Okta Japan株式会社は7月2日、オンラインツール「JWT.io Debugger」を大幅にアップデートしたと発表した。今回、日本語版も新たに公開している。


 OktaのAuth0が提供する「JWT.io Debugger」は、JSON Web Token(JWT)のデコード、検証、生成を行うためのオンラインツール。JWTは、認証や情報のセキュアなやり取りに広く使われているオープン標準で、特にAPI認証やセッション管理などの分野で多用されている。

 「JWT.io Debugger」は今回の大幅なアップデートで、UI/UXや機能性の向上、最新の開発ツールやアーキテクチャを採用し、JWT操作の体験を向上させている。JWTデバッガーツールを「JWTデコーダー」と「JWTエンコーダー」の2つの主要ウィジェットに分割し、それぞれのウィジェットが専門の役割を担うことで、エラー処理やユーザーフィードバックが大幅に向上している。

 「JWT.io Debugger」のアップデートによる特徴は下記の通り。

・JWTデコーダー
JWTトークンを入力し、ヘッダーやペイロードをデコード
時間関連のクレーム(例:exp、iat)を人間が読みやすい形式で表示
署名の検証機能を搭載し、シークレットや公開鍵(PEMまたはJWK形式)に対応
エラーが発生した場合、詳細な説明と解決策を提示

・JWTエンコーダー
ヘッダーとペイロードのJSONオブジェクトを入力して、新しいJWTを生成可能
シークレットや秘密鍵での署名に対応(UTF-8やbase64urlエンコードに対応)
デコーダーとのシームレスな同期

・共通の新機能
入力内容のコピーやクリアが簡単に行えるユーティリティボタンを搭載
視覚的にもわかりやすいエラーメッセージを表示

・モダンなサイトアーキテクチャへの移行
TypeScript + Next.jsスタックを採用し、開発スピードと安定性を向上
URLクエリパラメータからURLフラグメントへの移行
日本語版の追加

・新しいデザインとテーマオプション
ダークテーマとライトテーマをサポート
開発者向けに最適化されたシンプルかつ効率的なUIを提供
ピッカー機能でエンコード形式や鍵の形式選択が容易に

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