独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月21日、ScanSnap Manager のインストーラにおける DLL 読み込みに関する脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。三井物産セキュアディレクション株式会社の東内裕二氏が報告を行っている。
影響を受けるシステムは以下の通り。

・ScanSnap Manager
ScanSnap Manager V7.0L20 よりも前のバージョンのインストーラ

・ソフトウェア ダウンロードインストーラー
WinSSInst2JP.exe および WinSSInst2iX1500JP.exe よりも前のインストーラ

JVNによると、富士通株式会社が提供する ScanSnap Manager のインストーラにはDLL を読み込む際の検索パスに問題があり、同一ディレクトリに存在する特定の DLL を読み込んでしまう脆弱性(CWE-427)が存在し、インストーラを実行している権限で、任意のコードを実行される可能性がある。

JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新のインストーラを使用すること、及びインストーラを実行する際には、インストーラと同じディレクトリに不審なファイルがないことを確認するよう注意を呼びかけている。

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