株式会社帝国データバンクは6月19日、「サイバー攻撃に関する実態調査(2025年)」の結果を発表した。

 同調査は5月19日から5月31日に、全国2万6,389社を対象にインターネット調査を実施し、1万645社から得た有効回答を結果をまとめたもの。


 同調査で、過去にサイバー攻撃を受けたことがあるか尋ねたところ、受けた(可能性がある場合も含む)ことが「ある」回答した企業の割合は32.0%で、過去に受けたことが「ない」企業は52.4%、「分からない」企業は15.6%であった。

 規模別で見た場合、「大企業」が41.9%、「中小企業」が30.3%、うち「小規模企業」が28.1%で、「大企業」のサイバー攻撃を受けている割合が全体より約10ポイント高い結果となった。

 サイバー攻撃を「1ヶ月以内に受けた(可能性がある場合も含む)」企業は全体で6.7%で、「中小企業」は6.9%、うち「小規模企業」は7.9%であった。「1ヶ月以内に受けた(可能性がある場合も含む)」と回答した「中小企業」と「小規模企業」の割合は「1年以内の他の期間に受けた」とする回答より高く、足元で中小企業のサイバー攻撃に対するリスクが急速に高まっていると指摘している。

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