ユーザーの反響が大きかった映画・海外ドラマ記事を再配信(記事初出時の配信日:2021年12月19日)。
『セルピコ』
製作年/1973年 原作/ピーター・マーズ 監督/シドニー・ルメット 脚本/ウォルド・ソルト、ノーマン・ウェクスラー 共演/ジョン・ランドルフ、ジャック・キーホー、ビフ・マクガイア
孤高の警官を熱演!
主人公セルピコは、犯罪を取り締まり、市民を守る夢を抱いてNYの警官になったイタリア系移民の息子。
『ゴッドファーザー』のスターとなったパチーノが、再び自身のルーツであるイタリア系の米国市民にふんした社会派劇。ここで演じるのは善良な警察官で、彼は法を遵守しようと奮闘するも、腐ったシステムの犠牲となっていく。顔つきがどんどんギラギラしてくるパチーノの姿は、不条理への怒りを如実に伝える。監督のシドニー・ルメットとは後に『狼たちの午後』でも組み、パチーノはここでもギラついた存在感を発揮。
『スカーフェイス』
製作年/1983年 監督/ブライアン・デ・パルマ 脚本/オリバーストーン 共演/ミシェル・ファイファー、F・マーレイ・エイブラハム、スティーブン・バウアー
狂犬のような姿に衝撃!
1980年、政治犯としてキューバを追われ、アメリカへやってきた青年トニー。米国市民として認められず、難民として生きることになった彼は、マイアミの裏社会に身を置き、持ち前の度胸のよさでのし上がっていく。ボリビアの麻薬王との取引をまとめ、マイアミに戻ってボスを抹殺。トニーはマイアミの暗黒街の頂点を極める。
1980年代のパチーノの代表作を挙げるならば、文句なしにコレ。1932年の犯罪映画の古典『暗黒街の顔役』をベースにして、異国アメリカで成り上がったギャングの成功と破滅を描く。パチーノが演じた主人公トニーは、とにかくエネルギッシュで、よく喋るし、よく暴れる。敵とみなした相手への攻撃にためらいがない、やりたいことをやりまくる狂犬のような姿は強烈。監督のブライアン・デ・パルマとは、この後、ギャング映画『カリートの道』でも組んでいる。
『セント・オブ・ウーマン/夢の香り』
製作年/1992年 製作・監督/マーティン・ブレスト 脚本/ボー・ゴールドマン 共演/クリス・オドネル、ジェームズ・レブホーン、ガブリエル・アンフォー、フィリップ・シーモア・ホフマン
盲目の役で、ついにオスカーを獲得!
全寮制の名門ハイスクールに入学した苦学生チャーリーは、帰省の旅費を稼ぐために、盲目の退役軍人の世話を引き受ける。ところが、この軍人フランクは、とんでもないヒネクレ者で、無遠慮に悪態を突き、周囲から疎まれていた。金のために辛抱強く彼につきあうチャーリーは、しだいにフランクの孤独を知り、理解を深めて信頼関係を築いていく。やがてチャーリーが放校の瀬戸際に追い込まれたとき、フランクが行動を起こし……。
7度めのアカデミー賞ノミネートにして、ついに受賞を果たしたパチーノの代表作のひとつ。彼が演じるフランクは身体的なハンデを負った頑固者で、周囲の誰にも心を開こうとしないが、赤の他人である欲のない高校生のひたむきさにふれ、一度は諦めた人生を再び歩もうとする。
『エニイ・ギブン・サンデー』
製作年/1999年 原案/ジョン・ローガン、ダニエル・パイン 監督・脚本/オリバーストーン 共演/キャメロン・ディアス、デニス・クエイド、ジェームズ・ウッズ、ジェイミー・フォックス
激アツな説教シーンに感動!
マイアミを本拠にするプロ・アメフトチーム、シャークス。シーズンの不振が続き、ヘッドコーチのトニーも悩みが尽きない。そんなチームの救世主となったのが、怪我で欠場したベテラン選手に代わりクォーターバックを務めた無名の若手選手ウィリー。その活躍により、チームは息を吹き返したかに見えたが、ウィリーが天狗になってしまったことで、チームの輪が乱れだす。プレーオフ進出を懸けた大事な試合の前に、トニーは何を訴えるのか!?
パチーノの出演作は多くに大演説シーンがあるが、本作のクライマックス前のシーンほどアツい説教があるだろうか? とにかく、このスポ根ドラマではヒロイン、キャメロン・ディアスを含めて誰もが声を張り上げ、自分の主張をアピールする。そのさまは肉食獣の咆哮のよう。パチーノふんするトニーは、年下の彼らを説き伏せるだけの人生経験を積んできた。彼の3分の長いセリフだけで、見る価値あり。監督のオリバー・ストーンは、『スカーフェイス』の脚本家でもある。
『アイリッシュマン』
製作年/2019年 原作/チャールズ・ブラント 製作・監督/マーティン・スコセッシ 脚本/スティーブン・ザイリアン 共演/ロバート・デ・ニーロ、ジョー・ペシ、レイ・ロマノ
オトコの悲哀を見事に演じた!
1950年代、しがないトラック運転手フランクはマフィアの仕事を引き受けたことで手柄を立て、全米トラック運転手協会の委員長ジミー・ホッファを紹介される。
鬼才マーティン・スコセッシによる実録ドラマ。パチーノは実在したホッファを演じ、『ゴッドファーザーPART2』『ヒート』に続いて、盟友ロバート・デ・ニーロと共演。彼扮するフランクとの葛藤は、本作の大きな見どころ。実在したホッファの死の真相は明らかになっていないが、本作で描かれるパチーノの熱演を見ると、これが正しいのでは……と思えてくる。この後、パチーノは同じく実録モノの『ハウス・オブ・グッチ』にも出演するが、ここでもファミリーをまとめきれなかった男の悲哀を体現。
⚫︎謎解き好きがハマる傑作ミステリー!
2090円(発行/日之出出版 発売/マガジンハウス)
2090円(発行/日之出出版 発売/マガジンハウス)
文=相馬学 text:Manabu Souma
photo by AFLO
![LDK (エル・ディー・ケー) 2024年10月号 [雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/61-wQA+eveL._SL500_.jpg)
![Casa BRUTUS(カーサ ブルータス) 2024年 10月号[日本のBESTデザインホテル100]](https://m.media-amazon.com/images/I/31FtYkIUPEL._SL500_.jpg)
![LDK (エル・ディー・ケー) 2024年9月号 [雑誌]](https://m.media-amazon.com/images/I/51W6QgeZ2hL._SL500_.jpg)




![シービージャパン(CB JAPAN) ステンレスマグ [真空断熱 2層構造 460ml] + インナーカップ [食洗機対応 380ml] セット モカ ゴーマグカップセットM コンビニ コーヒーカップ CAFE GOMUG](https://m.media-amazon.com/images/I/31sVcj+-HCL._SL500_.jpg)



