LINEヤフー株式会社は6月5日、東南アジア・東アジアで流行している偽LINEインストーラーの解析結果について、LINEヤフー Tech Blogで発表した。脅威情報分析対応チームのセキュリティエンジニア首浦大夢氏が執筆している。
偽LINEインストーラー「maline」はトロイの木馬に属するマルウェアで、2023年頃から確認されていたが、最終ペイロードが変化しているのを観測している。その中でValleyRATと呼ばれるRAT(Remote Access Trojan)を配布する検体について、同記事では解析を行っている。ValleyRATは、Silver Fox APTと呼ばれる脅威アクターが2023年頃から利用しているRATで、同記事では、ValleyRATがどのようにmaline経由で配布されるかについて解説している。
また、アクターが利用しているValleyRATを配布するC2サーバに関して、解析検体に記述されていたIPアドレスをもとに、シェルコードを配布するポートについてcensysで調査を続けて判明した特徴をもとにの特定を行っている。
同記事によると、本検体による攻撃対象は中国語話者であると見られ、主に東南アジア・東アジアで観測されており、現時点では日本語による検索でmalineをインストールすることを目的とした偽サイトはヒットしないが、対策として正規のサイトからのダウンロードを推奨している。
偽LINEインストーラー「maline」はトロイの木馬に属するマルウェアで、2023年頃から確認されていたが、最終ペイロードが変化しているのを観測している。その中でValleyRATと呼ばれるRAT(Remote Access Trojan)を配布する検体について、同記事では解析を行っている。ValleyRATは、Silver Fox APTと呼ばれる脅威アクターが2023年頃から利用しているRATで、同記事では、ValleyRATがどのようにmaline経由で配布されるかについて解説している。
また、アクターが利用しているValleyRATを配布するC2サーバに関して、解析検体に記述されていたIPアドレスをもとに、シェルコードを配布するポートについてcensysで調査を続けて判明した特徴をもとにの特定を行っている。
同記事によると、本検体による攻撃対象は中国語話者であると見られ、主に東南アジア・東アジアで観測されており、現時点では日本語による検索でmalineをインストールすることを目的とした偽サイトはヒットしないが、対策として正規のサイトからのダウンロードを推奨している。
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