同調査で、最近1年間で不安を感じた事件・事故について尋ねたところ、「あおり運転や逆走などの交通トラブル」が34.0%で最多となり、「闇バイトによる強盗」が33.8%、「水道管など社会インフラの老朽化」が27.8%、「空き巣などの住宅侵入」「フィッシング詐欺」がともに26.4%で続いた。
犯罪被害にあわないために日常的に防犯対策を講じているかを尋ねたところ、63.8%が「防犯対策をしていない」と回答し、その理由として「具体的な対策方法が分からないから」(36.7%)、「費用がかかるから」(20.4%)、「今まで危険を感じたことがないから」(16.6%)等が挙げられた。
セコムIS研究所 リスクインテリジェンスグループ 研究員の濱田宏彰氏は「「フィッシング詐欺」(26.4%)、「特殊詐欺や投資詐欺、ロマンス詐欺」(17.6%)も認知件数や被害額が近年増加傾向にあり、今後、社会不安の主要因になると考えられるため注意が必要です。」とコメントしている。