女性たちの大活躍が痛快なシスターフッド映画5選!

  

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『ローラーガールズ・ダイアリー』
製作年/2009年 監督/ドリュー・バリモア 出演/エリオット・ペイジ、マーシャ・ゲイ・ハーデン、クリステン・ウィグ

倒れても這い上がるパワフルな姿に感動!
17歳の少女ブリス(エリオット・ペイジ)はテキサスの田舎町でくすぶった毎日を送っている。そんな中、店で手にした一枚のチラシに導かれるように観戦したのは『ローラーダービー』。
女性選手たちのパワフルな存在感と大迫力のプレーに大熱狂した彼女は、ダメもとで受けた新人テストで思わぬ疾走力が評価され、ベーブ・ルースならぬ選手名”ベーブ・ルスレス(非情)”となって新たな自分を踏み出すことに……。

小柄で引っ込み思案な主人公が、大好きなことを全力で楽しむ先輩メンバーの生き方に魅了されながら、ぶつかっても簡単には倒れないたくましさを獲得していくスポーツドラマ。流血や青アザなんて当たり前。それぞれが持ち前の個性を発揮し、チームが負けてもメンバーが落ち込んでいても、絶対にお互いの味方であり続ける。そんな固く結ばれた友情に胸が熱くなる!俳優としてもお馴染み、ドリュー・バリモアの型にはまらない自由で豪快な演出が楽しくて爽やかな秀作。
   

 

女性たちの大活躍が痛快なシスターフッド映画5選!


『ピッチ・パーフェクト』
製作年/2012年 監督/ジェイソン・ムーア 出演/アナ・ケンドリック、レベル・ウィルソン、アンナ・キャンプ

笑いと友情いっぱいのハーモニーが響き渡る
人と関わることが少し苦手なベッカ(アナ・ケンドリック)の唯一の関心事は音楽。その知識と感性を活かし、入学したての大学の校内ラジオ放送局ではCD棚整理を任されている。だがある日、ひと気のないシャワー室で何気なく響かせた歌声をきっかけに女性アカペラグループ『バーデン・ベラーズ』の猛烈な誘いを受け、個性豊かなメンバーと全国大会を目指すことになるのだが……。

魅力あふれる若手キャストと大学アカペラという画期的な組み合わせで、映画興行はもとよりサントラも驚異的なヒットを記録した痛快コメディ。キャスト全員が一丸となってブートキャンプで歌とダンスを鍛え上げただけあり、いわば嘘のない友情と絆と躍動が活写されている様がたまらない。懐かしのジョン・ヒューズ監督の名作『ブレックファスト・クラブ』(1985年)の引用も重要なポイント。世間のステレオタイプや自ら身にまとった殻を突き破り、いかに唯一無二の自分を発揮できるか。
熱狂のステージで胸を射抜かれつつ、かくも時代を超えた普遍的テーマが鮮やかに響き渡る一作だ。
   

 

女性たちの大活躍が痛快なシスターフッド映画5選!


『エンジェル・ウォーズ』
製作年/2011年 監督/ザック・スナイダー 出演/エミリー・ブラウニング、ジェナ・マローン、アビー・コーニッシュ

VFX満載のビジュアルワールドが大暴れ!
『300<スリー・ハンドレッド>』(2007年)や『ジャスティス ・リーグ』(2017年)で知られるザック・スナイダー監督が手がけた奇想天外なアクション・ファンタジー。最愛の母の死後、深い悲しみに暮れる娘は、義父の策略で無理やり精神病院へ入院させられる。院内には無数の女性患者たちの姿。その中の幾人かは、治療の一環として広間のステージで何かの役を演じ続けているようだ。やがて”ベイビードール”と呼ばれるようになった主人公の脳内では、妄想と現実の壁が脆く溶け落ち、5人の女性が一丸となって戦いながらアイテムを探す壮大なアドベンチャーが始まっていく……。

ある時は巨大なサムライをカッコよく一刀両断し、またある時は城の中のドラゴンや列車内のおびただしいロボット軍団と死闘を繰り広げる。これらどこまでも豪快で躍動的な勇姿が、地獄のような現実で自由を渇望する彼女たちの精神的メタファーでもあるのが面白いところ。随所にジャパンカルチャーの影響も密に織り込まれた、息もつかせぬ鮮烈なビジュアルワールドを味わいたい。
   

 

女性たちの大活躍が痛快なシスターフッド映画5選!


『オーシャンズ8』
製作年/2018年 監督/ゲイリー・ロス 出演/サンドラ・ブロック、ケイト・ブランシェット、アン・ハサウェイ

一人ひとりのスキル&才能が大胆に絡み合う!
犯罪スペシャリスト集団『オーシャンズ』の首領、ダニー・オーシャンを兄に持つ妹デビー(サンドラ・ブロック)を主人公にしたスピンオフ映画。とある理由で数年間の刑務所暮らしを余儀なくされた彼女は、表向きはすっかり更生したかに見えて、その実、兄譲りの知略で世間をあっと言わせる犯罪計画を着々と練り上げてきた。今がその決行の時。
出所した初日から、相棒のルー(ケイト・ブランシェット)とさっそく合流し、最高の腕を持った女性たち一人一人に声をかけ始め……。

今回のターゲットはメトロポリタン美術館で開催されるファッションの祭典『メットガラ』にお目見えする1億5千万ドルの宝石だ。当然、周囲には超厳重な監視体制が張り巡らされるも、この不可能を見事に打ち破るのが本シリーズの醍醐味。デザイナー、宝石職人、スリ、凄腕ハッカーをはじめ、全員の才能が歯車のように噛み合わさり、精密さと大胆不適さで成功を引き寄せていく様がたまらない!本家に負けないクールで小気味よい一作。
   

 

女性たちの大活躍が痛快なシスターフッド映画5選!


『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒』
製作年/2020年 監督/キャシー・ヤン 出演/マーゴット・ロビー、ユアン・マクレガー、メアリー・エリザベス・ウィンステッド

スーパーヒロイン集団の結成秘話とは!?
DCユニバースのお馴染みキャラ、ハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)を主軸にした一作。恋人ジョーカーと別れたばかりのハーレイは、失恋の痛みを乗り越えようとする中、失われたダイヤをめぐって4人の女性たちと巡り合う。当初は敵対していた彼らだが、いつしか一致団結し、暗黒街の犯罪王ブラック・マスク(ユアン・マクレガー)に立ち向かうことに……。

前作『スーサイズ・スクワッド』(2016年)では見せ場の少なかったハーレイを、演者のマーゴット・ロビーが自らプロデューサーとなって掘り下げた一作。彼女だけでなく、ゴッサム市警のレニー、超音波を発する歌姫ダイナ、謎の暗殺者ヘレナ、スリの名手カサンドラなど、複雑な事情を抱えた女性たちが絡み合うことでスーパーヒロイン集団"バーズ・オブ・プレイ"が形を成していく様は高揚感たっぷり。脚本家や監督に抜擢された気鋭クリエイターらも含め、女性たちによる爽快で骨太な共闘ムービーに仕上がっている。

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2090円(発行/日之出出版 発売/マガジンハウス)

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文=牛津厚信 text:Atsunobu Ushizu
photo by AFLO

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