日本銀行金融研究所は9月8日、情報セキュリティ・セミナー「地図で見るサイバーセキュリティ」を10月1日に開催すると発表した。

 サイバー空間はこれまで、物理空間とは独立した空間として認識されていたが、国家間の対立や紛争を背景とした地政学リスクに起因するサイバー攻撃が増加するなど、物理空間におけるリスクがサイバー空間に与える影響は少なくないことが明らかになってきている。
また、サイバー攻撃を観測することで攻撃の地理的傾向を可視化する研究も進められている。

 同セミナーでは、物理空間とサイバー空間の関係に焦点を当て、サイバー攻撃の地政学リスクとの関係や地理的傾向について、東京海上ディーアール株式会社 主席研究員の川口貴久氏と情報通信研究機構(NICT)サイバーセキュリティ研究室 室長の笠間貴弘氏が最新動向を解説する。

・概要
日時:10月1日14:30-16:00
開催形態:オンライン開催(Cisco Webex Webinarsを利用)
申込締切:9月24日
申込:https://imes-seminar.rsvsys.jp/reservations/event/12

・プログラム
講演1(14:30-15:15)「サイバー空間と地政学リスク」
川口貴久氏(東京海上ディーアール株式会社 主席研究員)
 ウクライナ戦争や台湾海峡をめぐる潜在的紛争を例に、物理インフラ層に焦点を当てたサイバー空間の地政学的リスクを紹介。

講演2(15:15-16:00)「大規模攻撃観測から読み解くサイバー攻撃の地理的傾向と最新動向」
笠間貴弘氏(情報通信研究機構(NICT)サイバーセキュリティ研究室 室長)
 NICTサイバーセキュリティ研究室における大規模なサイバー攻撃観測で得られた観測データに基づき、最新のサイバー攻撃の傾向や代表的な事例について紹介。

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