独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月15日、複数のRSUPPORT製品における安全でないDLL読み込みの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。吉田英二(Eiji James Yoshida)氏と英利雅美氏が報告を行っている。
影響を受けるシステムは以下の通り。

・CVE-2025-26859
RemoteView PCアプリケーションコンソール 6.0.2より前のバージョン

・CVE-2025-26860
RemoteCall Agent プログラム(サポートをする側(オペレーター))5.1.0より前のバージョン

・CVE-2025-26861
RemoteCall Agent プログラム(サポートをする側(オペレーター))5.3.0より前のバージョン

 RSUPPORT株式会社が提供する複数の製品には、攻撃者によって細工されたDLLを特定のフォルダに格納された場合、任意のコードを実行される可能性がある複数の脆弱性が存在する。

・RemoteView PCアプリケーションコンソールにおけるファイル検索パスの制御不備(CVE-2025-26859)

・RemoteCall Agent プログラム(サポートをする側(オペレーター))におけるファイル検索パスの制御不備(CVE-2025-26860、CVE-2025-26861)

 製品開発者は2017年に、本件の対策を行った下記バージョンをリリースしている。なお、自動アップデートの仕組みにより常に最新バージョンにアップグレードされるため、ユーザー側での操作は不要。

 また、CVE-2025-26859の影響を受ける「RemoteView PCアプリケーションコンソール」は、2023年1月31日にサービスが終了している。

・CVE-2025-26859
RemoteView PCアプリケーションコンソール 6.0.2

・CVE-2025-26860
RemoteCall Agent プログラム(サポートをする側(オペレーター))5.1.0

・CVE-2025-26861
RemoteCall Agent プログラム(サポートをする側(オペレーター))5.3.0

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