Okta Japan株式会社は6月24日、AIエージェントのセキュリティ強化を支援する新しいプロトコル「Cross App Access」を発表した。

 OAuthの拡張として設計された「Cross App Access」は、エージェント主導の連携とアプリ間の連携に対し、どのアプリが接続しているのか、AIエージェントがどの情報にアクセスできるのかITチームの判断を可能にする。


 Oktaは独立系ソフトウェアベンダー(ISV)と協力し、2025年第3四半期に一部のOkta Platform顧客向けの機能として「Cross App Access」を提供予定で、ISVのエンタープライズ顧客は自社のAIツールを他のアプリやデータと効果的に接続でき、繰り返し表示される認可同意画面を排除することで、エンドユーザーにシームレスな体験を提供する。さらに、エージェントのアクセスを管理することで、セキュリティとコンプライアンスを向上させることが可能になる。

 Okta Platformのチーフプロダクトオフィサー Arnab Bose氏は「Cross App Access により、Oktaはエンタープライズ全体におけるエージェントの連携に対して監視と制御を提供できることを嬉しく思います。プロトコルは、それを支えるエコシステムがあってこそ力を発揮するものです。私たちはソフトウェア業界全体と協力し、すべてのアプリに対する安全かつ標準化されたアクセスをエージェントに提供することに尽力していきます。」とコメントしている。

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