駒澤大学は4月25日、情報セキュリティ強化に関する具体的実施項目を公表した。

 セキュリティ強化は「迷惑メール対策」「ランサムウェア対策」「サイバー保険加入」の大きく3項目に分かれ、迷惑メール対策では、DMARC、DKIM等の技術を活用し、より高度なフィルタリングを実施するという。
ランサムウェア対策は、不可逆的なバックアップシステムや感染経路を特定するソリューションの導入を検討しているという。サイバー保険は加入済みであり、損害賠償責任や復旧費用などをカバーし、事業継続の支援にあてるという。

 東海大学は4月17日に不正アクセスを受けランサムウェアに感染したと発表している。複数の Web サイトやメールなどのシステムが利用できない状況となっており学生や教職員、そして大学運営に重大な影響が及んでいる。個人情報を扱うWebサービスや、金融や決済サービスと同様に、今後大学にも適切なセキュリティ対策がこれまで以上に求められる。

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