
デニム好きなら見逃せないコレクションが、今季から始動したのをご存知だろうか? それが、〈ストーンアイランド〉の“デニム・リサーチ”。もちろん、自分にとって定番であり、自分好みのデニムって誰しもあると思うが、ちょっと洒落感に変化のついたデニムを楽しんでみるのもありでしょ。
デニムがこのブランドにはじめて登場したのは1984年。近年は展開を休止していたが、ブランドのルーツを見つめ直しながらも、新たな広がりを模索し、今季パワーアップして復活した。なかでもこのコレクションは、“独自開発の革新的なものから伝統的なものまで、過去と未来を繋ぐデニムの新たな可能性を提示する”、というもの。要は、デニムの楽しみ方をもっと広げたってわけ。ではどんなコレクションとなっているのか、その一部を紹介していこう。
[ストーンアイランド]STONE ISLANDワンウォッシュデニムジャケット12万1000円(ストーンアイランド/ストーンアイランドジャパン)染め方にこだわりを見せるブランドらしさが伝わる1着
オーセンティックなデニムジャケットとは一線を画す、ボタンを隠したソリッドなデザインが魅力。イタリア製の13.5オンスのデニムにワンウォッシュをかけており、同色のデニムパンツを合わせて、タフな印象に仕上げるのもかっこいい。

日本が誇る伝統的なセルビッジデニム生地を使ったロウデニムを採用した、レギュラーフィットのデニムパンツ。経年変化による個性豊かな表情を楽しむなら、やはりこの生地が最適。ガシガシ穿きこんで自分だけのデニムに仕上げて行くのは、デニム好きの楽しみでもある。

日本製ポリエステル糸とポリアミド糸を使って織り上げた、ブランドの定番素材のひとつ“DAVID-TC”を採用。インディゴ染料で製品染めを行うと同時に、撥水加工を加えることで実用性も付与。


ヨコ糸に中空構造を持つポリプロピレン、タテ糸にインディゴ染めのコットン糸を使うことで、糸の内部に光が反射し奥行きのあるあざやかなブルーを放つ、独自開発素材を採用。クラシックなデニムの表情を保ちつつ、従来のデニムよりも大幅な軽量化を実現した。テクノロジーとクラフトマンシップの融合が生んだ次世代の素材、たっぷりと堪能せよ!


インディゴ染めのコットン糸と白いポリエステル繊維を組み合わせて織ることで、独特の畝模様と立体感あるテクスチャーを生み出した、コーデュロイ素材。通常インディゴ染めには馴染みのない素材をあえて使うことで、ブランドの繊維に対する飽くなき挑戦を体現。秋冬素材の代表格でデニム色を楽しめるなら、見逃す手はなし!
INFORMATION
⚫︎ストーンアイランドジャパン
TEL:0120-988-943
写真=丸益功紀 スタイリング=田川 匠 文=八木悠太
photo : Kouki Marueki(BOIL) styling : Takumi Tagawa text : Yuta Yagi