話題のクルマを品定め!後席も走りも高評価! 〈ビー・エム・ダブリュー〉525 Li エスクルーシブ Mスポーツ

大切な人のために、後部座席もくつろげるクルマを選びたい、でもドライバーとしてしっかり走りも楽しみたい。そう思ったときに思い浮かぶのは、ミニバン? SUV? いや、そうじゃなくて、こんなにシックな選択肢もあるって、知ってました? 〈ビー・エム・ダブリュー〉から今年の4月に追加されていたのは、人気の5シリーズのロングホイールベース版! 525 Li エスクルーシブ Mスポーツだ。

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話題のクルマを品定め!後席も走りも高評価! 〈ビー・エム・ダブリュー〉525 Li エスクルーシブ Mスポーツ
5シリーズはいうまでもなく〈ビー・エム・ダブリュー〉の中核を担うモデル。そのヒエラルキーの上位に、フラッグシップとなる7シリーズが存在するのはご存知のとおり。しかし、この7シリーズが近年、かなり大きくなってしまった。それはそれでもちろん格好いい。けど、プレミアムブランドのドライバーズカーとしてはもちろんのこと、ショーファーカーとしての需要は変わらずあるのに、7は日本の道じゃ、サイズ的にちょっと扱いにくい……、と感じた日本の社長さん(?)は多かったよう。

で「以前の7シリーズのようなサイズのロングホイールベースモデルが欲しい」という顧客からの要望を受け、中国市場向けに生産されていた“Li”を、日本仕様にも展開した、というのがコレだ。

パワートレーンの展開としては、今回ご紹介する直列4気筒2ℓターボのガソリンエンジンにマイルドハイブリッドを組み合わせた525 Li エスクルーシブ Mスポーツと、i5、つまりBEVの2種類。ショーファーカーということで、特に静粛性を求めたのか、5シリーズでも人気のディーゼルの展開はなし。

しかし、実際に乗ってみると、運転席でも後席でも、このガソリンならではのフラットさと静けさ、そしてパワフルな加速の伸びがドンピシャにパッケージにマッチ! 長くなったボディだけど、トルク・パワーともに十二分だし、なんといってもお家芸のFRに加え、しかも電子制御のリアアクスル・ステアリングを採用していない(!)ことで、驚くほどナチュラルで心地のよいコーナリングと直進安定性のベストバランスを堪能することができてしまう。

話題のクルマを品定め!後席も走りも高評価! 〈ビー・エム・ダブリュー〉525 Li エスクルーシブ Mスポーツ
肝心の後部座席はなんと、専用設計となっている。より深く、ゆったりと座れるように改良をされているのだ。実際に座ってみると、通常の5シリーズよりもリクライニング感の強い、寝た感じのシートがかなり快適だし、ヘッドレストに備えられたクッションを首あたりにセットすれば、カラダもブレずに、いつのまにやら夢の中……、な~んてことになりそう。
ガソリンエンジンならではの静粛・制振性も手伝っているし、かなりゴージャスな装備が入って1000万円を切るプライスタグも魅力。

5シリーズを買うなら、是非こっちも視野に入れてみて。

気になるスペックは?

★DATA 〈ビー・エム・ダブリュー〉525 Li エスクルーシブ Mスポーツ
●全長×全幅×全高:5175×1900×1520㎜
●車両重量:1790㎏
●ホイールベース:3105㎜
●エンジン:2.0ℓ直列4気筒ターボ
●エンジン最高出力:140kW(190PS)/5000rpm
●エンジン最大トルク:310N・m/1500~4000rpm
●モーター最高出力:8kW(11PS)/6000rpm
●モーター最大トルク:25N・m/500rpm
●トランスミッション:8速オートマチック
●駆動方式:後輪駆動
●税込み価格:948万円

INFORMATION

●BMWカスタマー・インタラクティブセンター
TEL:0120-269-437

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文=今井優杏 text:Yuki Imai

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