多くの組織ではこれまで、好みのエンドポイントソリューションと高度なエクスポージャー管理機能のどちらかを選択する必要があったが、「Trend Vision One」と「Microsoft Defender for Endpoint」が統合することで、この分断が解消されるという。
「Trend Vision One」と「Microsoft Defender for Endpoint」の統合で、Defenderのテレメトリが直接「Trend Vision One」環境に取り込まれ、エンドポイント製品を切り替えることなく、トレンドマイクロのセキュリティインサイトとツールの活用が可能となる。複数のプラットフォームにわたる可視性を統合することで、リスク管理の簡素化、インシデント対応の迅速化、運用効率の向上を実現する。
Defender環境で利用可能になった「Trend Vision One」の主な機能は下記の通り。
・統合されたアセットの検出とリスク可視化では、デバイス、アイデンティティ、クラウド資産、APIを継続的に発見・監視し、管理されていないシステムやサードパーティのシステムも含めて単一のビューで把握可能に。
・セキュリティ体制と構成管理では、環境全体のセキュリティ設定や構成を自動的に評価し、コンプライアンス上の不足を特定し、実行可能な是正推奨を受け取ることが可能に。
・スマートなリスクの優先順位付けと脅威予測では、単純なリスクスコアを超えて、資産の重要性、インフラの露出度、ビジネスへの影響を考慮。
・自動化された緩和では、組み込みのセキュリティプレイブックやAIに基づくワークフローを活用して是正処理を自動化し、対応時間を短縮するとともに手作業による負担を軽減。