医療機器・病院設備等の販売を行う株式会社三笑堂は6月13日、5月15日に公表した同社への不正アクセスについて、調査結果を発表した。

 同社では5月15日に、外部からのランサムウェア攻撃で社内システムサーバのデータが暗号化される被害があり、当該サーバのネットワーク遮断等の初期対応を行うとともに、外部専門家と連携しシステムの復旧、影響範囲の特定、原因の特定、不正アクセスのあった情報の精査を行っていた。


 調査結果によると、外部からの不正アクセスで一部アカウントが侵害され、ランサムウェアによるデータの暗号化とシステム停止が発生したが、取引先や個人情報が保管されたサーバにはデータ流出の直接的な痕跡はなく、現時点で顧客および取引先の個人情報・機密情報の外部流出は確認されていない。

 同社では、影響のあったサーバ等について切離しを行い、別の環境でバックアップデータの復元を行い稼働している。また、サーバ及びパソコン全台のパスワード変更とウイルスチェックを行い、常にセキュリティ監視されている環境下で運用を行っている。

 同社では引き続き外部専門家の協力を受けながら、情報セキュリティ管理室を新たに設置し、継続的に情報セキュリティ管理を行うとのこと。

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