損害保険ジャパンへの不正アクセス、顧客や代理店のデータが漏えいした可能性を否定できず
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　損害保険ジャパン株式会社は6月11日、4月25日に公表した同社システムへの不正アクセスについて、続報を発表した。

　同社では4月21日に、社内のWebシステム（各種指標管理を主としたサブシステム）への第三者からの不正アクセスを確認しており、調査を行っていた。


　専門業者によるフォレンジック調査の結果、4月17日から4月21日までの期間、外部から侵入した第三者が顧客に関する情報にアクセスできる状態になっていたと推測され、外部に漏えいした可能性が否定できないことが判明している。

　外部から閲覧されたおそれ、または漏えいの可能性があるデータは下記の通り。なお、当該件数には重複している可能性のあるデータも含まれている。また下記以外に、同社のデータベースと照合しなければ個人を特定することができない、証券番号や事故番号のみのデータが約844万件ある。

・顧客関連のデータ
「氏名」及び「連絡先」及び「証券番号」が記載されたデータ：約337万件
「氏名」及び「証券番号」が記載されたデータ：約187万件
「連絡先」及び「証券番号」が記載されたデータ：約119万件
上記以外（氏名のみ、住所のみなど）が記載されたデータ：約 83万件

・代理店関連のデータ：約178万件

　同社では対象の顧客に順次、個別に連絡を行う。

　同社では不正侵入の検知後にWebシステムを停止し、ネットワーク遮断等の初動対応を実施しており、他システムへの影響がないことも確認している。

　同社では既に、他システムに同様の脆弱性がないことを確認済みで、Webサイトの不正アクセスの監視強化を行っているとのこと。

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