宛先ポート番号では、Webカメラなどに使用される「23/TCP」が21.7%を占め、Windowsサーバサービスに使用される「445/TCP」(4.8%)、Webサーバ(HTTP)およびIoT機器(管理画面)に使用される「80/TCP」(3.9%)、モバイルルータやSSH認証サーバに使用される「22/TCP」(3.8%)と続いた。
2017年には、トップ10のポートが全体の半数以上を占めていたが、2018年は46%に減少している。Telnet「23/TCP」を狙った攻撃パケット数が548億パケットから294億パケットへと大きく減少したことが理由としている。その他のポート(Other Ports)の占める割合は全体の半数以上を占めるが、IoT機器で使用されるポート(機器のWeb管理インタフェース用ポートやUPnP関連ポート、機器に固有のサービス用ポートなど)が多数含まれており、それらのポートを合わせると、全体の約半数がIoT機器で動作するサービスや脆弱性を狙った攻撃になるという。