細かく繊細な編みになっている。ゲージは数値が高くなるほど細く密度が高くなるのだが、一般的にハイゲージと呼ばれるニットは12からと聞けば、いかに〈ジョン スメドレー〉のニットの編み目が細かいかがわかるだろう。さらに、シンプルなデザインやトレンドを押さえつつもベーシックなカラバリが揃うのも見どころ。トレンドやスタイルを問わず合わせられ、一見して上質だとわからせてくれる〈ジョン スメドレー〉のニットは、だから大人に必須と言われるのだ。

定番で展開するクルーネックニット。上質なファインメリノウールを30ゲージで編み立てることで、美しいドレープを描く。日本人の体型にマッチするモダンフィットは、ワイド過ぎずタイト過ぎない、エバーグリーンな着姿に。17ものカラバリも見どころで、ハードウィックオレンジは今季の新色となる。
◾️HALIN(ハリン)◾️オンでもオフでも使える、あると便利な1枚

上の“スキャンラン”と同じファインメリノウールを、30ゲージで編み立てたカーディガン。クルーネックと同じ編み方でシルエットもモダンフィットなので、アンサンブルで楽しむこともできる。こちらも14ものカラバリを揃え、モンタギューブルーが今季の新色となる。
◾️LEVINE(レヴィン)◾️なめらかな肌触りはタートルでこそ実感

繊維が細いファインメリノウールは、肌にチクチクと刺激を与えないのも大きな魅力。細番手の糸で編んだ30ゲージニットなら、タートルネックも快適に着られる。太すぎず細すぎないモダンフィットは、単体ではもちろん、ジャケットのインナーとしても理想的だ。こちらは新色のキーツブロンズ。
◾️DORSET(ドーセット)◾️オジサンに見えないのは上質素材ゆえ

長袖のニットポロやラガーシャツなどがトレンドの昨今。その中でも上質感を楽しみたいなら、〈ジョン スメドレー〉の“ドーセット”が狙い目だ。
◾️新作◾️秋に持っておくと重宝するA4802

これからのシーズンに重宝するシングルモックネック。こちらは新作で、ファインメリノウール、30ゲージ、そしてモダンフィットを採用している。モックネックは通常2枚重ねになるところ1枚にすることで薄手になり、ドレーピーなシルエットとスッキリとした首元を両立する。 ◾️新作◾️アメカジに合わせてもOKなA4786

季節の変わり目の中途半端なシーズンにこそ、首元にアクセントがあるヘンリーネックはお役立ち。本国イギリスでは展開のない日本別注モデルとあって、シルエットも日本人の体型にマッチするモダンフィットに。Tシャツなどを重ね着した際にバランスがよく、かつほどよくゆとりのあるネックはこなれ感演出にもひと役買ってくれる。
INFORMATION
⚫︎リーミルズ エージェンシー
TEL:03-5784-1238
https://www.johnsmedley.jp/
写真=正重智生 スタイリング=田川 匠 文=安岡将文
photo : Tomoo Shoju(BOIL) styling : Takumi Tagawa text : Masafumi Yasuoka