米国生まれのヴィンテージカーにはワイルドという言葉がぴったり! 今回のアメ車はド迫力なデザインだけでなく、爽やかな青色ボディが魅力のトランザム・ファイヤーバード。見た目にも『Safari』らしい1台に注目してみた。
子供の頃にはじめて見て以来、ずっと憧れの1台だったのが同モデル。当時はちょっとワルな人たちがこぞって乗っていたそう。「お金を持っているワルに好まれていたって感じ。あの頃は青山通りでトランザムとポルシェがゼロヨンをやっていたのをよく見たよ(笑)。
第2世代となる1971年式トランザム・ファイヤーバード。1977年に登場した通称イーグルマスクと呼ばれるエッジーなフロントマスクも人気だが、今回紹介する第2世代初期のフロントマスクの人気がやはり根強い。「1974年以降は排ガス規制によって次第にエンジンの馬力も下がってくるんだよ。そういう時代背景もあって、初期型の人気が高いってわけ。今の市場価格だと、これだけキレイな状態なら……1500万円って言われても安く感じちゃうかな?」。
全長約4.97mというアメ車の中ではコンパクトなサイズ感で、都内でも走りやすいという点も大きな魅力になっている。「スタイリングがちょっとヨーロッパっぽいんだよな~。色なんかもそう。それが独特な魅力に繋がっていると思うよ。でもいざ乗り込んだらメーターまわりのデザインと質感はしっかりアメリカンマッスルカーな感じに仕上がっている。
シートからフロア、ルーフの内張りに至るまで、ブルーで統一された内装も実に個性的。「濃いブルーと明るいブルーがあるんだけど、こちらは前者。こんな色使いした車なんて、日本ではありえないよ(笑)。ミッションはマニュアルに載せ替えているんだけど、クラッチが軽いなぁ。トルクがあるから4速あれば十分だよ」。とにかくどこを取っても最高に格好いいと太鼓判を押すIKURAさん。「オレのトランザムもそろそろ仕上げないと……。アメ車って、女性と一緒で自分なりのクルマに仕上げるためにちゃんと手を入れないと面白くない。とはいえ5月のアメフェスで展示するつもりなんだけど……間に合うかな(笑)」
これまで300台以上のクルマを乗り継いできた生粋のカーマニア。日本最大級のアメリカンカスタムカルチャーの祭典“アメフェス”の主催者としても有名。
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INFORMATION
※『Safari』4月号186~187ページ掲載
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写真=瀬田秀行 文=安岡将文
photo : Hideyuki Seta text : Masafumi Yasuoka
cooperation : Luminox, Deus Ex Machina,Digna Classic,Bonny Port
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