宛先ポート番号では、WebカメラなどのIoT機器に使用される「23/TCP」が24.2%を占め、Windowsサーバサービスに使用される「445/TCP」(5.4%)、モバイルルータやSSH認証サーバに使用される「22/TCP」(3.5%)、Webサーバ(HTTP)およびIoT機器(管理画面)に使用される「80/TCP」(3.2%)と続いた。
トップ10のポートが全体に対する割合は、2018年の46%から2019年は49%へとわずかに増加した。その原因は、Telnet「23/TCP」を狙った攻撃パケット数が294億パケットから364億パケットへと大きく減少したことが理由としている。その他のポート(Other Ports)の占める割合は全体の半数以上を占めるが、IoT機器で使用されるポート(機器のWeb管理インタフェース用ポートやUPnP関連ポート、機器に固有のサービス用ポートなど)が多数含まれており、それらのポートを合わせると、全体の約半数がIoT機器で動作するサービスや脆弱性を狙った攻撃になるという。