今週末は、この映画に胸アツ!映画『ブルームーン』 180cm近いイーサン・ホークが150cmの伝説的作詞家を演じた驚きの方法とは?

 

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今年もそろそろアカデミー賞が近づいてきた。ハリウッドで長く第一線で活躍し、誰もが実力を認めるスターでも、オスカー無冠の人はかなりいる。
イーサン・ホークもその一人だろう。そんなイーサンが今年、3度目の主演男優賞ノミネートを果たしたのが本作。ライバルも強力だが、結果は3月16日(日本時間)にわかる。

『ブルームーン』でイーサン・ホークが演じたのは、作詞家のロレンツ・ハートだ。一般的には“誰それ?”かもしれないが、アメリカのショービジネスの歴史では、まぎれもないレジェンド。タイトルにもなった「ブルームーン」をはじめ、「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」など誰もが耳にしたことのある数々の名曲を送り出し、ブロードウェイのミュージカル作品も多数手がけた。そのハートには、作曲家のリチャード・ロジャースという盟友のパートナーがいて、“ロジャース&ハート”のコンビ名も語り継がれている。この映画は、リチャード・ロジャースが、別の作詞家オスカー・ハマースタイン2世と組んだ新作ミュージカルの開幕の一夜が描かれる。ハートにとっては、盟友が他の才能に奪われたかたち。しかもその新作『オクラホマ!』が大絶賛を受け、ちょっとした屈辱も味わっている。そのような状況で、イーサン・ホークがみせる複雑な感情表現。そこに多くの人が切なく共感するのは必至……というわけだ。

  
ロレンツ・ハートはアルコール依存に悩まされ、恋愛関係は奔放。映画の背景となるのは、ブロードウェイ劇場街にある有名レストラン&バーのサーディース。ハートが酒を飲みまくり、自我をあらわにしていく流れがドラマティックだ。身長が150cmほどだったというハートは、マーガレット・クワリーが演じるヒロインと並ぶと、明らかに小さい。しかしイーサン・ホークは180cm近い。なんとセットの床に穴を作ったりして、その身長差を表現しているのだ。イーサンも演技で身長を低く見せたりと、細かいテクニックを駆使。監督は『ビフォア』シリーズ3部作や『6才のボクが、大人になるまで。』などでイーサンと組んだリチャード・リンクレイターなので、全編に監督と主演俳優の信頼感がみなぎっている。今年の主演男優賞の予想は、ティモシー・シャラメ、あるいはマイケル・B・ジョーダンあたりが優勢。しかし時としてサプライズも起こるオスカーなので、イーサンの逆転受賞にも期待を!

『ブルームーン』公開中
原案/ロレンツ・ハート、エリザベス・ウェイランド 監督/リチャード・リンクレイター 脚本/ロバート・カプロウ 出演/イーサン・ホーク、マーガレット・クアリー、ボビー・カナベイル、アンドリュー・スコット 配給/ロングライド
2025年/アメリカ/上映時間100分

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文=斉藤博昭 text:Hiroaki Saito
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