一般社団法人JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月5日、理事の早貸淳子氏が2025年12月27日に逝去したと発表した。

 早貸氏は1984年に法務省に入省し、外務省、経済産業省等での経験を通じ、電子署名認証業法、電子商取引法制などの法制度と情報化の基盤整備に貢献。
その後、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)セキュリティセンター長を務め、2006年にはJPCERT/CCの常務理事に就任し、インシデント対応の中核を担っていた。

 また早貸氏は、多くの組織がサイバーインシデントを認識していないころからインシデント対応の組織的な対応の重要性を強く訴えてCSIRTの普及に尽力し、今日における各組織のCSIRTが国際的に連携して脆弱性やインシデントに対応する体制の基礎を形作った一人で、2015年に経済産業大臣賞、2012年に情報セキュリティ文化賞を受賞している。

 JPCERT/CC 代表理事の菊池浩明氏は「早貸氏が残された多大なご功績とサイバーセキュリティ対策の志を受け継ぎ、私たちは今後も日本のサイバーセキュリティの発展に尽力してまいります。」とコメントしている。

 なお、早貸氏の遺族の意向で、お別れの会は近親者のみで執り行っており、弔問、香典、供花、供物等の儀は辞退するとのこと。

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