シヤチハタ株式会社は7月31日、音響認識技術を活用した新ソリューション「Shachihata Media Tag」のベータ版の提供を9月1日から開始すると発表した。

 「Shachihata Media Tag」は、悪意のある切り取りや動画編集による音声・動画の真正性を源から確立し、流通後の加工・改ざんの高精度な検証を可能にするソリューションで、エヴィクサー株式会社の音響認識技術「音響透かしと音響フィンガープリントを用いた偽・誤情報対策クラウドシステム」を活用している。


 「Shachihata Media Tag」の機能は下記の通り。

・音響透かし入りコンテンツ生成機能
マスターとなる動画または音声コンテンツの「音声部分」に、人間の耳には聞こえない独自の音響透かしを埋め込み、「しるし」として真正性の証拠を付与する。

・偽・誤情報判定機能機能
照合対象となる動画・音声コンテンツの「音声部分」が、マスターコンテンツと同一であるか、加工・改ざんされていないかを高精度で判定する。さらに、独自のダブルチェックメカニズムで「マスターコンテンツとの特徴点照合」に加え、「流通前に埋め込んだ音響透かしの検出」を行うことで、二重の検証による極めて高い真正性を実現する。

 「Shachihata Media Tag」は2026年1月から本格的に提供開始を予定している。

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